アメフラシsp.の極小ですね・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

アヤニシキに着くアメフラシにはサガミアメフラシとsp.とがいますが、

極小の場合、sp.の目印となる外套膜周縁の黒いヘリも現れていない個体もいまして、

それを同定の決め手には出来ないんですよねぇー。


でもよーーく見ると、


P1220004.jpg

白い斑点もsp.の同定のカギとなりますが、写真の極小個体を見ると、

白い斑点が顔付近にソバカスのようにありますね。

サガミアメフラシにはこの斑点は皆無です。


本日この個体を確認しに行ったのですが、大きくなってました。

そしてやはりsp.の方でしたね。
今じゃ体中に白い斑点。



白い斑点は極小の頃からありまして、成長するにつれて斑点も増える
というのが特徴でしょう~。


城ケ島の岩骨には100個以上このsp.がいますよ~





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今年もでた・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

ビーチにオオアリモが出ました。
やっとこさ。

でも、なんか前からいたような雰囲気でした。

先日潜ったときとは違うルート上だったので、出会わなかったようです。


今年はどうなんでしょうか・・・・・
今は1月下旬です。

なんか藻が少ない気がしました。

良くない。
ToT

やっぱり水温ですね。
2年連続で下がらなかった影響かも知れません。



P1260060.jpg

オオアリモ

今日見たのはたったの2個でしたが、卵やモジャモジャの藻をいくつも見たので、
もっといるのは間違いないです。


今日はスナチゴも探したんですが、風船がまだ小さいのしかないので、
もう少しあとのようです。

キホシカスミミノとか久しぶりに見たいな。

あ、今はキホシミノ??



本日はウネリがあり、ビーチの浅場には行けませんでした。

木曜日はボートとビーチを見ていきましょう~~





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小さいけど立派なヒメマツカサ発見・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

今年は多いな。
というか、今まで見つけられていなかったのか、いや、そんなことないぞ。

あのモジャモジャはこれまでも見てきてた筈だし、気がつかない筈がない、
みたいな。

ヒメマツカサが定住する好みの茂みが分かったということで。
(笑)


P1230016.jpg

なんというヒドロなんでしょうかね。

ヒドラに似ていますが、淡水性ではないので違うとして、
八放した触手なんかを見てると、やはり「ウミヒドラ」の何かですよね。


潜りこんでしまって、これじゃ分かるワケない。
^o^

この個体は1mmの点にしか見えません。
なので見つけにくいことこの上ない・・・・・


枝鰓亜目好きのボクとしては大好きの中でも大好きな種類です。





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フタエオウギをもう使える浮島・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

城ケ島ではフタエオウギが美しさを放つ時期にはまだ早いですが、
西伊豆の浮島ではあちらこちらに使えるフタエオウギが生えてます。

ボクがなぜこれを好きかと言うと、ライティングの角度によって青や緑になるからですね。

特に青はいいです。
濃い青、紺色。

これを下地にしてウミウシを置く。
そしてライトの角度を青になるようにして撮る。



P1200107.jpg

葉全体が青くなるようなフタエオウギはナカナカありませんが、
大部分がそうなるモノをいつも探しています。

水中でウミウシを指に乗せてキョロキョロしていたら、まさに探している最中です。
(笑)


青い下地、黒い下地、こういった暗い方の色が下地ですと、被写体となる個体の色が鮮明になりますね。
逆に明るい色ですと個体の全体像がボヤけてしまいます。

フラッシュやストロボを入れるとより顕著ですね!

跳ね返る光がない、余分な光が吸収される、まぁそんなところでしょう~~



浮島のご夫婦には今年も仲良く元気に頑張って頂きたいですね。
^o^





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ベルグさんがやっぱりいっぱい・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

先日アヤニシキで見つけたベルグさん
やっぱり他にもいっぱいいました。

ナニナニナニ??

どういうこと??

今までもいたのかな~~なんて思ってしまうんですが、
これまではアメフラシの仲間こそいても、ベルグさんは目に入らなかったですが。

ピンク色のアメフラシの仲間がクロヘリアメフラシだった頃は無視でしたので、
それもいけなかったのかも知れません。

「アヤニシキはどうせいつものアレだ」って位置づけ。

なんでも思い込みはダメですよね~~~
^o^;



P1180169.jpg

一眼レフまたはミラーレスでも、どちらでもいいですが、
下地といい個体の色といい、画になりますね。

ピンクっぽい紫色が素敵な世界

どなたかに寄ってとって欲しいな・・・・・

って、3~5mmくらいですが
(笑)





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バキュームさん・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

城ケ島のへいぶ根で見たキイボキヌハダ。
他のチームさんが見つけて教えてくれました。


小さい個体が特大のニシキウミウシに齧りついてました。

このサイズですと体組織そのものを飲み込むことは出来ないので、
体液か何かを吸いこんでいるんですよね。



P1160028.jpg

ファンタスティックな下地に乗るキイボキヌハダですね。

この下地はニシキウミウシです。
このニシキウミウシが尋常じゃないくらい大きく感じてしまうほど極小のキイボキヌハダ。


キイボキヌハダは通常、イロウミウシ科のウミウシを好んで食べるのですが、
食べるといっても「ムシャムシャ」食べるのではなく丸飲みです。

キイボキヌハダが獲物を食いちぎったがために残った残骸を見た事がないので、
食べ方は丸飲みで間違いありません。


さて、この極小個体・・・・・小さいから相手を丸飲みなどナカナカ出来ません。
相手も極小であればそれも可能ですが、いつもそのチャンスに恵まれるワケはなく、
相手が大きい場合は喰らいついて体液のようなモノを吸い取っているんですね。

実際にこのような写真のケースで、大きい方の吸われている種がシワシワになって捻じれて弱っているのを見た事があります。


相手が大きい場合はバキュームさんです。
^o^;





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城ケ島では珍しいモノ・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

ベルグウミウシはテントウやアオモなどの仲間です。

そう言われるとツマシロモとよく似てますよね!!

