今年もそこそこいます・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

アカイコミノです。

いや、これはニックネームなんですが、かなりの方がこう呼んで下さっているので、まぁこのままでいいかなと。
(笑)


P9250010.jpg


ホリミノ科の仲間
属まで落とせていたかな??

世界のウミウシではホリミノ属まで落としていますね。
まぁ、それでいいだろうと思います。

彼らの特徴(あくまで外見的)として、口触手が短く背側突起がとても特徴的、まぁ、これも一部を除くのですが。


このアカイコミノは、他にボクが「プクプクさん」と呼んでるオレンジ色の種とよく似ています。
世界のウミウシですとホリミノ属の26番ですね。


ホリミノ科には実に多彩な特徴を持つミノウミウシがいますが、それらが全て一括りで同属かというと、ボクはそれには反対ですね。

ヒドロ虫類に着くのは同じですが、花クラゲ目のヒドロ等に着くモノ、軟クラゲ目のガヤ等に着くモノで分かれ、かつそれらでは外見上に大きな違いがあるので、属までの一致はどうかな・・・・・と思っています。


推論の域を超えませんが。


ちなみにアカイコミノは花クラゲ目のヒドロに着きます。





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宮川湾にて久しぶりに見た個体・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

以前は「ナマハゲ」と呼ばれ親しまれていたミノウミウシがいまして、現在は「アカオニ」と名を変えて存在しています。
ボクは今でもナマハゲと呼びますが・・・・・

そのアカオニミノを宮川湾で見ました。

この種はハナヤギをホストとして、ハナヤギの触手と自らの背側突起を似せることで擬態しております。

ハナヤギの触手もわんさかとワサワサしており、アカオニミノの密度の高い背側突起もこれに倣う感じですね。



P9260079.jpg

城ケ島にはハナヤギ畑が1か所ありまして、そこに着く可能性が常に高いのですが(実際過去そこに幾度と着いていましたが)、ここ2-3年は着きませんでした。

気が付かなかっただけって可能性もある・・・・・(笑)


この種はヨツスジミノ科の仲間でして、いまだ所属する属は未確定な種です。

んで、そんなこんなの謎の多い種も好きですが、単純に久しぶりで嬉しかった本日の出会い。



ただ、嵐の予兆と言いますか台風16号が大変大型でして、今日の宮川湾もすでにウネリが入り始めていたため、ウミウシ全般の出は良くなかったかなという印象を受けました。

仕方がないとはいえ、それはさておき、各地に自然災害の起こらんことを・・・・・


海はしばらく無理っぽい・・・・・




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極小が仲良くしていました・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

同じ種の極小君が2個並んで仲良くしていました。
あっ、並んでいたというのはウソで、同じミルに着いていたのを、撮りにくそうなので赤いエツキに乗せかえたってことで。

水中では同定しづらかったのですが、こうして見ると体地色がサガミコネコです。



P9240016.jpg

それぞれが3mmないくらいですね。

ボクはこの手のネコジタなる類いが結構好きで、一般にはウケないであろう地味さ加減が何だか余計好きになる理由だったりします。
(笑)

エサは被覆性のアミメコケムシあたりだろうと思います。
よくそれに着いてますし、あれに着けると次の日もいたりしますしね。

若干の食い跡までしか確認出来ていませんが・・・・・



ネコジタ科の類いのほとんどは春に姿を見せると思っていますが、こうして秋に極小が出てくるというのも興味が湧きます。

これまでの経験による常識では計れないウミウシの世界がまだまだあるのでしょうか。

今まで以上にじっくりと調査も進めていかなければいけませんね。




さて、明日も海。

リクエストに答えることが出来るであろうか・・・・・

きっと難しい・・・・・そんな種
^^;





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今年は安定してます・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

タマガワミノがとても安定して出ています。

去年はそうでもありませんでした。

去年は水温が高い状態がかなり続きまして、9月になっても26℃もあった日が多く、その影響か、ウミウシの出もそれほどではなかったんですよね。
という感覚的なモノは当てにならないのですが(笑)、出たモノが違ったかもなーーなんて思ったりもします。


