先日のゴマちゃんですが・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

ゴマフビロードウミウシには3タイプありまして、白、黄色、たぬきがそうです。

実際はたぬきにも白と黄色がいるので、4タイプとする意見もあるでしょう。

反対に、たぬき模様のタイプは白にしろ黄色にしろ、白か黄色それぞれに属するのだとする意見もあります。


分類のことはさておき・・・・・


ゴマちゃんと愛称で呼ばれるゴマフビロードですが、ここ数年はボートポイントであまり見かけなくなっています。

ですがここ数日、ビーチポイントで立て続けにゴマちゃんを発見!!

数年前は特に物珍しさのなかった白と黄色のコラボも実現しました。



P2240185.jpg

ちゃんと並んで頂いて・・・・・
(笑)

この2個体のゴマちゃんの鎮座は大好評でした。

シャッターを押す回数の多いこと多いこと~
^o^;

離れないゲスト様方。
こんなに人気があろうとは・・・・・


確かに可愛いシーンです。





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成長が遅いのか早いのか・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

今年というかここ半年?ほどの城ケ島岩骨では、ヒメマツカサが手堅く出ていますが、
1mmの超極小個体を見つけてからは、その個体をずっと観察しています。

この個体を見つけたのは12月だったと記憶していますが、
今現在は2.5mm程度です。

つまり、2カ月ほどで2.5倍に。



P2230010.jpg

2カ月で体長が2.5mmになったということは2.5倍になったのだから、
250%アップなので2カ月にしては凄い増大率です。

ん?2乗3乗の法則だと15倍くらい??
なワケない
(笑)

それは置いといて、2カ月も経てば他のウミウシならとっくに大きくなってますが、
ヒメマツカサはまだこの程度の大きさなんですねー。



1mmが2カ月で2.5mm、つまり250%増し
でも2カ月も経ってるのにまだ2.5mm

成長が早いのか遅いのか・・・・・

分かりませんね~
^^;




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スナチゴというヘンテコなエッグイーター・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

トモエミノウミウシ属の子らは他生物の卵を食べますが、それは他のウミウシの卵でありまして、

スナチゴミノはタマシキゴカイの卵を食べるんですよねー。

なので、いれば見つけるのは容易いのですが、城ケ島水域では場所が限定されているのでポコポコ見つけるのは難しいですね。

あと、あのバルーンの中にいると写真は撮れません。

一眼さんがストロボを使ってバチッと撮れば撮れますが、手持ちライトのコンデジでは光が中まで透過しないので、
ボヤーーっとしか撮れないのでいつもストレスです。

(笑)


と、そんな子がテクテク歩いてました。
(笑)
正確に言うと「ハウス」に入るトコをゲット!!



P2210241.jpg

こりゃ~ラバーに乗せて撮るチャンスでしょ!!

とばかりに撮りました。
数十カット。


ハウスにいる時は摂餌中か産卵中の場合もあるので、出して撮るワケにはいきません。

これ、ウミウシハンターのマナーです。
^o^v

なので、やっと出来たというちょっぴり嬉しい日でした。





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青い煙で「煙に巻く」・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

「煙に巻く」というと何だか適当なことを言って言いくるめる感じに聞こえますが、
まぁ、大抵の場合は「うざいな・・・」という評価をされるのがオチ。

人間界ではですがね。
^^;


ウミウシの中には背面から、若しくは側面から、また突起から忌避物質を出すモノがいますが、
写真のツマグロモに似た「プラキダ・バラクオバマイ」もそうです。

どこから出しているのかは分かりませんが、見ている限り背側突起からでしょうね。

青い物質を放出しています。

これはバラクオバマイだけでなくツマグロモも同様です。



P2190046.jpg

青い物質を放出します。
カメラではナカナカ写せません。
^^;

あっと言う間に消えてなくなるので・・・・・

個体が防御本能を作動させる際に放出するんですよね。
忌避物質なので外敵には有用な化学物質が含まれている筈です。

が、それが質量的にどうかと言うと、個体そのものが小さいので、大型の生物にとってはそうでもない程度のようです。

小型の敵にとってはまさに「煙に巻かれた」よろしく、「うざいな」ですね!!
(笑)


ボクはいつも筆を持って海に入るようにしていますが、この種に筆で触れると青い煙で巻かれます。
(笑)
早口で捲し立てられるようなことはないですが、結構なボリュームで煙に巻かれますよ~!!


