枝鰓亜目が続く(笑)・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

春から夏にかけてスミレマツカサというオレンジ色の綺麗な子が出ます。

マツカサなのでこれも枝鰓亜目。
^o^

ボクの枝鰓亜目好きは不変です!!
^o^v


とまぁ、それはいいとして、
スミレマツカサは城ケ島で出る個体に関してはとても小さいです。

ボクがこれまで見た限りですと2mm-6mmくらいです。

大きいのには出会わない。
本来は大きく育つのかは知りませんが、育つ前に水温で死滅するのでしょうかね。

それは分かりませんが。



P7260048.jpg

画面には2個体写っています。

2個体とも3-4mmですね。
やはり小さいです。


ホストがハッキリしているので探しやすいですが、
いかんせん小さいのと、個体数は決して多くないのが事実。

簡単には見つかりません。




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ロマノータスというカッコいい名前・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

日本のウミウシの発行から「ナガムシウミウシ」とされた

ロマノータス

ロマノータスとは属名ですが、至極カッコいいとずっと以前から思ってます。

日本のウミウシにてナガムシという和名を付けられましたが、
従来のロマノータスで慣れてますし、なんといっても響きがいいもんで、

現場ではそのままでいかせて頂いてます。
^o^;



城ケ島水域の宮川湾にて発見撮影

いつものような着き方。
地味ですがボクは好きです。

この数日宮川湾には入ってませんが、まだいるのかな・・・・・



P7210251.jpg

オセナガムシ

大瀬崎で採取された個体が最初に記録されたことから命名

ただし、大瀬崎によく出るということではありません。

正味のところ、城ケ島水域にてこの2-3年で5個見つけてます。


Lomanotus sp.


ロマノータスの方がやっぱしカッコいい ^^;





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25mmはあったかな。クロスジリュウグウsp・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

つい先日、城ケ島岩骨でクロスジリュウグウspの成体を見つけました。
城ケ島岩骨の高の壁に時々出るそれはとても小さいので、
これだけのサイズの個体に会うのは初めてです。


この種が25mmで成体と呼べるかについては不明ですが、
幼体が5-6mm以下であることを考えると妥当かなと思います。


世界のウミウシでは、このspがクロスジリュウグウと同一の可能性があると指摘していますが、
成体同士の背面の模様の様子や触角二次鰓の色合い、
成体に至っては触角間の線の有無など異にするところが多いので、
ボクは別種だと思います。



P7220006.jpg

この後日、別の方がベニゴマリュウグウを発見しました。
それも見たかったー ToT

葉山ではトウモンリュウグウが発見されました。

南方のリュウグウ系が相次いで発見されるという面白さ。

ここんトコずっと南西の強風が続いたので、南西方面から飛ばされてやってきたようです。
^o^



あっ、そうそう。
クロスジリュウグウだと南西諸島以南だと思います。
クロスジリュウグウのspなら日本の温帯域以南が生息域です。そして城ケ島でも幼体なら観察されています。

この微妙な生息域の違いは大きな差異ではないでしょうか。





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これまでに数回見てるこれは何だ??・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

城ケ島水域では、ウラウズガイやサザエに着くカイウミヒドラをエサとするムラサキミノ。

今年に入って数回、ん??と思う子に会いまして、今日更に疑問が大きくなりました。



P7230155.jpg

他の種とは思えない理由なんですが、カイウミヒドラ自体が貝の石灰質(カルシウム)を畑として着生するので、
これ自体がある種特殊であり、そしてそれに着生するウミウシをこれまでムラサキミノ以外に見た事が無いという点。

ヒドロもミノウミウシも多種多様なれど、カイウミヒドラを食べているウミウシはムラサキミノしか見た事がありません。

もっとも、今のところなのかも知れませんが。


それと、背側突起の色彩パターンや触角、口触手の短さなど、ムラサキミノのそれと同様ではないかと思います。


その辺りから考察すると、この写真の個体はムラサキミノの仲間なのかなぁーと思ってしまいます。
どうしても。

^^;


このウラウズガイに5個体確認出来ました。
全く同じものが5個いるので、何かの単体的な変異ではなさそうです。




うーーーん、興味深い!!




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今季2個目という稀種です・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

シロオキウミウシというオキウミウシの仲間

これは滅多に出会えないウミウシで、ボクは前回は3年くらい前に城ケ島で見て以来です。
あ、浮島で見つけたことはありましたが。

そんなシロオキウミウシを5月後半に見つけて、
そして昨日また見つけました。



P7210217.jpg

こんな感じの個体

白っぽく透明の個体です。

透けて見えるオレンジのモノは内臓部分です。



ホームページの自己紹介欄に書いてありますが、ボクは枝鰓亜目が大好きで、
スギノハ上科など大好物です。
^o^


この個体の特徴は、ホストがハッキリしているので居つくとあまり動きません。
が、しかし、ダイバーが変に刺激するとそこにいるのを嫌がっていなくなります。

過去いなくなったケースはみんなそうでしたもーん。




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全く知らなかったウミウシ・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

昨日の城ケ島のへいぶ根で、これまで全く知らなかったウミウシを見つけました。

クボミイロウミウシというそうです。

先ずは写真ですね。



P7180018.jpg

去年からちょくちょく見るようになったアオウミウシの1種に似ていて、
最初はそれかと思い、何と言うかやっつけの写真しか撮りませんでした。

んでこれがそのやっつけ写真
(笑)


触角の後ろ側、眼点のある領域が窪んでるように見えますね。

実際には色素のない透明な部分がそこにあるのだと思いますが、
和名の由来はその領域が窪みに見えるからだそうです。



ボクはこの種を全く知りませんでした。

南方の種類だと思いますが、ボクは相変わらず南方種に免疫がありませんね!!


