この2種は生息環境が同じです・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

ウララカミノ
オオムギミノ


この2種は同じような目線で探していると同じように見つかります。

ヒドロがエサで、よくタマミルを畑にするヒドロとともに着いていますが、
姿も色合いも似ているので肉眼ではどっちがどっちか分かりません。


それが写真のように共生してると、水中では何個体いるのかも分からないです。
(笑)


この写真


P7160027.jpg

3個目(いちばん右)がいたのだって、肉眼では分からず・・・・・

写真撮って現場で確認して

「ありゃ??」
「もう一個おった」

って具合ですね。

ていうか、老眼がつくづく嫌なんでございまーす。 (涙)



大きい方がウララカミノ、小さくて2個いる方がオオムギミノ。

ウララカが画面左の方へ移動し始めると、2個のオオムギがあとを追うように移動を始めました。

親子かっ!!!
(笑)



これからシーズン・インですね!!

城ケ島でこの2個がよく発見されるのは夏から初冬です。



明日は宮川湾へ行けそうです。
城ケ島はダメなようです。

不安定な海況のため明日の予定はキャンセルとさせてしまったこと、
お詫び申し上げます。




DIVING SHOPウミウシハンターズ










シロサメハダというヘンチクリン・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

このシロサメハダはとてもヘンチクリンでして、

とあるホストの中に隠れているというか、
擬態してるというか、

ずーーーーーーっとそこにいます。(笑)

どうなんでしょうね、擬態というよりエサがそれなので、
体が自然とホストに近いモノになっていってるのではないかな・・・・・

とボクは考えています。


ところがなんです!!


P7140055.jpg

これはシロサメハダの表面アップです。
拡大すると、無数の小突起で覆われていたのが分かりました。

彼らのホストは無数の小突起が表面を覆ってはいません。
どちらかというと、穴ぼこだらけで気泡孔だらけ・・・・・って感じです。


擬態というにはやや中途半端な感がしますよね??


以前判明したことなんですが、違う種のカイメンがホストの場合、
シロサメハダの色が違ったんですよねー。
色がそのカイメンの色に限りなく近かったのです。

つまり、擬態というより、ホスト=エサの影響を大きく受ける種だと分かりました。
結果、それが擬態のような役割も果たしているのではないかと。



調査で海に入る時は、こんなことばかり考えたり見たりしています。

それが観察です。

ボクはウミウシガイドだけが専門ではなく、
もう一歩踏み込んだウミウシ職人として励んでいるつもりです。

(笑)

^o^




DIVING SHOPウミウシハンターズ










昨日の続きとしましては・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

昨日はミヤコウミウシ
幼体はメッチャ綺麗でカワイイという話。


今日は引き続き同じネタでいくと・・・・・


やっぱりムカデミノかなー ^o^

ある意味、昨日のミヤコよりも雲泥の差。



P7160074.jpg

蛍光ムラサキって感じの色合いですね。

透明な体に薄くムラサキ色の細かい斑点が着いてるからこんな色見なのでしょうか。

触角先端の濃いムラサキがいいアクセントになっていて、
デザイン性もGOOD!!

なーんて ^o^v



ムカデミノは以前は1種でしたが、3種に分かれましたね。

1つは日本では見ないと思うので、2種のみ把握するとして、

ムカデミノ
オオムカデミノ

ムカデミノは従来の温帯産。写真の個体がそうです。
成体になるとムラサキ色が全体的に灰色っぽく濃くなり、
体のサイズもなかなか立派になってファンを失います。
(笑)

オオムカデミノは南方種でして、成体の背側突起の特徴がまるで違います。
しかしボクは、南方種のムカデの幼体をおそらく見た事がないです。

是非確認しておきたいと思う種ではあります。



ちなみに・・・・・
今の城ケ島の岩骨には、写真のような綺麗な幼体がいっぱいいます。

シーズンなんですね。




DIVING SHOPウミウシハンターズ










子供の頃はみんなかわいいって??・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

人間に至っては子供の頃はみんなかわいいもんです。
それが大人になるにつれ・・・・・

とても醜くなる・・・・・特に心がね。
なんて。

嘘です。(笑)

そうならないように自制しながら生きるというのがボクのライフワークでもあります。

可能な限り綺麗な心でいましょうーーってね!!




と、それはさておき、

ウミウシの中において、成体よりも幼体の方が圧倒的にカワイイ種がいたりします。

いくつか思い当たるのですが、やっぱり最たるものはこれかな???