でも断じて言えるのですが、去年はタマガワミノは全然出ていませんね。



P9210102.jpg

今日は極小とサイズの良い2個体に会いました。

少し大きめの方(写真の個体)は、タマガワミノ本来の色味がしっかりと出ていて、背側突起もランプのような形状です。

色味がしっかりしてくると水中でもやや茶色い個体に見えるんですよね。

この種はまだ恐ろしいほど小さい時は、透明感のある白なんです。
これはこれで綺麗なんですが。
今日見た極小がまさにそれでした。




ブログの間隔が少し空きましたね。
ちょっと立て込んでいました。

今週は海が続きます。

が、来週はまた暇だ・・・・・




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嬉しい出会い・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

今日は城ケ島ビーチでクシモトミドリガイを見つけました。

だいたい3年ぶりくらいだろうと思います。

ずっと狙ってたというか、意識の中に常にありましたね。
ビーチで潜るときは。

地味ですが
(笑)



P9170055.jpg

おそらくですが、あまり知らない方が水中で見つけると

コノハミドリガイじゃん!!

って思うのかも。
^^;

全然違うんですがね。
以前ゲストさまに紹介させて頂いたとき、そういうリアクションが何回かありました。
(笑)


この種は基本的に南方種です。
生息域は本州の南太平洋沿岸以南だと思いますが、城ケ島(三浦半島)が現在では北限だろうと推測しています。



ずっと探していたモノに出会えるって嬉しいですね。

本当にありがたいです。
^o^/





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貝持ち探しだけをいつしようかな・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

ここ数年で見つかるようになり、城ケ島ビーチの砂泥底に多くの貝持ちがいることが判明してちょくちょく調査していますが、夏の終わりくらいからシーズナリティーとして個体数も減った気がします。

探してる種がいくつかいるのでそれを見つけたいのと、その生息の痕跡も判明するといいな。

現段階ではコシイノミやそれとは別の種に関し卵塊で場所の特定をしていますが、それ以外の貝に関してはひたすらザルですくうのみです。
とはいえ極小が多いので、痕跡までは掴めそうにありません。

タマゴガイやカイコガイなどの頭楯目系貝持ちの痕跡特定も容易でなく、現段階では全く不明です。


ま、そこまで判明するようだとかなりのレベルですね。
ボクが凄い人になってしまう。
(笑)

それはいかんいかん。
^o^



んで、結局のところ「これ↓↓↓」はコシイノミと断定しきれませんが、現段階ではその同定のまま他種との混同だけはないということでOKなんですよね。


P7070174.jpg

城ケ島ビーチの砂泥底にあっては、こちらの種「仮コシイノミ」の方が圧倒的に少ないです。

地域差はきっとあるでしょうが、卵塊がネジネジのタイプの方が城ケ島と同じくあちらこちらの地域で多いなら、なんで誰も触れてこなかったんでしょうね。
まぁ、多いか少ないかは分かりませんが。。。


コメツブ、タマゴガイ、ウラシマなどのオオシイノミ準綱以外の貝持ちを狙っています。





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今年も高確率のアイリス・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

城ケ島岩骨の水底では高確率でアイリスミノに会えます。

あ、今日は会えませんでしたが。
^^;

ま、でも、ほとんどのdiveで見てますね。



P9120001.jpg

単体でいることが多いですが、結構な確率で複数個体が同じ場所にいます。
その場合はすぐ近くに卵があったりすることも多いですね。


このウミウシは背側突起がカラフルで、しかも体表面に白のラメが入っており、ウミウシの中でもかなり良い被写体な筈です。

プラスして、あまり動き回る方でもないので、撮りやすいと思いますよ。


ただ、欠点というか何というか、背側突起は上部に向けてというより左右に向けて広がっているので、立体感に乏しいミノウミウシです。
つまり、パサーーーっと逆立った時のあのカッコいいシーンは望めません。

なので、ミルなどに着いている状態だと上から撮りのようになるため、枯れたヤギの先端にでも置きなおして撮ると良いのですが、その時のアイリスの状態を見てそれが可能かどうかを判断するようにしています。


