今年1年ありがとうございました・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

今年も色々な多くの方々に支えられ、何とか無事に終えることができました。

これは皆みな様のおかげ以外のナニモノでもありません。

また、皆さまと潜るたびに色々な新たな発見もあり、
わが身が習うことも多かった次第です。


来年も城ケ島水域のウミウシを宜しくお願いします。

あ、ウミウシに限らず甲殻類も入れていいですよ~
(笑)

なーんて、とにかくお客様に楽しんで頂くことを第一としています。

そのためにボク自身が楽しくウミウシ探しをしないといけません。



好きなことを楽しそうにしているボクの背中を見ているゲスト様も楽しくなる・・・・・

これだと思っています。



とにかくコロナが終息しますように。

なにはともあれ、それですね。



来年も宜しくお願いします。



デザイン③ - コピー




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ウミウシ納めにて・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

ウミウシ納めの本年最終日

お約束していたサガミアメフラシはいなくなってました。

おかしいな・・・・・その前日はいたのに・・・・・
ToT

荒らされると当然いなくなりますが、何か人の作用を感じてしまいます。

仕方がない。


しょげていてもしょうがないので、よし、別のサガミアメフラシを探そう!!
と意気込みサーチ開始。

あっ、いた ^o^

ちっさーーーーい!!

と思ったんですが、あれ??

違った (涙)



PC290023.jpg

これは少し前まで「クロヘリアメフラシ」にしていた個体です。

パッと見の色がサガミアメフラシに似ていてホストも同じなので、時に人々はサガミアメフラシだとしていましたが、
いやいや、全然違います。


体中に無数にある白い斑点
外套膜全体のヘリが黒い

ま、この黒いヘリがクロヘリアメフラシとされた所以でしょうが、
生息域というと、ホストがまるで違いますよね。

クロヘリアメフラシは紅藻類のユカリ系に着きます。
ユカリ系以外の紅藻にはあまり着きません。

この写真の「アメフラシの1種」はアヤニシキに着きます。
アヤニシキも紅藻類ですが、同じ紅藻類に着く似たような個体だという事実を以ってクロヘリアメフラシと同種ではないかというのは暴論な気もします。

藻の細胞組織、質感がまるで違うので、歯舌はかなり違うだろうと推測されます。

この個体も採集して口球精査して欲しいですね。



とまぁ、サガミアメフラシをお見せ出来なかったのが悔やまれます。
こればっかりは生き物相手のお仕事・・・・・人為の限界です。


とほほ・・・・・



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これが馬場博士のいうマツカサ??・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

マツカサは本当に分からない。

難しい。

何故難しいか・・・・・ハッキリとした違いのない種が多々いるから。
だと思います。

まぁ、スミレマツカサくらい明瞭に違う種はややこしくもなんともないですがね。
(笑)


これまでマツカサといえば、とても小さく体はそれほど黒くなく、背側突起は白っぽい個体だと思ってましたが、
何だか違うぞーーーっと。

馬場さんの記載では「体は黒い斑点の集合によって黒く見える」とあるので、
白っぽく見えるのがおかしいのですが、

今までマツカサとしてきた個体はどう見ても白いんですよね。



PC270010.jpg

マツカサの背側突起内側には鰓が著しく存在するそうだが、この写真からはそれは判別出来ません。

背側突起自体は5~6個の小環状で成り立っている。

はい、そうですね。


これまでマツカサとしてきたあの個体の背側突起は小環状ではけっしてなかった。
うまく説明できませんが、ヒメマツカサのような菱形状のデコボコした塊。

だから違うんですよねーー。


写真の個体はマツカサであるとして、あの白っぽい小さいいつものやつは何者なんだろう~~




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でました、サガミアメフラシ・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

