マンリョウのチビのムシャムシャ・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

マンリョウのチビが食べるカイメン。

大きくなるとこのタイプじゃない筈で、もう少し体高のあるカイメンです。

もしくは食するカイメンが数種になるとか。


先日見つけたマンリョウのチビ2個体は、この被覆性の黄色いカイメンを食べていました。
がっつり

食痕も見えますね。
^-^



P7300058.jpg

海藻の裏や影に被覆するタイプなので、大きくなったマンリョウが食べる盛り上がるカイメンとは種が違うように思えます。

ウミウシが小さい時と大きい時でエサが変わるのはよくある話で、成長すると共に変化する歯舌に合わせた食性の変化もあって然るべくです。


今日は行く方向が真逆だったので確認出来ませんでしたが、次行ってもいそうな雰囲気ですね。

派手さはないですが通好みなウミウシです。

^o^





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やっと見つけた・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

ムラサキミノの類いで今年まだ見つけていなかった種。

ワインレッドのムラサキミノ


普通のムラサキミノ
第3のムラサキミノ

そしてワインレッドのムラサキミノ


これが一番好きかな。

色合いが好き。
単純な理由です。



P7280085.jpg

ムラサキミノを100個以上見つけても1個出会うか出会わないかという確率かと・・・・・

数えたことないですが
(笑)
感覚的にはそんな感じです。


触角が完全に白透明で、触角間の黄色い箇所はムラサキミノの黄色よりも薄く、背側突起はご覧のようにワインレッドです。

たがらワインレッドのムラサキミノ


やはりカイウミヒドラをホストにします。
環境的にはムラサキミノや第3のムラサキミノと同じですね。

^o^


今日は嬉しい日でした。





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水中で迷い、マグロ食べながらも迷う・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

うーーーん・・・・・

うーーーん・・・・・

ひたすら考えてしまう個体。

ハクセンミノウミウシモドキかなーと思うのですが、決定打的な顔の線が見えません。


頭部のオレンジ色の斑点
背側突起にオレンジ色の部分がない
(キリヒメには明瞭にある)



P7250500.jpg

上記した特徴をもつのでハクセンミノウミウシモドキだろうなー

ってか長いよ、名前

^o^;

普段は略してハクセンモドキにしています。

久しぶりでしたね。
2-3年ぶりかな。



地味ではあるんですが、地味なヤツにこそ見つける楽しさがあったりする。

それは「目立たない」から。

色鮮やかな個体は誰にだって見えますからねー
^-^





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ヒョウタンって夏も出たっけ・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

水中で
「えっ?コマユ?」
って思いました。

あれはもっと水温が低い時のはず・・・・・

はい、やっぱり違いますね。

ヒョウタンでした。

この2種はよく似ていますが、大きな違いは体表の赤色斑かなぁ。

って、この写真の個体では分かりにくいんですが。
^^;



P7230029.jpg

薄いんですよね。
その赤色斑が。

あるっちゃーある。

ないっちゃーない。

どっちやねん!!
(笑)


コマユは白いラメがいっぱいあるだけで赤色なるモノは皆無。

ヒョウタンには濃淡の差こそあれ、ある。

背側突起に関しては個体差があるので、この2種をそれで見分けるのは困難極まりないです。
中ほどがプックリ膨らむのも共通だし。



世界のウミウシを見ると夏には出てないのね。

ヒョウタンもコマユも。

夏季の投稿がないだけかもですがね。




明日もいっぱいウミウシいるといいな。





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変な貝が使えるんだなー・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

二枚貝の貝殻ですが、名前は調べないと分かりません。

しかし、殻の内側がバラツキのある紫色で、これは下地に良さそうだなと・・・・・
(かなり小さめな貝ですが)

一眼さんがストロボを強めに焚いて撮れば、の話。
^^;

ボクが持って入るのはTGなので関係ないのです。



P7180192.jpg

と言っても、被写体の選別が間違ってますがね。

このコトヒメ(現段階では)ですが、この白はストロボで大いに白トビします。

なので下地をキラキラさせることは、イコール反射も貰うと。
^o^;


他の個体を撮るべきでした。


オレンジや黄色の個体なんか映えそうです。
^-^



あ、このコトヒメですが、DNAの中のアミノ酸配列が3%ほど違うとかいうことを聞きました。

通常、タンパク質のアミノ酸配列は同種だとそれほど変わらない筈だそうで、3%はほぼ別種だそうです。
(ボクの理解が間違っていたらそもそもこの文章が虚です、汗)


まっ、姿かたちが本家のコトヒメとあまりにも違うのはそのせいか、ですよね。

どちらが本家か・・・・・ってのもありますが。
^-^;





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かなりの異常個体・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

