口が大きいとは思えないリュウグウ・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

以前はオセザキリュウグウと呼ばれていたウミウシ

オオクチリュウグウ

うーーーん
ボクは結構オセザキリュウグウという名前が好きでしたが。。。


写真を見ると、口触手に該当するのかな、口の左右に大きな器官が見られます。

これが要するに「オオクチ」に見える由来ですね。


P5310189.jpg

それにしても学名が見事に割れてますね。。。

ウミウシをダイビングの最中に観察して楽しむという人であれば和名で十分ですが、
ボクのように少しでも学術的に捉えるタイプですと、

結構重要なのが学名。

ロボアストラ・テンタクラータ
ティランノドーリス SP


誤同定とか何とかいうレベルでなく、これじゃ全くの異物ではないか???

(苦笑).



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コハナイバラという稀種・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

スゴイ稀種というわけでもないんですが、コハナイバラという季節物がおりまして、
先日の宮川湾で見つけました。

見つけるというより出すという感じが多いですが、もし見つけるとするとホストは何なのだろう・・・・・

コケムシだとは思いますが、コケムシにも色々とタイプがあるし、
同じイバラ属でも違った性質のコケムシをエサにしますからね。

ムツイバラやシロイバラ、ましてやヒロなどとは発見する環境が違うのは確かです。


P6110122.jpg

ボクはこれを見るとすぐにイメージするものがあります。

それは、ご飯のお供「ふりかけ」です。

卵ふりかけ・・・・・

黄色や黒が卵やノリに見えてしまいます。
^o^;


と、バカな話はいいとして、春から初夏に見られる種ですね。
季節限定な感じが致します。

ハナサキヒメイバラ
セスジイバラ
アミメイバラ
オニイバラ

このあたりも出てくれないかなぁ・・・・・


ネコジタ科は大好きです。




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ナカユクイは攻めごたえがあるところです・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

今回も今川さんと万座ボート

ウミウシハンターズに来て下さるゲスト様もご一緒。
沖縄で会うとなんだか不思議な感じがします。
(笑)


ボクが今回も押して「ナカユクイ行きましょう」と・・・・・

やはり行って大正解でした!!


出物自体の数は多くありません。
ペシペシしても空振りがとても多い昨日でしたが、
出たものはそれなりに良かったと思います。

まっ、大抵がエンビキセワタ、ヒシモンエンビキセワタ、他ミドリガイ
でしたが (笑)


今川さんはツヅレのヘンテコさんを出して、
キヌハダの仲間も出してました。


ボクの昨日の良い出物はこれ


P6140130.jpg

ソコドウミコチョウ

写真を撮ってて「変な模様だなー」
「なんか違うぞー」
という風には思ってましたが、初物でした (笑)


沖縄では記録がない筈だという今川さん・・・・・

それがホンマなら余計嬉しいです。^o^



他に、
シロウミコチョウ、トウモンウミコチョウ、クロフチウミコチョウ、
ヒャクメ、シロハナガサだかホクヨウのSP、エトセトラ・・・・・


ナカユクイのためにボートチャーターをしようかなと思います。
参加ご希望の方はお気軽にお問い合わせ下さい。



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コガネマツカサの分類・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

コガネマツカサという種がおりまして、
この種も春から夏に見られるという感じでしょうか。

ガヤ類に着生し、一度着くと余程のことがない限り
そこから移動せず、産卵までして一生を終えます。


先ずは写真


P6110050.jpg

これは温帯域でも伊豆半島以北のようでして、
伊豆半島といっても西伊豆ではナカナカ見ることが
ないようです。

馬場先生の相模湾産後鰓類図鑑に掲載されているので、
模式産地もそうですね。


特徴は房状の背側突起先端が白くなることのようで、
いくつかの「コガネマツカサ??」と思われてきた個体が
それに該当せず、未記載種の可能性が大なのかも知れません。




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イベントでした・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

城ケ島の海にて

沖縄オーシャンブルーの今川さん
雲見のコリンズさん
九鬼のMTKさん
串本の串本ダイビングセンターさん
猛者ウシラーさま方

そして世界のウミウシ木元さん

大勢がお集まり下さいました。


勉強会のつもりでお越し下さった方々・・・・・
親睦会のつもりでお越し下さった方々・・・・・

色んな思いでウミウシ探ししてきました。

^o^



そんな中、一番の収穫はこれですね。

ヒメマツカサ


P6120014.jpg

初めてお目にかかりました。
どうも初めまして。

(笑)


マツカサ類は大好きです。

枝鰓亜目のスギノハ上科、ホクヨウ上科の子らは、鞘状の触角が特徴です。




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トサカなのかクロスジSPなのか・・・・・ウミウシならウミウシハンターズ

下の写真の個体がしばしば目撃される季節です。

多くの方々がこれをクロスジリュウグウ属の1種として属どまりの同定で抑えますが、
ボクはトサカリュウグウにしています。

ひとつには座間味の先生が定点観測した結果である、とおっしゃること、
もうひとつには、鰓と尾部の色が少し違うのかな・・・・・というところです。


形状は同じ3葉で出来ていますが、色が青なのかな、うーーん、やっぱり青??
トサカの方は緑なのかな、そうね、緑色ですよねーこれ、見たいな。

各写真を見てそう思うようになっています (笑)



P6110234.jpg

鰓と尾部が緑色ですよね??