今まで城ケ島で見た事はないです。
他のエリアでは見た事ありますが、我が海で見られたことに感謝。

嬉しさは100倍ですね。
^o^/



P1130072.jpg

昨日はサガミアメフラシを探しまわってたんですよね。

でもいるのはモドキというか、アメフラシの仲間ばかり。
それならいっぱいいます。
(苦笑)

同じようにピンク色なんですが、鮮やかさがぜんぜん違うんですよね。
混じりッ気もないし。

と、なんだかな・・・・・と思いながらアヤニシキを見ていると、

おや??

と感ずるに至る背側突起を持ったウミウシが目に入りました。

まだ3mm


写真を撮り始めてすぐ分かりましたよ。
これはベルグだと。

ただ、もっと固くて細い紅藻に着くと思うんですが、なぜアヤニシキ??

たまたま??



たまたまだと思うんですが、もしかするとってあるので、見続けて参ります。





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予想していたハイブリッド・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

ついに!!というか、やっぱりというハイブリッドに出会いました。

イナバミノとタマガワミノの交配による結果です。

そうとしか考えられない個体。


Collage 2021-01-1209_03_58

左がその個体
右上はタマガワミノ
右下はイナバミノ

これまでにイナバミノとタマガワミノが混生している場面は何度も見てまして、
将来必ずハイブリッドが現れると踏んでました。

同じホリミノ属であり、且つ同じヒドロをエサとしていまして、そしてシーズンも同じ。

なので混生シーンを何度も見てきたんですね。


昨日このイナバミノの写真を撮っていてすぐ分かりました。
だって、背側突起の一部がタマガワミノ特有のサッカーボール(ボクはそう呼んでいます)でして、
顔も真っ白ではなかったですし。


異種間にて交配する種は他にサクラミノとアカエラミノを知っています。
他に、コンペイトウとキスジカンテンもそうですね。

まだまだあると思います。
イボなんかもありそうに思います。


ただ、異種間交配の結果誕生した個体は繁殖しないという話があります。

繁殖能力に欠けるそうですね。
例えあったとしても、データ的にとても弱いそうです。



とまぁ、学術的には嬉しいモノを見ることが出来たのでした。

ご一緒されたゲスト様はラッキーだと思います。





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見比べたら明らかに・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

フェイスブックのグループ投稿にもアゲたんですが、

城ケ島ビーチのワタシオグサに着く緑色のウミウシと
普通のミドリアマモ


sketch-1609231049842.png

左がサミドリモ 7mm
右がミドリアマモ 7mm

両方成長個体ですね。

双方よく似ていますが、サミドリモは触角も背側突起も細く長いです。

ミドリアマモはやや太く短いです。


これだけでも大きな違いですが、体地色にいたっては、

サミドリモは緑の線がいくつも前後へ繋がるのに対し、
ミドリアマモは緑の小斑点の集合が線のように見えます。


左の個体も以前はミドリアマモでは??
という扱いにしていた時期もありましたが、こうして見れば明らかに別種ですね。

今はキチンと分けてあります。



ちなみに左のサミドリモは、ツマグロモやバラクオバマと混生しています。




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コミドリリュウグウの亜種か隠蔽種・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

現段階ではコミドリリュウグウとされていますが、今後研究が進むと別種とされそうな種があります。

まず写真ですかね。



P1040019.jpg

パッと見はコミドリリュウグウとしてしまう風体ですが、異にする箇所がありまして、

①  発見場所がフサコケムシのあるところではない
②  体の背面周縁に白い小突起と斑紋が並ぶ

個体によっては背面の縦皺がより鮮明で、且つ線となって明瞭化するモノもいます。
これについても発見したらアップしましょう。

過去画像を探すのが面倒です。
(笑)
あっ、世界のウミウシをご覧ください。^o^


触角、二次鰓、尾部、これらの先端が紫色になるのは共通しています。
ここも重要。


つまり、ウミウシとして重要な器官の形状や色彩パターンが同一なのは同定のカギでして、
しかしながら、小突起や明瞭な差異となる線の存在など、こういった質も無視できないと考えると、
亜種ないしは隠蔽種の可能性が大なのかなーーと。

それともうひとつ、このタイプの種をフサコケムシから発見したことがないという点。
特に色合いが茶色、黄土色である場合は間違いなくそうです。


ただ、小突起や明瞭な線のある個体でも緑色系の種は、フサコケムシから見つかる場合が多いです。

となるとエサの違い??

でもその場合、かなり違うモノをエサとしているとしか考えられないくらい、発見場所が違うんですよねー。

歯舌は明らかに違う筈です。


ただし、上記したことは他の水域ではまた違う事実かも知れません。
城ケ島水域での生態のみで羅列していることを但し書きします。





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神奈川県三浦半島の城ケ島と宮川湾でウミウシ探しを専門とするダイビングショップです

umiushihunters

Author:umiushihunters
神奈川県の三浦半島先端にあります城ケ島と宮川湾にて日々ウミウシ探しに邁進するダイビングショップのブログです。

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