スッキリスリムなムツイバラと眼点・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

触角がスッキリと平滑なのがムツイバラ。

触角後方がヒダヒダと摺葉状なのがシロイバラ。
(これ、字あってたかな、笑)


実物を水中で見ても大きな違いはそこ。
それ以外だとムツイバラの方がやや茶色い傾向にあるかな。
背面がね。

それに比べてシロイバラはほとんど白い。

以前は触角基部が茶色い個体を別種として分けていた図鑑もあったけど、今はそれもシロイバラ。


イバラ好きなボクとしては、この両方を無視して通り過ぎるなんて出来ないです。
(笑)

撮ります!!



P1300169.jpg

撮りました。
いつものように。

おほほほ、目が写ってた。

シロイバラとムツイバラは体高があるので、眼点は横の位置にあるんですよねー。
コトヒメもその点同じ。

その他イバラ、例えばイバラ(男イバラ)やアミメイバラ、クロイバラなどは触角後方です。



彼らにも小さな眼があるとはいえ、せいぜいが光を感じる程度の視力だそうです。

まっ、確かに、ライトを当てると背を向けるのは全部同じ。

眼が完全にその機能を失う場合、この種たちの触角もドーリスの如く複雑に進化するのでしょう。



♪ 粋なこと 起こりそうだぜ メッ ♪

^o^;





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ムシャムシャ・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

先日のブログでも触れましたが、オナガブドウガイのムシャムシャです。

あ、ムシャムシャと食べているシーンです。


P1260298.jpg

口元まではハッキリと見えていませんが・・・・・

というご指摘にはごめんなさいの一言です。
^o^;


ただ、貝のような質量のあるウミウシが水底ではなく藻に絡まる状態で浮いているのが変でして、まちがいなく摂餌中ですね。

オナガブドウガイは日本各地で観察されますが、地域地域で生える藻も違うでしょうし、エサに差はあると思います。
それがちょっとした見た目の違いにもなるでしょう。



よーーく見ると、貝殻の模様がミドリタマゴガイやらカバヅラブドウガイと呼ばれている貝と同じような桜吹雪です。

これは何か関連があるのかな??

キバカイコガイにも桜吹雪模様があるし、これらがどういう理由でなされ、どういう共通点があるのか興味が尽きない。



さぁ、この週末も藻場ネチネチです。





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ウサギウサギウサギ・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

久しぶりに見たシラユキモドキです。
去年は1個も見ませんでした。

この種は結構群れるというか、複数個体が1か所にいることが多いですし、いつものカイメンに埋没した状態で見つかるモノです。

が、去年は1個もいないという・・・・・水温の影響なのか、いや、こうして今年は出たということは、いたけど見つかっていなかっただけか。

という推測が立ちます。



P1240161.jpg

シラユキモドキという名前のどこにもウサギを匂わせる文字はないですが、この愛嬌はまさにウサギの何かです。
(笑)

旧ノウメア属(今はウェルコニア属)の子は皆カイメン食ですが、乳白色やピンク色のモノを好む傾向にある中で、このモドキ君のみ赤紫色のモノを好むと見ています。

あれはどちらかと言うとゴニオブランカス属に人気なんだがなぁ・・・・・
^^;



この冬はシラユキモドキが定番種になりそうです。




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探し物が見つかりました・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

この冬のモサモサ藻場で一番探していたモノが見つかりました。

キホシカスミミノ

世界のウミウシではキホシミノとなっていますが、まぁ、大差ないしカスミを冠する方が似合ってるしってワケで。
^^;

3年ぶりですかね。。。
今年は藻場がとても盛んなので、たぶん出るだろうと睨んでいたのですが、いざ出ると感激感激、秀樹感激、雄叫びをあげました。
(笑)



P1230018.jpg

とても小さいですがね。

5mm程度です。

この種は大抵の個体が小さいのですが、5mmはとりわけ小さいですかね。
そういう印象です。

この種が城ケ島ビーチの砂上で見つかるのは、藻場が存在する時期と重なるのでして、冬から初春です。
もう少し後になると、当然もう少し大きめの個体が見つかるかもしれません。

最大で10mm程度だろうと思います。



さぁて、次のターゲットは・・・・・

アユカワウミコチョウだ。

これは・・・・・ないかな

^o^;




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藻場でまた発見・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

ブドウガイの類いは藻食ですが、城ケ島ビーチのモサモサの中にも紛れていました。

貝持ちが水底ではなく藻に絡んでいるあたり、摂餌中と判断します。


写真は結構大きめの個体



P1200356.jpg

この独特の目の感じ、ファンの方も多いでしょうね。

愛嬌たっぷりで、小さくて丸い粒がふたつ・・・・・これは女性の母性をくすぐるアイテムとなっております。
^o^

オナガブドウガイ

文字通り長い尾を持つのですが、この尾は伸縮自在なんです。

緊張やストレスを与えると全部引っ込めてしまいます。

犬なども弱気になると尾を丸めてしまうので、まぁ、動物全般に言える防御本能の行為なんでしょうか。



藻場のモサモサがますます濃くなってきた感じです。

深くなってしまい、砂地面が見えないという欠点も。。。

ほじくったりせず、荒らしたりせず、上手にウミウシ探しをしていきましょうね!!





