旧オショロのその後に混乱・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

以前はオショロミノの大きなグループがありました。

オショロ属自体は今もあるのかな??
1~2種くらい残ってたような。
ザ・オショロだけかな・・・・・



この名前の属が今でいう、えーーーっと、

えーーーっと・・・・・

もうここでつまります。


世界のウミウシでは「Trinchesia フジエラミノ属」
日本のウミウシでは「Trinchesia ゴシキミノ属」
新刊1260図鑑では「Tenelia シロタエミノ属」

となっています。
どれをどう取ってもあちらが立たず、って状況。

以前はTrichesiaの何ちゃらと中立的に説明してしたモノが、新刊1260図鑑が出てからはTeneliaとなったのを受け、現場ではTrinchesiaもTeneliaも双方を並べるようにしています。

和名は出しません。
3つもあるから。
(笑)



P5300084.jpg

これはTrichesiaないしTeneliaの仲間ですが、このような、ボクが以前からあだ名しているような個体の場合、そのあだ名を言わせてもらっています。

はい、これは「文金高島田」です。

と ^o^;


全体が白いことから白無垢の着物を思わせる、橙や黄色の触角口触手がカンザシの如し、
ただそれだけです。
(笑)



それが、旧オショロ属の子で和名のない個体が出ると、ログ付けの際に困るんですよね~~。
^^;

本音では、Trichesia もしくは Teneliaの仲間と書いて下さーい・・・・・なんてゲスト様に言えないんですよねー。
長過ぎて。


何か良い折衷案みたいなモンはないだろうか・・・・・
^^;





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スケスケですイナバミノ・・・・・ウミウシならウミウシハンターズ

イナバミノは今でこそ結構見ますが、一昔前は「え、いるんだ??」って種でしたね。
城ケ島でウミウシをやり始めた当初の話ですが。

どこどこ~~なんて見に行きましたっけ。

今でこそ新鮮味はありませんが、でも見ると必ず撮ります。

ホント、必ず撮ります。
飽きもせず・・・・・

(笑)



P5140090.jpg

カッコ良く決まるとこれほど美しい種もないだろうと、そう思う気持ちがあるから撮るんでしょうね。

実際に美しいのは間違いありません。

お客様で海外ダイブ経験の長い方に紹介したことがありましたが、1本ずっとイナバでしたもんね!!
^o^

それくらいのモノがあるんですね。

確かに、色見の派手さはありませんが、白く透き通った色合い、色調が「和」の趣を感じさせます。


そう・・・・・イナバミノは「因幡の白兎」のお話のように、控え目で真面目な大黒様のようにプックリした有り難いミノウミウシなのかもしれません。



なんか今日はオチが素晴らしくないですか??
(笑)





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ミノイーターのお腹の中に・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

アカボシウミウシはあのキイボキヌハダと同じくウミウシを食う種類です。

それでも違う点がありまして、キイボキヌハダが主にイロウミウシの類いを食うのに対し、アカボシはミノウミウシ類を食べます。

実験的にキセワタやイロウミウシ、ラメリ上科の類を与えてみましたが、全くスルーでした。


ボクが知る限り、アカボシウミウシはミノイーターです。



P2070185.jpg

お腹に透けて見えるのは・・・・・

あれは・・・・・

ゴシキミノじゃないか!!
ToT


あああぁぁぁ~~~ゲスト様に紹介すれば割と喜ばれる類なのに、食っちまいやがって!!


アカボシウミウシがミノウミウシに喰らいついてるシーンを数回見てきましたが、自分より大きかろうが長かろうが、全然お構いなしです。

逆に自分より小さい相手だと、あっという間に体内に納めてしまいます。
(これは沖縄で、小型のケラマミノをアカボシが食ったシーン)


こういうシーンを「残酷」とか「悲しい」「かわいそう」と見るむきもありますが、自然の事なので出会うと生態観察として重視しています。



でも、これビーチなんですよね・・・・・

ビーチでゴシキミノは貴重なので、なんか他のを食べて欲しかった。
^o^;




さてさて、今週末はまた荒れそうです。

いい加減、週末ごとに荒れるのヤメテくれない??





