安定を確認したカトウイロ・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

城ケ島へいぶ根にいるカトウイロ2個体は、もうしばらくいそうです。

今日確認したんですが、エサのカイメンが思った以上に広かったんですね。
モサモサした中にもカイメンが広がってるのが見えました。



このカトウイロ、実はレア種なんですよ。
あまり出ない種ということ。

にも関わらず、城ケ島のへいぶ根では毎年見られます。


ウミウシは産卵して孵化するとプランクトン状態となり水中を浮遊して成長(変態)しますが、それは追跡がほぼ不可能なので、いつ、どのような状態で、どこへやがて着底するのか、これが分かりかねるんですよね。

自らのエサが発する信号ないし化学物質(おそらくこれ)を感知し、その辺りで着底すると考えられていますが、広い海でそれに出会うことが果たして平易に可能なのかというと、平易に可能なように浮遊しているとしか考えられないんです。

だって、広い海原に出てしまってはその確率が下がるし、繁殖効率も格段に下がってしまい、すぐに種が滅ぶと考えられるのです。


P6060026.jpg

そこでボクは、現場の経験を踏まえて論ずると、孵化して水中にプランクトンとして漂うウミウシの幼生の行動範囲は極めて狭いのではという推論に至ります。

何故かのひとつは上記したこと。

二つ目は、だいたい同じ場所で毎年出ることが多い点。

この後者がボクの推論のポイントかなと思います。


つまり、親個体が産卵した場所から孵化し、結局その辺りで変態し成長し、またその辺りで産卵する・・・・・・
この繰り返しがあるから、毎年同じような場所で出現するのですね!!


正しいんじゃないかしら





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神奈川県三浦半島の城ケ島と宮川湾でウミウシ探しを専門とするダイビングショップです

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神奈川県の三浦半島先端にあります城ケ島と宮川湾にて日々ウミウシ探しに邁進するダイビングショップのブログです。

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