去年は1個も出ずの個体・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

昨日は久しぶりの子に会うことが出来ました。

といってもレアなモノではありません。
ただ、去年は1個も出なかったという子です。

ヒブサミノウミウシ


ね!!
全然珍しくないんです。(笑)

場所が場所ならほとんど定番ですね。

近いところだと西伊豆あたりならよく出ます。
が、ところ変わって城ケ島では全然出ません。



P1110077.jpg

ウミウシというモノには地域特性というのがありまして、
ザックリ言うと、

「あそこには出るけどこっちでは出ない」
とか
「ここで出るこれとウチで出るこれがなんか色が違う」
など、

特性を持つ生き物です。

水温やエサの関係で同種であっても何らかの違いが出るとか、
はたまた実は隠蔽種だった、別種だったなんてこともあるくらいです。



このヒブサミノのような南方の定番種もそうですが、
相模湾に多く生息するキイロウミコチョウやシボリガイ系の種も
城ケ島ではまず出ません。

反対に、オオアリモなど近隣他では報告のない種が大量に出たり、
大型船の往来が多いので、異国のウミウシがいきなりいたりします。


こういうのも地域特性のひとつです。




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キイロだと思ったダンボ・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

石垣へ行ってきました。

あっ、ツアーではなくプライベートです。

お世話になったのは石垣シートリップさん。

タイゾーさんと昌子さんには随分前からお世話になっておりますが、
今回は数年ぶりの訪問です。



今回はサンゴや魚などのファンダイブのつもりで伺ったのですが、
気が付けばウミウシでした。(笑)

南方ですとやはりガレ場ですね。
ガレ場にはウミウシ達のエサが豊富にあります。

必ずではありませんので、
そういう環境かどうかを一目で判断しないとダメです。


で、そういうところを選んで捜索・・・・・ペシペシパフパフ

いますいます。
ほぅほぅーの連続。



P1080149.jpg

ダンボウミコチョウ

初めてみました。
オレンジかキイロとしか思えませんでしたが、

これがダンボだったんですね!!

3-4mmサイズの子ばかり4個体いました。
ひとつのエリアに。


南方はボクの守備範囲ではありませんが、そうは言っても勉強になります。
今回もとても知見が拡がりました。



こりゃー、また行かなきゃね。




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ノトアリモがそろそろ出る頃なんですが・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

P2120140.jpg

先日の海で水温の低下を感じました。

16℃

やはり、水温というのは落ちる時に落ちないと、
その後の生物の出生に大きく影響してきます。


冬の海が冷たいのは当たり前なので、ちゃんと平年通りに下がってほしい。

と思っていたので、16℃がダイコンに表示されるようになると嬉しかったです。



ノトアリモを探そうと思います。
ミズタマウミウシも見つけたい。

急に水温が下がったからって出現しませんがね。
(笑)




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変なセスジスミゾメミノ・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

今日はヘンテコなセスジスミゾメミノウミウシを見ました。

ホストはよくあるヤギモドキウミヒドラですが、
色は黄土色のヒドラで、別に珍しくもない色です。

というより、どの色のヒドラに着こうが常に黒っぽいモノだとばかり思っていたのが、
今日見たのは同じ黄土色のセスジスミゾメミノ。

黄土色じゃスミゾメじゃないじゃん!!

(笑)



P1060019.jpg

これじゃまるで擬態です。
^o^;

この色のヤギモドキに着いていても個体は黒いか黒褐色です。
今まで見てきたのは全部そうです。

サイズは既に20mmはあろうかということで、幼体とも言えません。
つまり、幼体であるが故の色彩的未発達でもない。



まっ、いわゆる変異ですね。

それ以外に説明が出来ません。

特に目立って特徴的な外見的個性もなさそうなので、セスジスミゾメミノでいいと思います。

触角が白いのが気になるってだけですかねぇー





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カイメンウミウシ(ツヅレ科)の仲間という珍品・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

珍品というモノに特に関心はないけれど、未記載や不思議な生態のモノは好きです。


カイメンウミウシの仲間
ツヅレ科の仲間


どっちやねん (笑)


毎年1個か2個は見る種なんですが、その生態については謎です。
生態といってもその好むエサであったりシーズンのことですが。

過去3-4mmの個体ばかり見てきましたが、昨日の個体は7mmはありましたね。

それに、初めてカイメンに着いてるのを見ました。
といってもエサになるようなタイプの

イソカイメン
ザラカイメン
フジイロカイメン

などではなく、全く名前の知らない、でも皆が知ってるあの薄緑灰色のあれ・・・
ビギナーダイバーさんが流れの時につかむあれ(笑)

