久しぶりに見た立派なヒイラギ・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

去年は1個だけとても小さい個体を見たヒイラギですが、昨日は立派な個体を見つけました。

立派と言っても5-6mmですが。

ヒイラギは1‐2mm級が普通にいるので、5mm超えると大きい方です。
過去には10mm級をへいぶ根で見ましたが。

ホストは限定されていないようで、昨日の個体はホンダワラコケムシに着いていましたが、被覆するネザシミルの裏側や表面に固着するヒドロ(ミノウミウシが食べそうな)に着いて産卵までしていたケースもあり、エサがコケムシなのかヒドロなのか不明です。

が、圧倒的にホンダワラコケムシのワサワサの中にいることが多いと感じています。



P2260226.jpg

ボクはこういうタイプの地味さが好きです。
どちらかと言うとカラフルなモノより地味系が好きですね。

触角が鞘状になっているスギノハ類は最高に好きです。
^o^


以前は簡単に見つかったヒイラギですが、近年は目撃数が極端に減ってしまい、なんだかレア物になっている感があります。

確実に以前とは生物環境が変わっていますね。

いいのか悪いのかは分かりませんが。。。



今日は強風でクローズですが夜には落ち着くので、明日は行けそうです。

もう一度確認してこよう。

そんなに動く種ではなかった筈。





DIVING SHOPウミウシハンターズ










パクパク食べてます・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

昨年の秋くらいからへいぶ根のとある場所にサガミミノがわんさかいます。

ここへきて少し数を減らしたようにも思いますが、まだまだすぐに見つかる数がいます。

と同時に、あの辺りには八放サンゴの仲間が多く被覆生息しています。

エサ場 = ハウス
ってやつですね。



P2240150.jpg

パクパク
パクパク

この八放サンゴの仲間はピンク色が強いのでサガミミノもピンク色をしていますが、これがオレンジ色の場合もあり、そうするとサガミミノもややオレンジ色になるようです。

おそらくミノの中腸線がエサの色を出すんでしょうが、サガミミノ本来の色はピンク色なんじゃないかなぁーと思います。

というのも、この八放サンゴの仲間が一切ないエリアで観察されるサガミミノがピンク色なんですよね。

じゃ、何を食べてるの??
という疑問しか残りませんが、この種はエサの幅が大きいのでしょう。八放サンゴの仲間ならヤギやトサカも含まれるので、背丈のまだ低いそれらを食べているのかも知れません。

一見して食べるものがないように見える・・・・・というアレですね。
^o^



ところでこれ、見た目はトゲトサカ類の個虫と同じなんです。
羽状突起のある八放の触手。
ヤギ類やヒドラ類とはかなり違います。

名前とかあんのかな・・・・・





DIVING SHOPウミウシハンターズ










びよーーんと長いキセワタ・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

白くて長いキセワタ。

キセワタの仲間
spで学名も和名もありません。


白いが長くなくてチンチクリンなのがキセワタ

そんな見分け方しか出来ません。

それ以外に何か決定的な違いがあれば知りたいくらいです。
^o^;




P2230164.jpg

と書きましたが、卵塊の形状がやや違うんですよね。

キセワタは円筒状で、sp.の方は落花生のような形状。
でもほんの僅かですが。
(笑)

と言っても、それはあくまで卵塊の話。
本体同士の違いが他にもあるかは知りません。



今、ビーチでは藻場が一面に出来上がっていまして、時折の大西にやられ砂かぶりですが、このシーズンが終わると砂地ウミウシのシーズンインです。

このキセワタの類いもそのうちの一つ。

今年も色々地味なやつを出しましょう!!
(笑)
(笑)
(笑)





DIVING SHOPウミウシハンターズ










ミノといえばコマユばかりのビーチ・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

例年この時期になると多いのがコマユミノですが、今年もやはり多いです。

理由は知りませんが、ミノといえばコマユばかり・・・・・
ま、バエオリディアのタイプやその他ミノも出ますが、圧倒的にコマユです。

(笑)



P2210018.jpg

この種は色味がフクロノリと一体的といいますか、完全に地味な部類だと思うので、1‐2個紹介したら「もういいかな」となります。

こんなに遭遇率の高いコマユミノですが、このシーズンのみの現象でして、時季が変わると一切見なくなるんですよねー。

フクロノリ=コマユ
みたいな。

あ、城ケ島ビーチではです。
^o^;

5月くらいになると一切見なくなってそして忘れ去って、また来年のこの時期に「あああ、そうか、またお前たちか」という具合でいっぱい見て、そんなことの繰り返しが季節感というモノかも知れません。

^o^


フクロノリが姿を消す頃になると見なくなりますが、そのあとは貝持ちやカスミ各種の出番です。





DIVING SHOPウミウシハンターズ










ホソハスエラという懐かしい子・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

タテジマ属の種は城ケ島では激レアです。

実際過去に見たことがあるのは、ダイオウタテジマとこのホソハスエラだけ。

超嬉しいです。
^o^



P2190359.jpg

何年ぶりだろうか・・・・・
とても久しぶりです。

サイズも小さくて10mmないです。
過去に見た子は大きかったですね。

このホソハスエラも八放サンゴの類い(ヤギやトサカ)を食べるのだろうか???

観察例がなさ過ぎて知りません。

デカいダイオウはエナガトサカみたいなのに着いてた記憶がありますが、その後はトサカ類で見たことがないので確証はないんです。



というArmina系に弱いイケちゃん。
(笑)




DIVING SHOPウミウシハンターズ










ひさしぶりでーーーす・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

これは以前は冬になると必ず出ていたアレ??