ちなみに城ケ島では初登場です。


今日も昨日と同じ場所にいましたよ。
エサに張り付いているので、しばらくいると思います。




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去年の秋の個体が現存・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

城ケ島に去年から立て続けに出てくれた種
メキシクロミス・マクロパス

去年は計4個体出てくれましたね。

その一番最後に出てくれた個体が今もいるという・・・・・


発見当時は小指の先ほどのサイズでしたが、
今じゃ親指くらいあります。



P7120025.jpg

もう10ヶ月目にはなろうかという個体。

2ヶ月間の自粛中のクローズでもほとんど場所を変えず生存。

なんということでしょう!!

ボクはこんな凄い個体を知りません。


新刊の1260図鑑に掲載されているこの種はボクの写真でして、
実はこれの1個前の個体を撮影したやつです。


ボクはこれは完全に南方種だと思うのです。

というのも、産卵の形跡がありません。
流されてきたか船に運ばれてきたか、

どちらにしても、現状の観察記録からでは無効分散と言わざるを得ません。

ウミウシが種を保存可能とするための水温と
生存は可能という水温は別かも知れませんね。


3個体を同じ場所で同時に観察出来る機会が長くありましたが、
産卵はおろか交接をした形跡もなかったように思います。




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マンリョウのチビのシーズン・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

最近立て続けに見ている子

マンリョウウミウシのチビ

マンリョウウミウシ自体がメジャーじゃなくて、

え??
どんなの??

という方がほとんどだと思います。


水中では物体が30%くらい大きく見えるワケですが、
マンリョウのような大型のウミウシを見つけると
あまりの大きさにドキッとします。
(笑)

どんなウミウシなのかは「世界のウミウシ」で検索してネ!!



の、おチビちゃんがこれ



P7110177.jpg

2年ほど前にこれを城ケ島水域でチラホラ見掛けるようになり、
当初はヤマトウミウシの幼体ではないかとの意見もありまして、
ボクも納得していたものですが、

どうも、マンリョウウミウシの幼体の可能性の方が大きいぞっと!!

となった経緯がありました。


これがもっと大きくなり、成体との中間個体なんてのが確認出来たりすると、
もっとハッキリと同定出来るんですがね。

この姿からだけでマンリョウの幼体とするのは本来は暴論なんですが、
暫定的にそうすることには反対はしません。

取り敢えずどこかに置いといて、何かしらの結果が出た時に移動させるのは、
非難できない常套手段なんです。



水温が20℃

ほぼ安定しています。




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フタイロニシキのちびが今年も・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

城ケ島のへいぶ根に毎年出るニシキの仲間

フタイロニシキ
これのちびがまた出ました。

ニシキウミウシなので何てことない、そう思う方がほとんどでしょうね!!

はい、その通り大したことないです。
(笑)

ニシキとフタイロニシキの大きな個体は、確かに見向きもされない傾向にあります。
しかし幼体となると話は別です。

ニシキの幼体は「フルーツポンチ」などとあだ名されます。
これは一昔前の益田著に別種かも知れないということでそう提唱されたため。

フタイロニシキは確か、成体をニシキウミウシとし、幼体をフタイロニシキとして別種扱いにしていたと思います。

つまり、一昔前はニシキやフタイロニシキの幼体からの成長過程を追っていた観察記録がなく、
そのように暫定的に分類していたんですね!!


とまあ、堅苦しい話は置いといて、
これです。



P7090088.jpg

綺麗ですよね。

お尻の部分が黄色いのが特徴で、成長するにつれ赤くなります。

去年だか一昨年だかに長い間1か所にいてくれた2個体のフタイロニシキの成長を観察しましたが、
少しずつ可愛くなく変身していく様子が見れましたよ。

(笑)


幼体がどんな成体に変わるかは「世界のウミウシ」で検索してみて下さい。




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引き続きマツカサの類い・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

もう一点

とにかく分からないので、座間味の小野さんに送ろうかと思ってた写真。


Collage 2020-06-2719_05_37

今日送ってみたんですが、卵の色は時間の経過でも変わることがあるということ。

となると、卵の色の違いが決定的な種の違いとはならないってことですね。

ボクの見立ては外れました。
^o^;



それと、この複数の個体が何者なのかというのも関心が高いのですが、

コガネマツカサでいいのか亜種なのか、
はたまたマツカサの仲間、別種なのか、

宮川湾と城ケ島ではこの時期によく見られるので、
採取して学術的な精査をしてもらいたいものです。




それにしても・・・・・

今週は全く潜れていませーーーーん!!

キャンセル続き

とにかく凄い梅雨前線です。


(涙)





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神奈川県三浦半島の城ケ島と宮川湾でウミウシ探しを専門とするダイビングショップです

umiushihunters

Author:umiushihunters
神奈川県の三浦半島先端にあります城ケ島と宮川湾にて日々ウミウシ探しに邁進するダイビングショップのブログです。

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