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ラディッシュとあだ名されてるそうです・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

ヘンテコなキセワタが出まして、見た事も聞いたこともなかったです。

ボクにもそういうウミウシはまだいますよ。
和名学名は覚えきれませんが、「あ~~これはあれだ、あれあれ」みたいな感じでほとんどのウミウシは脳裏をよぎります。

が、それすらもなかったキセワタが城ケ島ビーチで出るという・・・・・


これ



P5220126.jpg

アカヘリキセワタ

どうやって見つけたかというのは公言しません。

環境保護のためとご理解下さい。


ボクはこの子の探し方を把握しました。


今後また会えるかは分かりませんが、いずれ会える気がしています。

あ、先日のアカイオトメも同様、いずれ会えると何となく思っています。



世界のウミウシにこの種の掲載がなかったのでアゲました。
日本のウミウシには掲載がありました。

大瀬で過去出たことがあるようで、ラディッシュとあだ名されたようです。

うん、なかなか秀逸だと思いました。

ラディッシュを輪切りにしたらヘリがこうなります。
(笑)



ウミウシトップシーズンでは色々な出会いがありますね!!

城ケ島自体のポテンシャルには年々驚かされます。





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意味が分からない集まり(笑)・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

ミドリアマモウミウシは太平洋沿岸の温帯域に多く生息しますが、城ケ島でもご多分に漏れずたくさん見られます。

が、大抵はミル(種を問わず)に数匹が距離を保って鎮座する感じ??(笑)ですね。

テントウやアオモともよく混生しています。


この写真を見て下さい。
何をするためにこんなに群がっているのでしょうかね??



P5060097.jpg

ひとつひとつをよく見ても、交接のための体勢とは一致していません。

エサ??
いやいや、彼らのエサなんて、今まさにその上にいるのですから、別に集まらなくても平気な筈です。


たまにこういう群れた状態に出くわすんですよね。

この謎をどうやって解いたらいいのか・・・・・

かき分けたらこの中心部に何かあったりするのかな、なんて思ったりしますが、何か重要な意味があって群れていたとしたら、そのボクの行為が環境破壊になるので出来ません。


ミドリアマモの生態については見たところ特段の記載もなく、強いて言うとすれば隠蔽種がいくつかあるかも、というところです。

この集団化行動の謎については、今のところ何の情報もありません。


単なる習性だとすれば、もっとこの群れた状態に出会っても不思議ではないですしね。





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えびす様でございます・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

エビスウミウシというレア種がおりまして、フジタウミウシ亜科に属します。

姿形は確かにフジタのそれとよく似ています。

コミドリリュウグウなどとも似ているかな~



P5160071.jpg

写真の個体はとても小さく、3~4mmですね。

これはたまたまナガミルの若い芽に着いていましたが、それは本当にたまたまで、過去見つけてきたこの種はいつもフサコケムシの多いエリアでした。

即ちエサがフサコケムシの仲間であるかは分かりません。

それをしっかりと確認できるほどの個体数を発見してきておりません。

この写真の個体で通算5~6個目ですので。


それくらいレア物です。


城ケ島水域ですと、これまで岩骨で4個体、ビーチで1個体、宮川湾トビ根で1個体
見つけましたかね。

宮川湾トビ根の場合はジュズツナギコケムシの中でした。
もしかしてそっちか??

^^;

と、んまぁ~~~、よく覚えてること。
^o^;

ってくらいレアなので、皆さんは写真をしばらく見つめていて下さい。

(笑)





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カトちゃんが出ました・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

先日も目撃例があったようですが、昨日はカトちゃんハウスを見つけました。

これは今年のカトちゃんハウス。

毎年場所が違うんですねー。
^o^



P5160001.jpg

カイメンにへばりついてます。
(笑)

左の個体の右側に食い跡が見えますね。

カトウイロは食い跡が割とキレイなんです。

このタイプのカイメンをエサにするのにボブサンやコモン、キカモヨウがいますが、ボブサンはブルドーザーのように食い道が出来るので可笑しいです。


毎年、城ケ島水域ではへいぶ根で出まして、時期も水温がまだ低い頃です。
夏を過ぎる頃には大きくなり、11月になるとめっきり見なくなります。


写真の個体はそれぞれまだ5mm程度ですので、もう少しこのハウスでエサを食べていると思います。

しぱらく見られそうですよ!!