ウミウシに思いやりを
^o^v





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シロサメハダの続きじゃないんですが・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

シロサメハダがいたすぐ近くにツルガチゴミノのやや大きめがいまして、お客様に写真を存分に撮って頂き、そのあとにシロサメハダの卵に着けてきました。

シロサメハダの卵塊も彼らの好物。

ボクは知ってます。
(笑)

いやいや、よく着いてるのを見るので。
^^;



P9080051.jpg

シロサメハダは1個体がいくつも何回も産卵します。
と言っても凄い回数と勘違いしないで下さいね。
(笑)

数回は産卵します。
これは確認済み。


シロサメハダはそこそこの個体数がいまして、それが数回産卵しますので、えーーっと、つまり、少しくらい卵が食べられても問題ないだろうと・・・・・

^o^;

これがカトちゃんとかハナイロとかだったらダメです。
もちろん。




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シロサメハダが不明・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

城ケ島水域ではシロサメハダが多く出ます。

と言っても、敢えてそれを見つける目で挑まなければ見つかりません。

ウミウシの中にあって擬態度は特上だからです。


城ケ島で言うと、へいぶ根と岩骨に出る種がそれぞれ本当に同じなのか、ボクには疑問しかありません。


何が違うのか・・・・・

先ず一点目は、ホストが違います。
ザラカイメン科という点では同じグループですが、ザラカイメンとワタトリカイメンという質感の全く違うカイメンをホストにしていて、そのため??なのか、個体自体の質感も全く違うんですよねーー。



写真を並べます。



P9080035.jpg

ザラカイメンの中のシロサメハダ



P9080148.jpg

ワタトリカイメンの中のシロサメハダ??



へいぶ根にも岩骨にもザラカイメンはあって、以前、ザラカイメンにいた種をワタトリカイメンに移動させ着けてみたことがあるのですが、全く着きませんでした。
その場に置いて翌日、そのワタトリカイメンからは前日置いたシロサメハダは姿を消してました。

二次鰓の様子も違う気がします。
ザラカイメンのシロサメハダほど、ワタトリカイメンに着く個体の二次鰓は大きくありません。

背面中央の色のやや淡い盛り上がった線は、双方に個体差が大きいと思うので特徴というには弱い。

ワタトリカイメンの方の種は触角を滅多に出しませんが、ザラカイメンの方の個体はほぼ常に出しっ放しです。

そして最大の違いが卵の形状です。
ザラカイメンの方は編み込んだような卵塊の連続ですが、ワタトリカイメンの方はよくある平たい卵塊の渦巻です。



ちなみにこのRostanga. データベースに記載はないです。
今のところ生態と見た目で区別していくしかないですね。






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セスジスミゾメミノよ、久しぶり・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

かなり前の図鑑ではスミゾメミノとセスジスミゾメミノは同じ種とされていて、数年前からは別の種となりまして、最近では属も違うぞーーっと。

どちらも1属1種なんですがね。
今のところは。

似てるところはホストが同じなのと、パっと見た感じですが、このパっと見た感じというのはホストでの着き方がまるで同じなのでそう見える・・・・・とボクは思っています。

よく見たら全然違う2種です。



P9070030.jpg

セスジスミゾメミノは触角が白いですね。
個体差はありますが、先端がやや青黒いかそうでないかくらい。

体表の正中線に白い線が後部まで入る。
これも個体差が大きい。

背側突起が白く短い。


こんな感じです。


スミゾメミノの方は全体的に黒紫色でして、背側突起先端だけが白い。
そして長い。

なので一目瞭然ですね。


両方ともヤギモドキウミヒドラに着きます。
が、混生はしないようです。

必ずどちらかの種しか着いていないように思います。

これは片方が片方の異種を追い払うような習性(他のウミウシでは見られる)によるものかも知れませんね。





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神奈川県三浦半島の城ケ島と宮川湾でウミウシ探しを専門とするダイビングショップです

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Author:umiushihunters
神奈川県の三浦半島先端にあります城ケ島と宮川湾にて日々ウミウシ探しに邁進するダイビングショップのブログです。

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