黒いルンキナ、クロヒメウミウシ・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

真っ黒なルンキナがいるんです。
本当に真っ黒。

なので
黒ルンルンと呼んでいます。

正確にはMetaruncinaなので、ルンルンと呼ぶRuncinidaなどとは属が違うんですがね。

姿形が同様なので、まぁ、そこら辺は愛嬌なんです。
(笑)



P5300017.jpg

この類いの小ささと言ったら他のウミウシの追随を許さずといったところですが、黒ルンルンに至っては小ささと分かりにくさが備わっています。

水中でこの存在に気が付くには下地が大事。

春にフクロノリ上で見かけることがありますが、これは簡単な方でして、写真のようにタマミル上で見つかる場合もあるのですが、これはとても分かりにくい方です。

真っ黒なモノというのは得てして姿かたちの特徴や凹凸などが視界に入りづらく、人間の目にはそのものが捉えにくい。

つまり、これを知る者は認識できますが、知らない者にはナニコレ??としか映らないんですね。

そしてそれはカメラも同様でして、ストロボや強めのライトでも当たらない限り、黒ルンルンをしっかりと認識できないのです。

で、ボヤける・・・・・



カメラのフォーカスも人間の目も、基本的には対象物がしっかり見えてこそモノを捉えることが出来るので、そこに機械生身の違いはありません。






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なんだこりゃ・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

えっ??

ネコジタ??

って思われる個体。

ネコジタとサガミコネコはカラーバリエーションがかなりあるので、時々、いや、頻繁に迷う時があります。



P5280144.jpg

正中線の隆起線があるのでネコジタだろうと思いますが、しっくりこないなぁ・・・・・

^o^;


ボクはこういう地味系が結構好きです。

これらネコジタの類い、中でもネコジタは城ケ島では1年で冬と春しか出ないので、季節モノとしての側面があって絶対にスルー出来ません。

エサはカイメンですね。
カイメンをハスって食す状態を発見することが多いです。



さて、もうそろそろこの類いはでなくなるので、明日も行って見つけたら愛でるとします。





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今はレア種ですが昔はもっといた・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

ミサキヒメミノというホリミノ科の種がいますが、昔は春になると頻繁に見たモノですが、昨今はレア種となりました。

あ、ツノバネミノもそうですね。
同じだ。
思い出した。
探さないとーーー!!!

すっかりレア物となったこれらウミウシですが、環境の変化なんでしょうか・・・・・


と、それは置いといて、ミサキヒメミノの目がこんなところにありました。


写真



P4030050.jpg

これはボクも知らなかったんですが、触角の後方に付いてません??

黒い点がふたつ。

ミノウミウシって通常は前方か前方の左右かですが、ミサキヒメミノ属の種はこの位置にあるんでしょうかね??

ホリミノ科で言うと、イナバやタマガワは前方の左右にあり、触角後方ではありません。

この位置にあるとすると、目の働きについてはほぼないに等しいのだと思います。
上方しか見えないとすると、視界はかなり限定的ですし、敵を見ることもままなりません。

で、視覚よりも優先して働く何かがきっとあるんだろうなぁーという推測が湧いてきます。

が、それが何か分かるわけがない・・・・・

まっ、通常は触角と頭触手ですが、見た感じ普通です。



うーーーん。





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セトイロだけは何故かいる・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

城ヶ島ビーチはイロウミウシのバリエーションがあまりない。

アオ、シロ、サラサは無限にいるので、エサとなるカイメンはいくらでもあるのでしょうが、なぜかイロウミウシは少ない。

どうして入ってこないんだろう・・・・・

って、岩骨に近いので、岩骨の特徴にやや近い感じもします。

実際は全然違いますがね。



セトイロは毎年必ずビーチで数個体見つかる種。

今日一気に3個見つけました。
つい先日1個見たので、これで今年は4個目。

もうOVER?

だったりして (笑)



P5230073.jpg

2個がすぐ近くにいたので並べます。

当然並べます。
(笑)

片方の触角が未発達で不格好ですが、こうして見るとやはり可愛らしいですよね!!


あのエリアは色々なタイプのカイメンが被覆しているので、大抵あの辺で毎年見ます。

ちなみにビーチで見ることのあるイロウミウシ上科の類いは・・・・・

アオ
シロ
サラサ
コモン
ウスイロ
ジボガ
リュウモン
セトイロ

稀にキャラメル、サガミイロ、クリヤイロ

かな。
多くないです。


セトイロは触角が体地色と同系色なのでボヤけ安いです。
が、この優しい感じのするグレーってボクは好きです。





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アサグモキジビキガイ・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

数週間前に初めて発見してから今日で4個体目。

もう既にあの感動もないのですが、ボクはウミウシを科学的に観察しているので、今日で推察が確信になりました。

コシイノミと同じとして扱う図鑑もあったりしますが、アサグモキジビキガイが、あ、この個体があくまでアサグモキジビキガイとしての話ですが、コシイノミとは明らかに違いますね。

が、しかし、属は同じかも知れませんので、これは分析に出すことを有意義としましょう。



P5200286.jpg

パっと見はコシイノミガイやその紛らわしい仲間(笑)に似ていますが、実際のところ大きさがまるで違います。

この種を見たことがある方はそう思う筈です。

それとコシイノミガイには眼点が確認出来ませんが、アサグモキジビキガイにはハッキリとした眼点があるのが分かります。
まぁ、これはもしかすると大きいから見えるのかもですが。