遺伝子異常によって起こる奇形や発達異常ですが、ウミウシも生物である以上当然起こりうるものです。

とはいえ、これは・・・・・という奇形個体を見つけました。
驚きの度合いです。

ベースはセトイロで間違いないと思います。



P7180091.jpg

触角が画面右側にあるのが分かります。

体と頭部がいびつで90度右に傾いているように見えますね。

エリマキトカゲの襟に見えるものは、本来ウミウシの上部全面を覆う外套膜となる筈の部分ですが、襟のようにしか成長しなかったモノと思われます。

画面左に向かって伸びている体の部分は、本来は内臓嚢を含む腹足として外套膜の下にある部位であり、こちらは外套膜の未発達とは関係なく通常に成長したモノと思われます。

そしてその通常に成長した腹足の部位上面には、辛うじて外套膜の周縁の模様や柄、色が浮かび上がっています。

まるで外套膜の未発達を補うかのようですね。


二次鰓はしっかりと画面左、ウミウシの後方部分に存在しています。
このことから、腹足部位のみが大きくなったというより、外套膜のみが未発達になってしまった・・・・・このように考えることが出来ます。


面白いのは、サイズは10mmほどであることから、ここまで成長することが出来たという生命力、つまり、このような異常体であっても摂餌、排せつ、ガス交換が出来ているという点です。

画面中央、ウミウシにとっては個体の右側にあたる部分、ウミウシの側面に小さな突起も確認できます。
これは交接器でしょう。

交接も可能かも知れませんね。



言葉は悪いですが、人間より下等である自然界の生物たちの方がより生命力に溢れていますよね。


人間なんてたかが人間でした。
^o^;





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守ることもプロの仕事・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

薄紫のカスミがたくさんおりまして、今やアオウミウシを見せるより簡単
(笑)

なんてね。

それは言い過ぎとして、カスミ系にしても貝持ちにしてもキセワタにしても、砂地から探し出すという作業なので砂を多少なりいじることになります。

で、それをどのようにどの程度行うか、それが分かる人がプロです。

それを分からずに行うとプロとは言えません。


ボクはダイビングのインストラクターでその点ではプロですが、ただのダイビングインストラクターならいくらでもいまして、それにプラスしてウミウシのプロだと思って活動しています。

その時点で普通のインストラクターではありません。

なのでウミウシを探すときの作業は丁寧に、極力破壊的なことがないように行っております。


なので、薄紫のカスミが来年もたくさん見られると思いますよ!!
^o^



P7170082.jpg

この子は色の濃い個体でした。

まだ当分見れそうですね。
有難い。

ガイドする側としては大切な資源でもあります。

という気持ちも込めて丁寧に丁寧に・・・・・





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交接にちゃっかり写るのさ・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

イロウミウシが繁殖に精を出す夏。

アチコチで交接シーンを目にする夏。

アチコチで産卵シーンも目にする夏。


ところで・・・・・


写真にちゃっかり写り込む生き物がー


P7130001.jpg

ツツムシ

特等席で交接シーンを見てますね!!

んなワケあるかーーぃ
(笑)



今年の夏もフジイロが多いです。

カトちゃんも多いです。

夏には夏のウミウシがいます。

お隣で、「夏になるとウミウシって減るんですよねー」と平然とブリーフィングで言うガイドがいました。



知らぬが仏か無知の恥か





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薄紫のカスミ・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

城ヶ島ビーチにはどうしてこんなに薄紫のカスミがいるのだろう・・・・・

昔からいたのか近年からなのか、とにかく分からないことなので考えないことにします。
(笑)

いえいえ、ノーマークだったからですよ。
探すこともしなかった。

そういうことですね。
^o^;


まぁ、普通のカスミ、ハンミョウ、キホシカスミ、このあたりは昔から見ましたが、薄紫カスミはホント最近の種です。

とにかくこれは大変良い、大変ありがたいガイド資源なので、今後も大切にしていこうと思います。



P7110054.jpg

この日はカスミリクエストでした。

収穫は薄紫カスミ4個、ハンミョウ1個。

上出来です。

薄紫のカスミは最近では慣れてしまったせいか、出てもそんなに嬉しくありませんし、もっと言うと「ふーーん」ってなくらいです。

^o^


ダメダメ、そんなの。
(冷汗)





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貝持ちウミウシのハッチアウト・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

ビーチの貝持ちの卵塊がリクエストという玄人の世界。

ウミウシダイビングの中でも最上級のコアさかもです。
^o^;

でも好きです、こういうの。


で、採取した卵塊のうちハッチアウト寸前だったコシイノミの幼生写真が送られました。



received_3156076517993386.jpeg

顕微鏡写真をすぐに頂きました。
幼生ですが、これはプランクトン状態です。

学術的でいいですね。
貴重な写真です。



received_750230632889184.jpeg

いっぱいハッチアウトしたようです。

今回ハッキリしたのは、まだ白い卵塊とそうでないグレーのモノは同一ですが、グレーのモノはハッチアウト寸前で中身が出来上がったことによってそう見えるということです。


なるほど

^o^


今日は為になる一日でした。

朝川さん、どうもでした。





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神奈川県三浦半島の城ケ島と宮川湾でウミウシ探しを専門とするダイビングショップです

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Author:umiushihunters
神奈川県の三浦半島先端にあります城ケ島と宮川湾にて日々ウミウシ探しに邁進するダイビングショップのブログです。

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