これは誰の卵ナリかー??・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

昨日の調査ダイブは、主に「エサ」に視点を集中して行いました。

時節柄出てもおかしくない、いや、出る筈のいくつかの種を探しに、
とあるカイメンを中心に見ていたのですが、

時折目に入るチゴケムシのいくつかに着いていた卵がありました。

複数です。
直径5mm以上


PA070383.jpg

チゴケムシに着くウミウシから考えてみると、

イバラ属のいくつか
エダ属のいくつか
ショウジョウやハナショウジョウ
ミノウミウシのいくつか

このあたりですが、複数あったというのがポイントですよね。


複数ある、すなわち、個体数がある程度ある種だということだと思います。


イバラ属のいくつかについては、考えられるのはヒロですね。
ですが、直径5mmほどの卵塊を産み出すには個体そのものが小さいように思います。

ザ・イバラ、ボクはよく「男イバラ」と呼びますが、彼らは白い卵を渦巻状に産むので違います。


エダ属のいくつかですが、エダの中ではヒメエダくらいしかチゴケムシに着いているのを確認したことがありません。
ヒメエダは黄色い体をしているので「もしや??」なんて思いましたが、
ヒメエダは個体数が多くないので、この卵塊をいくつかの場所で確認できるほど多くはないと思います。


ミノウミウシのいくつかですが、チゴケムシに着いていたこともある種はいくつかありまして、
タマガワミノ
アカホシミノ
ジョオウミノ
スベスベジョオウミノ
ユビワモドキ(ユビワミノのピンクver.)
ですかね。

このうち、タマガワとジョオウ、スベスベジョオウは、ヒドロの先端に渦巻状に白い卵を産むのを確認しているのでそれ以外の筈ですが、アカホシとユビワモドキについては知りません。


個体数の線から言うと、ショウジョウウミウシが可能性が高いかなと思います。

ハナショウジョウもショウジョウも今の時期はそれなりにいますので、おそらく彼らが産んで去ったのかな・・・・・なんて水中で思いました。




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神奈川県三浦半島の城ケ島と宮川湾でウミウシ探しを専門とするダイビングショップです

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神奈川県の三浦半島先端にあります城ケ島と宮川湾にて日々ウミウシ探しに邁進するダイビングショップのブログです。

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