城ケ島のビーチポイントにたくさんいます。
ワタシオグサ??に着いてます。




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2~3mmでも営みます・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

生命体が小さいからといって侮るのは人間のみです。

高等な脳を持つヒト上科のモノたちの中でも人間のみでしょうね。

だって、興味本位であったり嫌悪感で、小動物を捕獲したり駆除しますから。




ウミウシは自然界の中では極小の部類です。

といっても色々なウミウシがいるワケですが、我々、いや、ボクが城ケ島で紹介するウミウシは9割以上極小です。
^o^;

この写真の個体は3mmないと思いますが、2個体が互いを右側に置いてくっついていますね。



P1310132.jpg

交接しています。

全てがとは言いませんが、ウミウシは相手を右側に置いて交接します。
それは右側に交接器を持つからですね。


写真の個体はベルグウミウシですが、アヤニシキ上で今年から観察されるようになりました。
いやいや、これまでもいたのかも知れませんが、気がつかなかったようです。

あの海藻はアメフラシ(以前はクロヘリアメフラシのver.)だけだという思い込みがベルグの存在を気付かせなかったのだと思いますが。


こんな小さな生命体も交配をして産卵し、ちゃんと次世代に生命をつないでいるのですよね。

地球誕生から悠久の時を経て初めて誕生した生命体で交配(有性生殖)を始めたモノが何かは知りませんが、色々な生命体が有性生殖を行って親とは若干でも違う個体を産み出し、そして進化し、適応力が向上し、現在地球上に存在する多くの生命体となっているのです。

これについての神秘性を考え始めた時、ボクは今おかれている状況、足下を同時に想像してしまいます。


何故かって??


子孫(DNA)を残すという行為が本能で行われるから・・・・・です。

これが考えて行われるようになると、少しずつその種が減少、やがては消滅するのでしょう。


今、日本は少子高齢化が進んでいますが、子孫の生産性の低下は人々が「安定」を別のところに求めているからではないでしょうか??



ベルグウミウシの交接を見てそれを思うなんてボクだけ??
^o^;





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バロニアモはどこ??・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

今年は今のところナカナカ会えないバロニアモ

どこにいるのでしょうか・・・・・

いるのは分かってるんです。
形跡は何か所かで発見しました。

でも空き家か居留守です。
(笑)

居留守なら出せってね ^o^;


水温が影響してきているのは分かっています。
水温が下がりきらない年が3年続いてますからね。

生態系への影響、つまり、すべき繁殖行為がないとか、
産卵はしたが孵化するまで至らないなど、きっと何かの悪影響は出ています。



P2140148.jpg

仕方がないので、オトメミドリガイをタマゴバロニアにのせて撮ります。
^^;

これ、過去に何度かやりましたが、黄色い個体ってタマゴバロニアの質感と合うんですよね。
この個体はそれほど黄色くないですが。。。
^^;

黄色ってナカナカ撮りにくい色なんですが、タマゴバロニアの上だと下地が基本暗めなので、
色もちゃんとのるし下地の反射光もしっかりと拾えて素敵です。

このシチュエーション大好き!!



いやいや、そうじゃなくて、バロニアモを早く見つけろっての
^o^;

近々見つけます。





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コネコは地味ですが・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

ウミウシ界最強の地味ウミウシは「センニンウミウシ」だと思っていますが、
(笑)

ネコジタやコネコの類も相当地味です。
^^;

でもボクは好きなんですよね~~~
個人的に。

ラメリウミウシ上科に属する子たちは何となく地味というか、
原始的な匂いがしてたまらなく好きです。




P2110032.jpg

コネコウミウシは色がどうしても映えません。
黒いんですよねー

黒だからダメということではなく、フォルムなんですかね??
よく分からないですが、コネコというネーミングの割に女子ウケが良くないです。
^^;


アヤニシキに乗せてみました。

んで顔から撮り。

少しは映えますか??

