さりげなく映る眼点・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

数年前までは城ケ島の岩骨の深場へ行くと、岩の表面にかなりの数のサガミミノがへばりついていたものですが、今はあまり見なくなりました。

昨日はポツポツ見ましたね。
増えてきたのかな??

いや、以前ほどではない。


それはいいとして、ウミウシにも目があるんですよ。
それを知っている方は多いと思いますが、ウミウシにだってあるんです。

ただ、ほとんど機能していないと言われていますがね。

とは言ってもそれは種によって違いがありまして、割と見えている種も結構いるのは事実です。


それにはポイントとなることが2点あると思っておりまして、一つは目の位置、もう一つはライトを当てた際の所作です。


まず写真


P7100006.jpg

サガミミノですが、目が映っています。

ミノウミウシの類いは眼点が触角根本の横にあるのがほとんどですが、こうして写真に写りこむほど明瞭な眼点を持つということは、イコール見えている、とも言えます。

そして位置。
前方や側面を捉えることができる眼点の位置も重要。
ここにあるということは何らかの利用方法があるものと考えられています。

それに実際、ミノウミウシにライトを当てると、嫌がっているかのように避けようとする仕草をします。

これが間違いなく光を認識している証拠ですね。


イロウミウシの類いの眼点は触角後方の上部に埋没しているのがほとんど。
写真に撮ってもかろうじて映り込むか、ない??とも思える種も多いのです。

これでは使い物になりませんね。


嚢舌類や頭楯類なども目は割と機能していますよ。
嚢舌類は光合成に光を必要とするせいかも知れないし、頭楯類は触角を持たないので、それぞれが持つ感覚器官と眼を情報収集のツールにしているようです。





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神奈川県三浦半島の城ケ島と宮川湾でウミウシ探しを専門とするダイビングショップです

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神奈川県の三浦半島先端にあります城ケ島と宮川湾にて日々ウミウシ探しに邁進するダイビングショップのブログです。

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