P7300065.jpg

ミヤコウミウシは大きくなると握りコブシくらいのサイズになりまして、
それはそれはもう・・・・・なんと言いますか、

グロいです (苦笑)

色見もそうですが、体中のイボイボにプラスして青い斑点が規則的に並ぶあの感じが、
なんだかナウシカに出てくる王蟲みたいでキモ側です。

あっ、オームは心優しい蟲なんですがね (笑)



色見と書きましたが、一般的に

赤、ピンク、オレンジ、水色、紫、黄色、白・・・・・
このあたりがパッと見の印象が良くて好まれる傾向にありますよね。

茶色、黒、灰色、ベージュ・・・・・
他にもあるでしょうが、これらはあまり支持されません。


ウミウシを見る(惹き付ける)に当たっては、陸上で見て感じる「かわいい」とか「綺麗」と何らかわることがない評価が与えられるようです。



という点からも、
例えグロくても異様に大きくても慈しむようにしています。

ボクは。


という話 ^o^v


ミヤコ、マンリョウ、センリョウ、アマクサ、ツヅレ、ヒトエガイ・・・・・
みんながんばれー





DIVING SHOPウミウシハンターズ










台風10号が居座って海活なし・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

居座って・・・・・

香港空港でのデモ隊も随分な人数で居座ってるので、
通常の空港業務が出来なくなって閉鎖ですって。

全便欠航

欠航結構コケコッコー

いいえ、全然結構ではありません、失礼。



台風10号も居座っていて、ボクの三浦半島での海活も停止中です。

もう4日目

居ついてくれてるウミウシ達が心配です。
ちゃんといてくれてるのかな・・・・・



城ケ島岩骨の高の根の壁で元気だったフサコケムシが、
多くのダイバーさんのちょっとした配慮のなさでかなり荒れてましたが、
最近はまた元気を取り戻しているのです。

ボクはそれがとても嬉しくて・・・・・
^o^


これが元気になるとコミドリリュウグウが無数に着きます。
タンブヤ属の子もたくさん着きます。
ネンプロータ属の子も多く着きます。
ティランノドーリス属の子も着きます。


P7310121.jpg

サガミリュウグウは高の根が本気の時は
こーんなでっかいのが10も15もウロウロしてます。
(笑)

って、これじゃ字がデカイだけですね。(笑)

写真の子はサガミリュウグウの若い子です。
サイズは30mm

サガミリュウグウは大きくなると100mmは超えるので、
このサイズは小さい方です。


そして本気になった高の根には、
その100mm超えの子らが10も15もウロウロするという・・・・・


それはそれはスゴイですよ。
^o^




DIVING SHOPウミウシハンターズ










コガネマツカサの分類②・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

主に宮川湾のカサゴ根に跋扈するマツカサウミウシの仲間

いや、コガネマツカサであるかもしれない。
そうでないかもしれない。


先ずは写真ですね



P8070170.jpg

相模湾産図譜の原記載には・・・・・

触角はチョコレート色 (現代はあまりこういう表現は用いないですね)
体は黄金色、黒くない
背側突起表面の小突起の先端は黒い

歯舌が短いとか背側突起に鰓はないとかは見えないので割愛します。



こうして見ると、写真の個体はコガネマツカサでいいのかなー・・・・・
小突起先端が白くなる個体もいるけど、
原記載からすると当てはまらないということになりますね。

とすると、



P8070166.jpg

なんで写真が縦になるんだろう・・・・・
ま、いいや


これなんかコガネマツカサですよねー


これは


P6110042.jpg

あ、この写真はちゃんと横だ (笑)
ま、いいとして


これは体が黒いぞーーっと。
少なくとも黄金色ではありません。

その段階でコガネマツカサではありません。

フサマツカサ(暫定的にラケモサとしますが)が体が黒いです。
実際には暗色の斑紋が無数にあってそう見えるようですが。。。

しかし背側突起の特徴が全く違います。

じゃ、仲間???
SPという以外に置いておく所がありません。


整理すると、

1枚目、大きい個体、コガネマツカサ、小さい個体も同様
2枚目、コガネマツカサ
3枚目、マツカサSP

ということになる。

私信ということですが。




DIVING SHOPウミウシハンターズ










ミニヤグルマはミニグルマ・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

とてつもなく小さいヤグルマ登場!!