螺肋のみが黒くなって破線状になるのはコシイノミと同様です。


割とすばやく砂に潜りますが、他の貝持ちと比べると遅い方かも知れません。



次はムラクモキジビキガイ出ないかなー




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珍しいフタイロミノが今年2個目・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

通算でも4回目となる珍しいミノウミウシです。

フタイロミノ

今年は2個体目です。
^o^


P5180134.jpg

このヒドロに着くんですよね。

他の場所は知りませんが、城ケ島ではこれです。

ご存じの方もおられるでしょうが、ネアカミノやアカエラspがよく着くヒドロです。



今日も岩骨を潜って思いましたが、もっと潜り込んでいくと色々といそうです。

時間の制約、ポイント選択のこともあり、1日でじっくりと見て回るのが厳しいのが難点でして、コツコツとやっていくしかありません。

ま、これまでと同様なんですがね。

お客様を案内するシーンでしっかり良い仕事が出来るように、日頃からチェックは欠かせません。

が、予算の問題がついて回ります。
(笑)



このフタイロミノ、しばらくアソコにいてくれるといいな。




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やっとイバラが出た・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

探して探して探していたイバラの類いがやっといました。

ザ・イバラ

です。

あ、もちろんシロイバラやムツイバラはたくさんいましたがね・・・・・
^o^;


この写真にあるようなタイプが「イバラ系」だと勝手に思い込んで探しています。
(笑)


P5150080.jpg

サメハダコケムシの類いを最近はよく見ますので、本来は今の時期結構見る筈ですが、今年は全然いません。

クロイバラ
アミメイバラ
シロキズイバラ
イバラ
セスジイバラ
その他(その他の類いは城ケ島では未だ確認なし・・・・・あ、南方の青いイバラは一度出たっけな)


ボクは個人的にイバラの類いは好きでして、ワーキャー騒がれる色鮮やかなイロウミウシとは違い、地味でトゲトゲしてて突起もたくさんある「可愛いじゃない系」代表みたいなトコが気に入ってます。


アミメ早く出ないかな・・・・・
シロキズさんも・・・・・

セスジイバラなんか出たら何年ぶりになるんだろう・・・・・




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オレンジのサガミミノ・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

今週はゴールデンウィーク後というのもあり、かなーりのんびりです。

ご依頼もほとんどなく、のんびりな朝を迎えて過ごしていましたが、週末はさすがに予約があるので頑張るぞー!!!と意気込んでみたモノの、大風予報・・・・・

海は大シケです。


残念過ぎる。



さて、へいぶ根では今でも手堅くサガミミノが見られるのですが、例の如くオレンジ色です。

とある場所のはピンク
あそこのはだいたいオレンジ色

どうしてそうなるかは不明ですが、考えられるのはエサです。



P5110103.jpg

あれ??
触角は??

と思って探してしまいますが、これは頭を突っ込んでいますよね!!

埋もれているハナゴケを食べているのでしょう。

八放サンゴの仲間です。
サガミミノはこれらソフトコーラルに属するモノを主に食べるようですよ。

見るとハナゴケがオレンジ色です。

だからでしょうかね・・・・・
^o^





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ホシアカリってどうなの??・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

ホシアカリミノはボクが知る限り小さいウミウシです。

ま、実際は個体差があって当たり前で、地域や環境(水温)などで成長速度などが変わりますので、大きい小さいは参考程度です。

が、体中に散らばる斑点の色はそこそこ重要かな、なんて。


この個体



P5070191.jpg

あくまでボクが知る限り・・・・・です。
^^;

ホシアカリの斑点って赤黒いんですよね。
それがこの写真の個体には黄色がかった茶色のような斑点しかないんです。

色温度的には赤系統なので、同系と言えなくもないですが。

写真の個体は10mm以上あります。
ホシアカリとしては大きいですね。


で・・・・・


ホシアカリは大きくなると斑点の色味が変わる??

それともそもそもこれはこういう別種??

なんていう推測が起こるのですが、触角や頭触手に若干弱い赤茶色の領域が不規則に個体差はありますが存在するので、それを踏まえると写真の個体はホシアカリなのかなーーと思います。

斑点の色の違いはちょっとした個体差でしょうね。


レオストゥレトゥスの仲間だと斑点がないか緑っぽいか
ですね。

^o^



あ、今日行ったらいなくなってました。





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やっと更新です・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

何をするにも時間が必要ですが、その時間がないという時間。

ワケがわかりませんが(笑)、
早朝から深夜まで仕事して帰って寝るだけ。
寝ないと次の日も早いからですね。

というゴールデンウィークが終わりました。


依頼があるってありがたいですよね。
本当に。

皆さま、大変誠にとてもとてもありがとうございました。
^o^



先日のブログでも書きましたが、このゴールデンウィーク中にスミレマツカサが出ました。
今年も見つけましたよ!!

大きいのと中くらいのを見つけたのですが、大きい個体の隣に極小がいるのを発見。

てか、見えた。
(笑)



P5080056.jpg

オレンジスズランのヒドロがここだけワサワサです。
驚くほどです。

で、大きい個体が着いているのですが、その横に色のまだ薄い極小が・・・・・

か、かわいいーーー
^o^


個人的に好きなウミウシ上位の種なので、お客様にも喜んで紹介するという・・・・・
喜ばれているかどうかは別として。

(笑)


しばらく見れますよー。





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神奈川県三浦半島の城ケ島と宮川湾でウミウシ探しを専門とするダイビングショップです

umiushihunters

Author:umiushihunters
神奈川県の三浦半島先端にあります城ケ島と宮川湾にて日々ウミウシ探しに邁進するダイビングショップのブログです。

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