予告公言どおり、昨日サガミアメフラシを見つけました。

1個体だけですが、絶対に他にもいる筈です。

アヤニシキがとても元気よく育っています。
あちこちで。

城ケ島水域ではこの海藻は晩春まで続くのですが、
その頃には同じようなピンク色をしている「アメフラシの1種」が多く散見されるようになります。

あれはあれでボクは好きですし、フォト派の方にもご満足いただける画になりますが、
やはりサガミアメフラシの方がデザイン的にクリアーで洗練されていて好きです。



PC250050.jpg

なんといっても下地が素晴らしいですよね。

下地の素晴らしさに加えて個体がピンク色という・・・・・

こりゃー、女性なら歓声、男性なら雄叫びです。
(笑)


荒らされなければしばらくいますでしょう~

扱い方が悪い人は観察禁止ですね。


そして次はバロニアモを見つけましょう~~
^o^/




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3週間くらい前の個体・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

城ケ島ビーチで今年の冬に見かけた個体が、やや違うところに2個いたんですよね。

しかも、うーーーん、なんだろう、これ・・・・・みたいなやつ

先ず写真です。



PC070084.jpg

サイト「世界のウミウシ」ではTrinchesia sp.にしてますが、まぁ、不明な場合の暫定箱です。
毎度のことで。

取り敢えずTrinchesiaに入れるという、Trinchesiaは便利箱。

^^


この種は前から見ると、顔の触角間あたりにピンクの丸い斑紋があるのが特徴的です。

ですが、この写真のように上から見ると、この斑紋は顔の表面ではなく触角間の内部にあるのが分かります。

つまり表面の模様ではなく内部の何か。

それが模様というより種を構成する質の一部ということ。
器官とかではなく、言わば「そういう色をした体の一部分である」ってことで。

体表面の模様や色ですと、場合によっては個体差、何らかの変異である可能性もあり、
それが種を分類するに決定打となるに乏しいですしね。

まっ、もっともその場合でも、その変異タイプが数多く発見されるようであれば、
それが「TYPE」となります。


んで、この種は今年3個体見ています。

つまりこれはこういう独立種だと思うに至りました。





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アヤニシキが元気になってきています・・・・・港南台焼肉関内苑

水温がだんだん下がってきています。

安定して18℃前後。
17℃~19℃ですね。

ウミウシ的にはいい感じです。


水底の海藻が元気になってきています。

時節柄注目しているのがふたつありまして、アヤニシキとタマゴバロニアです。

タマゴバロニアはアチコチで群体を形成しており、時々すでに破裂しているのがあるんですよね。
バロニアモがもう出ているようです。
が、まだとても小さいサイズだと思うので、見つけられたら嬉しいです。

池チャンガッツポーズが出るでしょう~

アヤニシキもアチコチで成長しています。
これにはサガミアメフラシやアメフラシの仲間(サガミアメフラシのようにピンク色)が着きます。
これもそろそろ着いてもおかしくないですが、おそらくまだ恐ろしいほど小さいと思います。



PC180045.jpg

写真はインチキなシーンです。
(笑)

ミドリアマモをアヤニシキにのせて撮ってみました。

実際にありえない状況ですが、写真映えということで~

^o^v




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最大限の注意と集中力・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

ここ2~3週間ほど岩骨の水底にヒメマツカサがいついています。

現在確認できているのは2か所で計4個体。

もっと探せばもう少しいるようにも思えます。

なんですが・・・・・いるのはいいとして、クダウミヒドラに埋もれているので、どうにも写真には撮れません。

埋もれてワケが分からなくなっている様子を上から撮る
それだけ
^^;

これじゃー、図鑑撮りとしても最悪ですし、SNS用としてもダメ。

唯一の良識として生息環境が分かるということだけですね。



フォト派の方々がお見えになったので意を決して剥がしました。

これ、慣れていない方がやることには絶対に反対です。

個体を傷つける、生息環境破壊、ほにゃらら・・・・・

良いことはありませんね~~



ボクは慣れてるので上手くやりますよ。



PC180036.jpg

ヒメマツカサの全体像です。

ピンク色の背側突起がカワイイですよね。
^o^

ところがこの突起、ちょっとした刺激ですぐ剥がれます。

大変困ってしまうくらい簡単に取れます。

なので、超超超神経を使って丁寧にゆっくりとホストのクダウミヒドラから剥がします。



んで撮ったのがこの写真でした。

フォト派の方々も喜んでおられたようで、それが良かった。
って、そのために剥がしたんですから~~~


元の場所、ホストにも丁寧に戻しましたよ。




これはレア種です。
キチンと撮って保存しておきたいですよね。

記録としてサイトの世界のウミウシに載せておきます。





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強烈な西風でリセットかな・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