アレですか??

ジョウガシマキミドリミノ

というボクがつけたあだ名
(笑)


写真


P2170159.jpg

違うかな・・・・・
なんか色も違うんですがね。

ホリミノかとも思いましたが、ザ・ホリミノのように顔に2つの線もないし。。。

キミドリミノは背側突起の中腸線の色にバリエーションが少しあるんですが、もう何年も見てないし、このような写真の色味タイプも実に久しぶりで、以前はどう同定していたか不明で、科もどこに置いていたか、あぁぁぁよく覚えてないのが悔しい。

世界のウミウシに自ら投稿している種全てをひとつひとつ見るしかなさそうです。


ビーチにて発見。


以前は岩骨の壁でよく見ました。

今年はそこそこ出てくれるのだろうか・・・・・





DIVING SHOPウミウシハンターズ










アオウミウシの口触手・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

ドーリス全般かと言えばそうとは言い切れないのですが、アオウミウシなどのタイプには口触手があります。

口触手いうくらいなので口の近くです。


P2150143.jpg

口触手の役割は主に食に関する補助で、エサとなる物質を探り当て食するに至るまでの動作を完結させるためにあります。

エサとなる物質の位置を探り当てるのは触角です。
これは放たれる化学物質(例えばカイメンが生態として起こす所作的なモノ)を感知し辿り着くのに役立つ・・・・・と言われています。
(その反対もありで、敵が放つ物質を感知し逃れるアンテナの機能もあります)

口触手は〇〇イロウミウシという類いの全てにあると認識していますが、ツヅレ科の種にあるかどうかは知りませんし、現場での観察からすると見受けられないという感があります。

あ、ミノウミウシには勿論ありますね。
彼らには見てすぐ分かる頭触手もあります。


このように、科によってはあるないがある・・・・・
そう認識していますが、間違っていたら観察し直して学びますね!!
^o^;





DIVING SHOPウミウシハンターズ










何年ぶりか忘れた珍種・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

珍種がいました。

オオマツモ

これを前回見たのは何年前だろう・・・・・
たぶんですが8-9年前。

あの頃はオオアリモがもっとウジャウジャいて、それに混じって見慣れないこの子がいたのを記憶しています。


写真



P2120118.jpg

見た感じだと「冴えない」というか「ちょっとぶちゃ」というか、人気はなさそうなんですが、これはかなりの珍種です。

まぁ、いてもおかしくはない環境が城ケ島ビーチにはありまして、ボクも数年前から意識はして探していたのですが会えず、忘れかけていた昨今、はい昨日見つけました。

大きさは10mmほど
この種はなぜ触角が短いのだろう・・・・・といういびつさを指摘してみる。


オオマツモは城ケ島ビーチに密生する藻をエサにする筈です。
ミドロ類ですね。

なので環境的にはいるんです。
いた筈なんです。


ま、おそらくは、いつも通りの「出会わなかった」というやつでしょう。

「そのタイミングでそこに行かなければ会わない」
という大原則です。





DIVING SHOPウミウシハンターズ










続いて違う季節物・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

そろそろ出るかなーと思っていた別の種類

スナチゴ

実は先日、いや、1月下旬から探してはいたんですが見つからず・・・・・でした。
昨日発見!!

いやーー、しかしまだまだ小さい。

これからって感じなんでしょうね。



P2090307.jpg

タマシキゴカイの卵塊に入り込んで生息しますが、2月に入ってから大きい卵塊が見られるようになり、スナチゴの登場もそれに合わせてのようです。
いつもながらアッパレな自然界。
^o^


このゴカイの卵塊を破壊しないようにしないとダメです。
海の生物をガイドする者として自然界との調和共生を意識しないと、「異物が海の世界にきた」で端折られてしまいます。

なのでこれを紹介する際も丁寧に・・・・・


スナチゴはこの卵塊を食べて生きていますが、ツルガチゴがこの卵塊に食らいついているシーンも見たことがあります。

各ウミウシには各エサがありますが、時折似て非なるものを食すことがあるようで、但しぎこちない食痕だそうですよ。



さぁて、ボートでバロニアモを見つけないと。
これも季節物。
もういる筈です。

が、最近探し物をしているエリアと違う場所なので、わざわざ行かないといけない・・・・・
ハズしたら大変です。
^o^;





DIVING SHOPウミウシハンターズ










ツノバネミノが今年も現れた・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

レア物の登場です。

ツノバネミノ

城ケ島では冬と初春しか出ない季節物です。


P2070020.jpg

ずっと以前はこの時期にちょくちょく見たものですが、いつからか滅多に見なくなりまして、最近ではすっかりレア物な感があります。

去年は2個??だけ見つけたような記憶が・・・・・

今年はどうでしょうね。
^o^



この種は写真写りがとてもよく、刺激を受けると背側突起をワサッとさせるので、タイミングを合わせさえすれば凄く美しいミノウミウシを撮ることが出来るんですよねぇー。

ちょっとした黄色のアクセントもいいですが、白く見える多くの部分が実は白ではなくてやや透明なところが好きなんです。



城ケ島ビーチではこの時期ならではの出会いがあります。

楽しい
^o^/




DIVING SHOPウミウシハンターズ










神奈川県三浦半島の城ケ島と宮川湾でウミウシ探しを専門とするダイビングショップです

umiushihunters

Author:umiushihunters
神奈川県の三浦半島先端にあります城ケ島と宮川湾にて日々ウミウシ探しに邁進するダイビングショップのブログです。

カレンダー
01 | 2022/02 | 03
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 - - - - -
こちらに注目!!
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
QRコード
QR