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ヒメクロモでいいと思う個体・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

今年は城ケ島ビーチのオモシロ時期が早めに来ました。

ビーチは数年ぶりのモサモサです。

モサモサの藻場がずーーっと広がっています。
ちなみにこれはミドロ目の藻だと思います。

で、いつものように藻場ネチネチ・・・・・


クロっぽくてやや紫色が滲む個体がふたつ。

これはヒメクロモだろうと思います。



P1190012.jpg

背側突起に白い細点がありますね。
本当はもっとあってもいいのですが、まぁ、個体差で。

背側突起先端は紫色。

トヤマモやクロモは白くなります。


ちょっと久しぶりに見た個体。。。

以前は当たり前のようにこの時期のビーチにいたものですが、この数年は藻場が濃くなかったので全然見ませんでした。


この調子で出て欲しいモノがあります。

キホシカスミミノ
アユカワウミコチョウ
オオマツモ

といった久しぶり君たちに会いたいなぁーーー。

ほぼ連日潜って参ります。
^o^/





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2年前??かな、発見・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

2年前はこれの愛称を

新ルンルン

と言いました。

ルンキナの仲間ですので「ルンルン」

ルンルンとはボクがそう呼んでいるだけで別に通用していないと思うんですが、結構あっちこっちで言われているようです。
(笑)

面白いですね。
^^;

で、よくいるムラサキのルンキナ「ルンルン」の別種に

赤ルンルン」と「新ルンルン改めネオルンルン」がおります。

最近赤ルンルンはちょくちょく見かけますが、ネオルンルンも2年ぶりに見ました。



P1150094.jpg

左の個体がネオルンルン

ルンキナの1種

右の個体が赤ルンルン

これもルンキナの仲間


左の個体は2年前に数個体見つけまして、これはまだ報告のない新種だと思うようになりました。

でも正直、最初は普通のルンルンの変異かと思いましたが、同じ姿の個体をいくつも見つけたことで「これはこれ」だと思うに至りました。


もし今年いくつか見るようであれば、採ってDNAをチェックして頂きましょう。
となると、ルンルンも赤ルンルンも必要になりますね!!


って言うか、この2種が混生している様を見るのはこれで2回目ですね。

何か関わりがありそうです。





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オオアリモに今年も会えました・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

今日はオオアリモ狙いでビーチです。

いましたいました。
seazoo miuraのしーちゃんに場所を聞いていたので割と簡単にゲット!!

と言っても1個体だけでした。

産卵跡が数か所あり、あの狭い範囲でそれなので、他のエリアにもっといそうです。


P1130295.jpg

今年は水温が低いです。

ここ2-3年と比べると低い。

と言っても以前はこれくらいだったように記憶しているので、前に戻っただけ??
みたいな。

そんなこんなもあってか、オオアリモの発見がここ2-3年で一番早かったですね。

12月中旬ですでに藻場が形成されていたので、もしかして出る??という期待はありました。

でもその時とその次の12月22日では見当たらなかったんですよねぇー。


良かった。。。出ました。
^o^




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セトミノというおチビちゃん・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

セトミノは城ケ島水域では何故か極小ばかりが目につきます。

大きい個体を見たことがありません。

他の水域では大きい個体が見られ、しかも様子もだいぶ違ったりします。

なんと言うか、あまり綺麗とは言い難い・・・・・
^^;


小さいのはこれ



P1100011.jpg

レンズの具合が悪いので鮮明さがありませんが、色味は分かりますね!!

薄紫が輝いているように水中では見えるのですが、これが大きくなると薄茶色という印象の種になります。

それでもよく見ると背側突起に面影が残り、紫や赤紫といった特徴が見てとれますが、薄茶色という印象に負けてしまう程度です。



大きい個体を見ることがない。
どうしてこのようなことになるのでしょうね。

城ケ島水域ではセトミノは成長しない??

うーーーん、本当に分からないのですが、成長するにつれ生息域を変えるとしたら、もしかすると普段調査しない転石エリアにはいたりするのかなぁーーーと思ったりもします。

岩骨に2か所ある転石エリア。

久しぶりにアソコも見るか・・・・・チャーシューキセワタを出したのはアソコだったね。


まぁ、生息域を変えるということは種の保存上かなり不利ですのでそれはないと思いますが、単純にもっと豊富なエサ場に行くべくして辿り着いた結果・・・・・

これなら考えられる。




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謎なだけですが一応右に倣え・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

クロミドリガイがいます。

以前はセトミドリガイもいました。

えーーっと、どなたかの、確か若い男性研究者が書いた論文で、クロミドリガイとセトミドリガイが同種であるとか何とかで、セトミドリガイが無効名となって、全部クロミドリガイとなりました・・・・・

で良かったと思うのですが。


見た目で言いますと、この2種は全然違うんですよね。


クロミドリガイは世界のウミウシを参照してください。

これが以前セトミドリガイにしてた個体



P1090069.jpg

触角の形状も色もまるで違う。

もう一つ大きな違いは、触角のすぐ後方にある内臓嚢上部の白い小斑紋。
セトにはあるがクロにはない。


って、見た目で判断してたら素人なんだろうなー
DNAをとって一致を見たんだろうから、口をはさむ余地なんぞないんでしょうがね。
(笑)


どう見ても同じ種とは思えませんよね。
^o^;



今日の城ケ島ビーチでいっぱい見ました。

って言うか、ペシペシすると常連さんです。
よく出ます。
(笑)


と言っても、去年は少なかったように記憶しています。
今年は多そうな感じですね。




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神奈川県三浦半島の城ケ島と宮川湾でウミウシ探しを専門とするダイビングショップです

umiushihunters

Author:umiushihunters
神奈川県の三浦半島先端にあります城ケ島と宮川湾にて日々ウミウシ探しに邁進するダイビングショップのブログです。

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