うーーーん、やっぱり色なのかなぁ・・・・・


カエルの子は蛙
地味な子は地味

つまり、どうにも手に負えないってこと??

^o^;

いやいや、なんか考えるぞ~~!!





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クダウミヒドラなんだなぁ~~・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

クマドリミノですが、出る場所が大体同じなんですよね。

と、その共通点はなんだろう・・・・・なんて薄ぼんやり思ってたところ、

「あああ、やっぱそうか」なんて場面。

ですよねー。
岩骨の壁に行くとこればっかりですもん~~。

水底には全くない。



P1310149.jpg

クダウミヒドラ科の何かです。
名前は知りません。
(笑)

こうやって食べてるトコみると、あの辺をペシペシすれば出ますよねー。

はい、いつもペシペシで出るもんで、ホストが分からずでした。

そうなんです。
ペシペシの利点は見えないところから出てくる点。

不利益はホストが未確認になること多し、ですね。

なので使い分けるようにしてるんですが、ペシペシはやり始めると止まらない傾向にあります。

ボクは・・・・・ね。
^o^;



でも、少なくとも今の時期の壁はペシペシです。




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赤ルンルン・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

そっかー、水温が多少でも下がると、これのシーズンなのでした。

赤ルンルン

赤い、いや、オレンジのルンキナ、今はウズムシの1種ですかね。

扱う書籍やサイトで違ったりするので、こうなるとニックネームが活躍したりします。
(笑)

なので

赤ルンルン

もうずっとこれで呼んでます。




P2070173.jpg

このタイプには紫色のモノ、黒いモノ、紫ですが周縁が白いモノ、
いくつかありますが、

頭側部先端に近いあたりに眼点があるんですよね。

これは全部に共通してあるようです。


このタイプは以前は頭楯目に入れてありましたが、数年前にウズムシウミウシ目が新設され、
そこに移されましたが、限りなく頭楯目に近いそうです。

1科2属のみが今のところ国内には存在します。





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ビーチのミドリアマモ・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

城ケ島のビーチにもミドリアマモはいるのですが、

ボートポイントの岩骨のそれとは様子が違うんですよね。

姿はあまり変わらないんですが、大きく2つの点で異なります。


1つは大きさ。

岩骨のミドリアマモはとにかく小さいんです。
1~3mm

ビーチの個体は5mm以上あるのがほとんど。

この違いは一体何なのでしょうね??

理由も思いつきません。


2つ目はホスト

岩骨のミドリアマモはタマミルかネザシミル、ハイミルなどに着いてますが、
ビーチのそれらはフワフワのワタシオグサの中にいます。


岩骨でも時々チャシオグサにミドリアマモが着くことがありますが、本当に稀です。

同じ種でどういうことなんでしょうかね??
上記した2つの違い、ボクには説明出来ません。



P2050049.jpg

ほらね、どう見ても、どこからどう見てもこれはミドリアマモです。

あっ、こんな感じでサミドリモも着いてますよ。
絶対数は極端に少ないですがね。

あちらは手足がスラリと長い異国南蛮人のように、触角から背側突起が細くて長いのが特徴。
体色を構成する緑の模様、線も違いますがね。

ミドリアマモと並べると全く違います。



と、まぁ、城ケ島のビーチは、雨季に入る頃くらいまでは見やすい水中環境です。
雨季に入ると川から流れてくる砂が浅場に堆積して、藻類や固着生物がダメになります。

今はネチネチと楽しめますよ~





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神奈川県三浦半島の城ケ島と宮川湾でウミウシ探しを専門とするダイビングショップです

umiushihunters

Author:umiushihunters
神奈川県の三浦半島先端にあります城ケ島と宮川湾にて日々ウミウシ探しに邁進するダイビングショップのブログです。

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