笑ってしまうサイズです。^o^


小さくてエサに丸く張り付いてるミニウミウシを
「ボタン」
とボクは呼んでますが、
そんなもんじゃないくらいのチビ加減です。



P8080068.jpg

ボクはTG4にnouticam の貴族レンズを着けてるので
目一杯引っ張ってこれで撮れますが、

現物は2ミリしかありません。

もうね、なんて可愛さだー!!

大事に見守っていかないと、このサイズに動かれたら次は見つけられませんね。


ショップ様ゲスト様皆さまへ
不用意に刺激しないようにお願いします・・・・・





DIVING SHOPウミウシハンターズ










南方でも相模湾でも・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

沖縄でも石垣でも座間味でも

紀伊半島でも西伊豆でも

そして城ケ島でも宮川湾でも


ここから北のことは分かりませんが(笑)
^o^;


コナフキウミウシはボクが知る限りどこ行っても同じ。
^-^

色、大きさ、住まい(笑)、全部が同じです。



P8070102.jpg

ジュズツナギコケムシの大きさだけは地域差がありますがね。

^o^;

コナフキウミウシはどこへ行っても同じです。^-^

写真のコナフキはたくさん卵を産んでいますね。
どうやら向こうにはもっと小さい個体がひとついるようです。


この形、生態からも推測されるようにフジタ科フジタ属です。
が、学名はいまだありません。

これだけ広大な範囲に同様な個体が生息するにも関わらずSPです。





DIVING SHOPウミウシハンターズ










撮る角度によって全く違って見えます・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

フジイロウミウシは特に珍しいとかいうことはなく、
今の時期なら温帯域のどこにでもいそうなウミウシです。

しかしながら、こういった紫色のウミウシに飢えている(笑)城ケ島では、割と嬉しい一品でもあります。

まっ、稀少性はないのでサクッと紹介して終わりですがね。
^o^;



P8030023.jpg

こんな感じで壁や穴に張り付いているフジイロウミウシを見る方が多いと思います。

しかもペアーで。


2個体でよくいる理由は分かりませんが、習性のひとつなんでしょうね。


それはさておき、写真を撮るとなると、こういった張り付き型のウミウシは二次元的にしか撮れません。
上の写真がまさにそれ。



ところが歩行中の別個体に遭遇



P8030029.jpg

正面から撮ると、こんな感じで表情のあるウミウシとして撮れました。

内臓嚢が黄色いのも見てとれます。


撮り方ひとつで見えるモノ見えなくなるモノ
被写体に表情が出るか出ないか

そういった違いを意識してみましょう


折角撮るので、少しでもその人なりに工夫をして、
ご自分の感性を活かして撮りましょうねー!!


そこ大事 ^o^




DIVING SHOPウミウシハンターズ










土日がハードで更新が今頃・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

金曜日から続くハードスケジュール

本日は台風8号の強いウネリのため、ボートも1本で終了

安全のために仕方のない判断です。



本日は相模湾側はもちろんダメ。
東京湾側も限定された箇所のみということで、
久しぶりの東島根へ・・・・・



といいましても、ウネリがスゴイんです。

それと、かき回された感じの水中景観・・・・・

丁度お味噌汁をお箸でかき混ぜた感じです。


そんな中、今シーズン初のミノウミウシ発見!!


ユニデンティア・ニホンロッシャ
ニチロミノウミウシ




P8050069.jpg

この個体は東京湾では年間に数個体は発見されます。
お向かいの内房かっちゃまもおそらく同様でしょう。

以前はユニデンティア・アンヘルバルデスィにされてましたが、
その種は東太平洋産ということで地理的に遠く、
個体の特徴、特に触角がまるで違うということで、
写真の本個体は別のモノとして同定されまして、

ニホンロッシャとなりました。

発音的に疑問が残りますがね・・・・・^^;

ロシア人はロシアのことを「ラッスィーヤ」といいますが、
日本人には「ロッシャー」と聞こえるでしょうー。

なので「ニホンロッシャ」


余談でした。




DIVING SHOPウミウシハンターズ










神奈川県三浦半島の城ケ島と宮川湾でウミウシ探しを専門とするダイビングショップです

umiushihunters

Author:umiushihunters
神奈川県の三浦半島先端にあります城ケ島と宮川湾にて日々ウミウシ探しに邁進するダイビングショップのブログです。

カレンダー
07 | 2019/08 | 09
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
こちらに注目!!
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
QRコード
QR