あれあれあれとしか言えないカイメン(笑)

に着いていました。


ボクは常に摂餌跡を観察するのですが、全くそれがなかったので、
ま、小休止でもしてたのですかねぇ・・・



P1040170.jpg

昨日はスーパーフォト派のお客様でしたので、
あのカイメンのままだと写真映えが全くしないので、

摂餌中ではないことを確認のうえ、エツキの赤い葉の上に鎮座して頂きました(笑)

白い子は赤い絨毯が似合いますよね。
バージンロードみたく。
^o^


これ、日ウでも世ウでも「属不明のツヅレの仲間」にしてありますが、
世ウにはカイメンウミウシ属の1種まで落とした種としても掲載されています。

カイメンウミウシ属の仲間にするか、属まで落とさずにツヅレの仲間にしておくかは、
統一した方がいいかと思うんですがねぇー。

双方に違いが見られないのと、不明な生態、確認数の不足、エサはもちろん不明・・・・・


その見た目でツヅレ科の仲間としておくのは異議なしです。


学術的な要望があれば採取して保存するのですが・・・・・


と、まぁ、こういう意味での珍品は好きです。
^-^



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もうひとつの地味種・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

城ケ島のふたつのポイント、相模湾側にも東京湾側にも、
共通の地味種が2種出ます。

ひとつはボクがよく載せるシロサメハダ

もうひとつはジュズエダカリナに着くアオサメハダ


写真


PC290157.jpg

ほとんどの方が「言われないと気がつかない」と言います。

「言われても分からない」という方もいまして、そこは笑うトコです。
(笑)

ま、それはいいとして、この種はホストに擬態しています。


体の模様、質感がホストとほぼ同じで、実際に触ってみても似ています。

面白いのは、ホストがエサであることはもちろん、渦巻状の白い卵もホスト上に産みます。

ホストがエサなので、食べ進めていくうちにホストがスカスカになり、
やがてちぎれてホストがダメになると、また違うホストへと移り住みます。


イソウミウシ属(Rostanga)です。
シロサメハダと同様、ほぼ通年出ます。




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潜り始めは4日になりそうです・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

飲食のお店が忙しさのピークでもあるため、
2日3日と海へ出掛けない、いや、出掛けられないのですが、

城ケ島ダイビングセンターさんもちょうど休みのため、
4日から海開始が都合も良いですね。


宮川湾は3日からオープンです。


さっきは一瞬、明日調査に宮川湾行こうかな・・・・・なんて思いました。

でも、行ってしまうと夜の方に差し支えるは必定かな、なんて。


と言いつつ、朝イチで決めたりして (笑)

いやいや、明日も大変な一日になりそうなんだぞー、よく考えろよー、
なんて違う声が既に聞こえています。

(笑)



PC290106.jpg

珍しくウミウシじゃない写真です。
(笑)

今の時期、城ケ島も宮川湾もこんな感じの透明度です。

ウミウシハンターにとって透明度はあまり関係ありませんが、
見えるのと見えないのとでは、ガイドするにあたって管理の難易度が違います。

これ、結構大きいんですよー


と言っても、ボクは見えない視界でのガイドに慣れてますがねー
^o^;



さぁ、今年もがんばるぞー!!!
面白いウミウシを出すぞー




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謹賀新年・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

新年明けましておめでとうございます。

今年もバリバリとウミウシでやって参る所存です。

そこのところ、ほとんどプレずに精進していきます。

どうぞ宜しくお願いします。



^o^v




ボクは城ケ島と宮川湾をフィールドとしています。


城ケ島には東京湾側と相模湾側のポイントがあり、
各々が全く違った環境のため、出るウミウシが全然違います。

相模湾側は緑藻類とコケムシが豊富で、嚢舌目やミノウミウシ、リュウグウ系が多いです。
東京湾側はカイメンが豊富で、ドーリス系が主に出ます。

宮川湾は一見するとウミウシなどいないような環境に見えますが、
ペシペシやって出すというスタイルのウミウシ探しが楽しかったりします。



ボクはウミウシ探しは知識と経験だと思っています。

生態的なことも含め、ボク自身がまだまだ勉強中ではございますが、
お越しになったお客様とウミウシ談義が出来るくらいの見識を常に持っていられるよう、

引き続き精進してまいります。


本年もどうぞ宜しくお願いします。




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神奈川県三浦半島の城ケ島と宮川湾でウミウシ探しを専門とするダイビングショップです

umiushihunters

Author:umiushihunters
神奈川県の三浦半島先端にあります城ケ島と宮川湾にて日々ウミウシ探しに邁進するダイビングショップのブログです。

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