クロスジリュウグウSPだと青みが強いです。


これをずっと前から主張してますが、独善なのかな・・・・・(笑)

ってね!!




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アオモとテントウの違い・・・・・ウミウシならウミウシハンターズ

アオモウミウシとテントウウミウシの違いを水中で見分けるのが困難な場合がある。

双方が丸まってて平伏してるような時、もうどっちなのか分からない。

そんな時は顔を見よう。
顔なら平伏してても見えることが多い。


結局のところこの2種、背側突起にはほとんど違いが無いと思っています。

テントウ側は共通で、アオモ側に個体差が多いかと・・・・・


なので、顔を覗き込んで真ん中を除いて黄色なら、こりゃアオモだなと。。。



P6100049.jpg

この写真だと分かりやすいです。

テントウは体がほぼ黒いです。
アオモは黄色い。


で、こんな顔になる・・・・・


ついでに言うと、エサも若干違います。

テントウはタマミルが多いが、アオモはヒラミルが多い。


これは城ケ島だけだったりして (笑)




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ショウジョウウミウシがたったの5ミリ・・・・・ウミウシならウミウシハンターズ

宮川湾でペシペシしてたら
たったの5ミリのショウジョウウミウシが出ました。

ショウジョウウミウシってもう少し大きいイメージなんですがね。

そんなイメージなど吹っ飛ばされました。
(笑)



結構キレイな個体です。


P6090029.jpg

ハナショウジョウとの違いは、背面に青い斑紋があるかないか。
ショウジョウにはありません。

ショウジョウの背側突起の根元は黒いです。



オモシロイ行動をとることが特徴なんです。

外敵から刺激を受けると黄色い物質を背中から排出します。

これが外敵の感覚を麻痺させるので、
捕食者の捕食行動を阻害するんですね!!

それは
捕食者の化学的感覚に対し働き掛ける化学物質ということです。


そういう点からすると、タコやイカが吐き出すスミとは根本的に違いますね。

あれはただの目くらましですからー (笑)



アメフラシが排出する紫のアレ(笑)も関連があると気がついたアナタ・・・・・

素晴らしい。

^o^/



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シロイバラが話のネタになって・・・・・ウミウシならウミウシハンターズ

フェイスブックにおける友達の投稿での会話にあって、

トレニアウミウシがコトヒメではなくイバラであると聞きました。


コトヒメ属の触角は平滑であるとも聞きました。

それには賛成です。
イバラの子らは触角の後方にヒダがあります。

つまり、そのヒダがあるトレニアウミウシはイバラであると・・・・・

確かにそうであると直ちに感じました。


でも・・・・・
ムツイバラの触角も平滑です。

これは大変難しい議題です。

ある先生にその疑問を投げかけてみました。

返事は寝てからされると・・・・・


なんだか難しい話になりそうです。



P6050152.jpg

これはシロイバラです。

なんてことはないですが、ここにイバラ属の特徴があるように思います。


触角のヒダ
背中側にあるいくつもの突起またはミノ状突起


でもでも
この二つの条件に沿わない種が双方の属にそれぞれ存在する・・・・・



もうわけわかめ (笑)



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ヘンテコなウロコウミウシ・・・・・ウミウシならウミウシハンターズ

沖縄は万座のボートポイントでウミウシ探しをしてきました。

まっ、普段城ケ島や宮川湾でする調査と違い、
完全にファンダイブですがね。

なかゆくいというトコロは砂地に点在する根がガレ場になっています。


いつものようにペシペシペシペシ・・・・・・


色々出ましたが(定番種も多いが)、ヘンチクリンなモノが出ました。



キマダラウロコの1種



P6060071.jpg

石や草の上に置いてたら見えませんね。

このあとすぐに黒いラバーに置き換えて撮りましたが、
そちらの方がはるかにいいです。


ウロコ系は人気があって出てくれると嬉しいんですが、
滅多やたらと出ません。


でもホント、みんな好きなんですよねー



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神奈川県三浦半島の城ケ島と宮川湾でウミウシ探しを専門とするダイビングショップです

umiushihunters

Author:umiushihunters
神奈川県の三浦半島先端にあります城ケ島と宮川湾にて日々ウミウシ探しに邁進するダイビングショップのブログです。

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