今週は典型的な西高東低です。

とてつもなく強い西の風がずっと吹いています。

そのせいで相模湾側の岩骨へ行くことが出来ません。

岩骨といえば壁のリュウグウが最盛期を迎えていますが、この大西の風波とウネリでリセットされてるかもしれません。

せっかく色々と見つけておいたのに・・・・・

残念です。
(涙)


というワケじゃないですが、先日見つけておいたクロスジリュウグウ君。



PC130222.jpg

また写真が縦だ・・・・・(笑)


晩秋から続くリュウグウ祭りは年明けまで楽しめますが、本当に色々なリュウグウが出てくれるのが城ケ島岩骨の特徴です。

ちなみに今年は

トウモンリュウグウ
ガブリエラ
旧オセザキ(オオクチリュウグウ)
クロスジリュウグウ
トサカリュウグウ(クロスジリュウグウsp?)
ミドリリュウグウ
サガミリュウグウ
スルガリュウグウ
コミドリリュウグウ各色

これだけの種類が出ました。

これはおそらく、東日本においてはナンバーワンだと思っています。

あともうひとつ大物の出現を期待しています。

フサコケムシは今もフサフサしていますよ~!!
^^v




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スミゾメミノがキレイに撮れた・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

ヤギモドキウミヒドラに着くスミゾメミノは、いつもヒドラにベターーーって着いているので、
綺麗に撮れた試しがないし撮ろうとも思えないのですが、

昨日着いていた個体は立体感があったので、「こりゃイケるかも・・・・・」と思いました。

ガイドなのでそんなに粘って撮れないので、チャッチャと数枚だけ。


これ



PC130203.jpg

どうして写真が縦になるんでしょう・・・・・(笑)
まあいいや


よく見ると黒じゃないんですよね。

紫色なんです。
濃紫ってやつですかね。

触角の根元は透明感のある白で、背側突起先端は原色の白。

とてもシックですが、派手なモノよりそういうのを好む服のセンスの人からすると、
スミゾメミノって良くないですか??

ボクがそうだから書いてみました。
(笑)


城ケ島の岩骨、水深20メートルのヒドラ(うちわ)にいっぱい着いてます。

ピンクのネジネジ卵もいっぱいです。

^o^




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探してたアオサメハダが出た・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

時期的にそろそろかなーーと思ってこの数日探していたアオサメハダ。

いましたいました。

って、感動するほどのモノでもないんですが。
(笑)


ボクは擬態シリーズが結構好きで、
擬態しているイコール「ワケが分からない外見」であるのがほとんどで、

まっ、言ってしまえば、地味系は好きです。

ウミウシファン自体がややオタクっぽいですが、地味系好きはその中でもオタクです。
(笑)



PC080049.jpg

なんで写真が縦なのか・・・・・^^;


二次鰓も触角もしっかりと見えてます。
見える人には見える。

分からない人に対してはかなりのレベルの高さで擬態してます。

大半の人が後者です。


慣れると一目瞭然で、卵なんか産むようになると白い渦巻が目に入るので、
「あ、いるな」と。

ミナミヒョウモンとよく似ていますが、白いスジ線がアミメ状にあるかないか、
ここらへんが見極めのポイントですね。

ミナミヒョウモンはJornna.
アオサメハダはRostanga.


属は違うんですが、姿形も卵形もほぼ同じということで、「ホンマに別種?」と疑問が湧きます。

体表面を覆い尽くす白いアミメ状の模様・・・・・立派な差異ではあります。




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神奈川県三浦半島の城ケ島と宮川湾でウミウシ探しを専門とするダイビングショップです

umiushihunters

Author:umiushihunters
神奈川県の三浦半島先端にあります城ケ島と宮川湾にて日々ウミウシ探しに邁進するダイビングショップのブログです。

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