バロニアモの観察はタイミング・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

バロニアモというウミウシのシーズンは今ですが、このウミウシは生態が特別でして、観察できるタイミングというのがあります。

バロニアという緑藻の中に入り内部表面の組織体を漉しとって食べるので、入ったばかりだとまだ濃い緑色で存在すら確認出来ず見逃すこと100%です。

そうした中にあって、やや透明になってきたタマに着目するのですが、だからといって必ずではないんです。


問題はタイミング


タマの奥にいる場合は観察するのが容易ではありません。
まだ透明になりきっていない場合はほとんど内部が見えません。

また透明な場合であっても、それはタマゴバロニアそのものが枯れ始めている場合もあって、内部からタマゴバロニアの新芽の群体が成長を始めている状態のものも多いのです。

そして見事観察できたとしても、こちら側の内部に張り付いていて腹足しか見えないという結末・・・・・


透き通ったタマの中にいて顔から撮れる条件はナカナカありませんが、当たればキラキラした美しい写真が撮れますよ。



P3170004.jpg

この写真自体は美しいとは言えませんね。
(笑)

中にいるバロニアモウミウシを顔から撮れた場合ということで・・・・・

参考までに。





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へいぶ根にクリヤイロいっぱい・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

へいぶ根の水底、畳6畳くらいのスペースにクリヤイロが8個もいました。

もっと言うと、1メートル四方に6個。

なんだあれ??
^o^;


その日はナイトダイブか??と思うほどの濁り具合、暗さでした。
だから??どこからともなく出てきたかな??

なんて。



並べてみました。



P4240149.jpg

クリヤイロってピンクと紫がいるんですよねー。

どっちが多いとかは知りませんが、感覚で言うと同じくらいいますかね。


こうして並べると途端に可愛さが倍増する「並べるの法則」が定番で大人気です。!
^o^;

ドーリスですとゴマちゃんでしかやらないから、たまには他のドーリス類でやるのもいいもんです。

^o^v



アオも一度並べてみよう。

やったことないけど、結構いい画になりそうです。





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もうそろそろ終了かな・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

ベルグがアヤニシキにも着くということが分かったのが去年。

去年の話なんですよ!!

検索サイト世界のウミウシを見ると、雲見のショップさんの知っている方がアゲているのがあって、既にその状態は確認済みだったようですが、世には出ていなかったみたいですね。

このアヤニシキとベルグのセットをボクがフェイスブックに投稿したら、たちまち広まりました。
各地で観察され始めるという・・・・・



んで、今年も多くのベルグを観察してきましたが、アヤニシキがかなり減ってきたので、ベルグもそろそろ終了かなと思います。




P4240068.jpg

アヤニシキが減る主な理由はアメフラシの類いの存在です。

クロヘリアメフラシみたいな恰好の種がとても多く着き、食べるわ食べるわ・・・・・アヤニシキの繁殖スピードを上回る勢いでガツガツムシャムシャ食べてます。

そしてヘロヘロでふにゃふにゃに千切れたモノが残る・・・・・こりゃ残骸ですわな。
(笑)

ま、自然の中の行為なので仕方がありません。



この写真のベルグ、交接中です。
2個体が体の右側を接し続けています。

ウミウシのほとんどは右側に交接器を持っているからですが、互い違いになって頬を寄せている映像に見えます。


交接し産卵し、アヤニシキのシーズンが終わってもベルグの遺伝子は受け継がれ、また来年の初春にはお目にかかれるのです。

ということで、また宜しくね!!

^o^





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アサグモキジビキガイ・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

やや大きい貝ですが、これがアサグモキジビキガイではないかと。

①肋上のみが破線して黒くなる。
②明瞭なる眼点を持つ。

眼点については図鑑「日本の貝」のアサグモキジビキガイのサムネイルの個体にもあります。


写真


P4220494.jpg

初めてみました。

砂上をノロノロ歩いていましたよ。
^o^

見慣れているコシイノミやその近似種とは大きさも違いますが、しっかりした眼点が印象に残る種です。

それと、一見での印象は「黒」です。

あと、腹足が大きくて目につくほどですが、コシイノミなどでは見えない、ある筈ですがはみ出すほどの大きさや厚みはない、こんなところでしょうかね。



ムラクモキジビキガイに似るとありますが、ムラクモは軟体部が黒っぽいので違います。


イケちゃんの雄叫びが出た出会いでした。
(笑)





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地味レベル高くていっぱい・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

シーズンインとなりました。

砂地味ウミウシの中でも位の高いウミウシ。

ヤミヨキセワタ
タソガレキセワタ

いや、正直どっちか分からないのです。
たぶんヤミヨキセワタがほとんどではないかと・・・・・


そのスーパーウルトラレジェンドキングオブキングスジミウミウシ(笑)がいっぱい出ています。
また。

正確に言うと「いっぱい出せます。」
(笑)



P4200063.jpg

でもですね、いっぱい出たところで、地味すぎて喜ばれないんですよ・・・・・
実際。

^o^;


悲しいですが、ボクはこういう地味類がかなり好きで、完全に自己満足の世界でございまして、こればっかりやってたらガイド失格です。
(笑)

まっ、気になる方、こういうの好きという変わった方は、どうぞリクエストしてくださいね。

^o^;


あっ、ほんのすこーーし話題になった(笑)
ウズマキキセワタは見つけなくちゃ!!






