個体差に振り回されます・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

マツカサ類のシーズンが一部を除きそろそろ終わるころですが、
今年もコガネマツカサを中心に悩まされ振り回されました。

写真の子は、
1260図鑑が出る前ですと「マツカサ」かな??とされるであろう個体です。

大小2個体いますが、どちらも同じでしょう。

しかし、その2個体からして個体差がハッキリと出ています。



P6180112.jpg

うーーん、また何故か写真が縦・・・・・^^;


1260図鑑ですと、いや、相模湾産図譜ですと、マツカサはもっと体地色が黒いとあるようです。
ただし、ボクが思うにここにも個体差があって、黒く見えるのが黒い斑紋の集合である場合、
個体によってはその斑紋の数が少ないと体が白っぽく見える・・・・・

なんてことも大いにあります。


この写真の個体がマツカサかどうかは分かりません。

小さい方の個体は顔だけ見るとマツカサですが、
背側突起を見るとコガネマツカサに見えてしまいます。

城ケ島水域で出るマツカサの個体が普段から小さすぎるから、
正しい比較が出来ていないのかも知れませんね!!

大きい方の個体は背側突起と触角こそマツカサですが、
顔の雰囲気、いや、体全体がコガネでもマツカサでもなく、
それが悩まされる理由です。


あっ、ボク個人としてはマツカサ類は大好きですよ!!
^o^v




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アオモらしいアオモ・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

今年もアオモが多いです。
がしかし、アオモの中にはアオモなのかテントウなのか分からない個体も多くいます。


分けるとしたら顔の色と体の色ですね。

テントウは顔から体、腹足にいたるまで黒っぽいです。
アオモはそれらが黄色です。

そう、そういう単純な違い。


と思いきや、水中で個体を上から見るだけでは区別の難しいのも事実です。

だって、いちいち剥がすわけにもいかないですもんね!!


じっと見てて、横からでも見えていればすぐ分かりますが、
背側突起の特徴が完全にテントウと一致するアオモも珍しくはありません。



昨日は分かりやすいアオモに会えました。

^o^



P7030080.jpg

ボク個人としては好きです。
大好きな個体です。

とてもよく似ているのに、残念ながらテントウはそうでもありません。

頻度の違いだからかしら・・・・・^^;


アオモは基本的に初春から夏までです。
テントウは通年います。

この両者はそういう点でも違いがありますね。


あと大きさも違うかな・・・・・
アオモは全体的に小柄です。




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こっちのユビワは旧ユビワなのか?・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

新刊1260図鑑における「ユビワミノ」は
あのピンク色の方になっています。

ボクがこれまで認識していたユビワミノは白とアオムラサキのストライプの子で、
これはどちらかというと白っぽく見える子です。

これまでの図鑑、日ウにしても世ウにしても、この白い方こそユビワミノとしていますね。

ゴスライナーには見当たらないのですが気のせいかな??



写真


P6180132.jpg

1260図鑑で掲載されなかったこの子をどうするか・・・・・

従来通りのユビワミノでいいのか・・・・・

ボクはこの子がユビワでピンクの方が別種だと思ってましたが、
考えを逆にしてみることにします。


ということで、この子は旧ユビワ 
^^;
属はこれまで通りAbronicaとして、いや、そこはボクには分からないので、
この子が何故ピンクの子と分ける方が良いのかということについて書きたい。

ちなみにピンクの子がどういう子かは1260図鑑のユビワミノをご覧ください。
もしくは日ウのユビワミノのキャプチャー、世ウなら全て掲載されています。


この2つのタイプの大きな違いは見た目。
色がまるで違います。
色配列は似ていますが、そもそも全く色が違います。

大きさによる差異でもなさそうです。
5mm、10mm双方で両タイプを確認しています。



そしてボクが最も気にしている気になった部分が、

白っぽい方は威嚇行動??をとること。

刺激を与えるとバサッと背側突起を広げるあれですね!!
ツノワミノやムカデミノなどもそういう行動を見せます。

ピンクの子でこの行動を取ったのを一度も見た事がありません。
この所作というか、行動に表れる防御本能というのは、
大きな違いに思えてなりません。



ってことで、1260図鑑がピンクをユビワとするならば、
白っぽい方は

旧ユビワ

と暫定して紹介していきます。




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神奈川県三浦半島の城ケ島と宮川湾でウミウシ探しを専門とするダイビングショップです

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Author:umiushihunters
神奈川県の三浦半島先端にあります城ケ島と宮川湾にて日々ウミウシ探しに邁進するダイビングショップのブログです。

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