フェイスブックと重複しますが・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

城ケ島ビーチにて観察

写真をアプリにて上下に貼り合わせて見やすくしました。



Collage 2021-04-1908_44_28

パッと見た感じですと両方同じ??って思うんですが、下の個体は触角が全く違います。

触角というのはウミウシにとっての重要な器官でして、目があまり見えないウミウシにとっては外からの情報を得るためにとても必要です。

という重要感覚器官が異質であると常識的に異種なんですが、この上下の個体はその段階で異種。



上はサラーム(バエオリディア・サラアミカ)でいいと思います。

問題は下の個体ですが、撮影時に感じた触角の違和感から同定も出来ずにいたところ、世界のウミウシの木元さんから「イロミノに近いのでは」との助言を頂き納得。
(スプリッラ・ブラジリアーナ)

確かにそちらに近いです。
間違いない。



問題は、「イロミノ」ではなさそうな点。

イロミノには体中に白い細点がありますが、写真の個体では確認できません。

背側突起の色はエサ環境の影響もあるので最重要視はしませんが、横縞な感じは同様ですね。

顔にある白い紋様、これはイロミノというよりサラームミノの方です。


つまり交配して誕生した個体か・・・・・
はたまた中間のような個体が別種として存在していたのか・・・・・

これを観察例だけでひも解くのは無理です。

それに、交配という事実が属を飛び越えて行われるのかをボクは知りません。
科が同じとはいえ、あくまで同属間だという認識です。



DNA解析と分類が身近になればな~~~と思う瞬間が常にボクらにはあるんですよね。






DIVING SHOPウミウシハンターズ










神奈川県三浦半島の城ケ島と宮川湾でウミウシ探しを専門とするダイビングショップです

umiushihunters

Author:umiushihunters
神奈川県の三浦半島先端にあります城ケ島と宮川湾にて日々ウミウシ探しに邁進するダイビングショップのブログです。

カレンダー
03 | 2021/04 | 05
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
こちらに注目!!
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
QRコード
QR