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台風にヤラレテもう4日・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

台風ニヨッテ待機セラレシ

台風のせいで待機させられてしまいました。
4日間

この時期に???
という疑問しかない1号ですが、やはり地球規模で環境異変が起きているんでしょうか。



明日はご依頼もあり講習もあるので海へ出掛けますが、ウネリが落ちていることを願います。

荒れてのちのウミウシ状況がどうなのか、とても気になるところ。
経験的には「良くない」とキッパリ言えますが・・・・・

^o^;


頑張って探しましょう。




P2110049.jpg

そういえばこの子・・・・・マクロパス
スミレさん

もう全然出なくなりました。

どこかにはいるんだろうなーと思うのですが、普段潜水しないエリアにいてもしょうがないし、見つかるべくもない。


意識して見ていこうと思います。





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まぁ、同じなんだろうけど・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

オオアリモ
これが小さい個体の場合はミニアリモ

オシャレにそう呼んでいます。

と、それはいいとして、ずっと以前から時々見るオオアリモのニュータイプが上の写真
アムロやララァー、シャリアブルみたいな。


P4130156.jpg


P3260220.jpg


(笑)
アムロもララァーも、ましてやシャリアブルなんて今の人は知りません。
^o^;


オオアリモですが、通常は触角から見てやや後方の内臓嚢があるあたりの上部に白いコブ状の箇所があります。
(下の個体)
が、上の写真の個体にはありません。

上の写真の個体は触角がとても長い。
通常ver.(下)のオオアリモの触角は短めです。

顔の両サイドにあるラインも見比べると全く違います。


腹足も見てみましょう。
全体が黒い感じの通常タイプ(下)と比べて、上の写真のオオアリモは腹足周縁に黒い線があります。


結構違うんですよね。
なので、前々から撮ってて常に違和感たっぷり・・・・・

これ、今度見たらもっと隅々まで撮ろうー。


でも、DNAは所詮僅差だったりして。。。





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今年のビーチはゴマ率が高い・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

例年この時期のビーチはゴマ率が高いのですが、今年も高い。

例年よりも高いかな、なんて感じています。

みんなそこそこに大きくタヌキ化している個体ばかりですがね。

そこは結構個体差が大きいと思いますが。。。


昨日見たゴマのうちのひとつは30mm近くあり、それほどタヌキ化していませんでした。



P4130344.jpg
P4130354.jpg

タヌキ化と申しましたが、それは一般的にダイバーの間でそう呼ばれているのでありまして、実際の分類的用語ではありません。

目の周りに色がつき、その様相がタヌキのように見えるからです。

一番左の個体、これが30mmはあろうかというゴマなんですが、見ての通りタヌキ化していません。
白くてデカい、いや、体にやや色が着いている、そんな個体です。


真ん中と右の個体はザ・タヌキですね。
(笑)


彼らも小さな時は純粋に白ごま、黄ゴマだったと思われます。
これは誰も観察記録を持ちませんし、小さいのと大きいのとをそれぞれ採取してDNAをとらないと明確に同種とは言えませんが、まぁ、これに関してはほぼ疑いなく小さくて可愛いのがタヌキ化すると言ってもいいでしょう。

何故か・・・・・

登場時期です。


早いモノで初秋あたりから極小ゴマ(タヌキではない)が出ますが、冬まではタヌキ化していないモノしか見ません。
が、春が近づくと中間サイズのタヌキゴマを見かけるようになり、夏前にはそれら一色となるんですよねー。

どうも変身(笑)
しているようですよ。


^o^



ちなみに、絵合わせでの分類が主流だった頃は、これらタヌキゴマを通常のゴマと分けていた意見も多かったんです。






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ミズタマが出なくなって久しい・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

ここ数年ミズタマが出なくなりました。

何年になるかは覚えていませんが、一番最後の年に数多く見たのを記憶しています。

最後だからってたくさん出てくれた??


これを見るといつも思い出すんです。



P4120032.jpg

砂地に固着するこのヘロヘロをエサにしています。

へいぶ根なら結構あるんですよね。
時々これにセイロニクスが着いたりしますが、稀ですね。


以前はこのヘロヘロにミズタマが着いて卵も産みつけていました。

しかしここ数年、このヘロヘロは冬になるとアチコチに現れるのですが、ミズタマは全く見ません。

毎年期待して探してはいるんですがね・・・・・


もしかすると、今最も出て欲しいウミウシかもしれません。




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忙しすぎてブログの更新がなかなか・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

春になってやることがたくさん・・・・・
まん延防止が明けてから尚のことたくさん。

忙しいのは大変ありがたいことなので、噛みしめて味わっております。
(笑)

定期健診もそろそろ行かなきゃ。



今日、なんだかヘンテコなミドリアマモを見ました。

ミドリアマモ???
っていうレベルの個体。


これ



P4100090.jpg

ミル類に着くことが多いですが、時々シオグサ類にも着くミドリアマモ。

エサはある程度多岐に亘るようですが、緑藻類を摂餌して葉緑体を摂り込んで光合成にありつく・・・・・これは共通しています。
なので必ず緑藻類に着生します。

摂り込む・・・・・つまり緑藻類を摂るのですから、背側突起も緑色、体表も緑、まぁ、摂り込んだ葉緑体が体内を巡るから色がつくというニュアンスでいいです。


なのに、なんだろう、これ。
写真の個体。

ミドリアマモには時々こういう色素の抜けたやつがおります。
これがミドリアマモかどうかは今となっては分かりませんが、全体的な雰囲気だけならミドリアマモですね。



フォト派さま方は真剣に撮ってましたよー。


^o^





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神奈川県三浦半島の城ケ島と宮川湾でウミウシ探しを専門とするダイビングショップです

umiushihunters

Author:umiushihunters
神奈川県の三浦半島先端にあります城ケ島と宮川湾にて日々ウミウシ探しに邁進するダイビングショップのブログです。

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