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今年は会えた謎ミノ・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

去年は自粛で潜れなかった城ケ島の岩骨

当然去年の春には会えなかった子がいるんですが、今年は会えました。

謎ミノ
あだ名はジョウガシマミノ

世界のウミウシだとホリミノの仲間にしてたと記憶しています。

が、ボクには分かりません。
だって、会う個体全部がとても小さいから。


以前、キミドリミノなんてあだ名していた謎ミノとも雰囲気は似ていて、色がちょっと違うだけ。

あれなのかもな・・・・・なんか腑に落ちないケド



P5120213.jpg

すこーーし目が写ってるのが感動!!

このサイズで当たるか~~~ ^o^


それぞれの属が持つ特徴がありますが、小さすぎてこの個体の特徴が先ず分からないという問題。

大きくなるまで待とうなんて、そんなことしてたら季節が変わっていなくなるんですよね。

このまま小さいまま、ワケが分からないまま、それで終わる個体なのかな~~~



ジョウガシマミノ
キミドリミノ

同一なのか別なのか・・・・・


あだ名ではありますが興味深い個体についてでした。




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今年初の宮川湾でした・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

なんと、今さらですが今年初の宮川湾。

なんか機会がなかったというか、タイミングが合わなかったんです。

宮川湾でのウミウシダイビングはとてもコンパクトに進められ、終了時間が早く済むという利点がありますよ!!

器材洗い、乗船場、ポイントまでの時間、全てがコンパクトなのです。


リクエストがあればどうぞ~!!
ボートは1名様から出船します。



と、宮川湾でのひとコマ。

タンブヤ・カヴァがフサコケムシにいました。



P5080117.jpg

断言出来るワケではないのですが、エサはフサコケムシではないと思います。

というのも、カヴァが出る場所にフサコケムシはないことが多いからなんです。

和名はコアカリュウグウ。
何となく馴染まないので、慣れてないのでカヴァと呼んでいますが、コミドリリュウグウと風貌がソックリでして同様なイメージを持つかもしれませんが、この2種は全く違うと思っています。

コミドリリュウグウは一部のカラーを除きほぼフサコケムシに着きますが、カヴァはそのコミドリリュウグウの一部同様、海藻の裏や暗がりオーバーハングのモサモサから出たりします。

交接中のカヴァがそういうところから出たこともあります。


写真をよく見ても、これを食べてる様子はありませんよね??

腹足でフサコケムシのキチン質部分を巻き込んで体を固定しているようにしか見えません。



随分多くの本数をウミウシダイブに費やしてきましたが、この種がフサコケムシにいるのを見たのは初めてで、少しシャッターを押す回数が多くなりました。



^o^;





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サクラミノがひと株にいっぱい・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

岩骨の新ブイ下のヤギモドキウミヒドラのひとつに、
たくさんのサクラミノが着いています。

見たところほぼほぼ小さい個体ですがね。

スミゾメミノも同じ株にいっぱい着いていて大変な株になってます。
(笑)



P5060084.jpg

何故写真が縦になるのだろう・・・・・
(笑)

サクラミノって何色??
って聞かれたら、「白い子です」と100%答えますが、この白はストロボやフラッシュを跳ね返す白ではないんですよね。

純白ではあるけれど光のノリがいい。

白光りせず、個体のもつ個性的な白がとてもよく出てくれるという、そんなとっても優秀な色の持ち主。

それがサクラミノです。
^o^/



画面内に見えるピンク色の物体、あれはサクラミノの卵で、白い個体がピンク色の卵を産む・・・・・

うーーーん、美意識が高いですね!!

^o^





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神奈川県三浦半島の城ケ島と宮川湾でウミウシ探しを専門とするダイビングショップです

umiushihunters

Author:umiushihunters
神奈川県の三浦半島先端にあります城ケ島と宮川湾にて日々ウミウシ探しに邁進するダイビングショップのブログです。

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