ジミーズのナンバー1・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

ウミウシの中でも地味といえばこれ!!
みたいな地味ウシ。

地味業界の会長を勤めているウミウシ。

キング オブ ジミーズ
^o^v


センニン


もうね、名前からして地味です。
^o^;



P8300162.jpg

なんだろう・・・・・色味なんでしょうかね。

水底に溜まっている砂泥なのか何なのか分からない泥と同じ色なので、うっかりそこへ落とすとロスト100%です。
(笑)

つまり、水底にいても目立たないので、これが見つかる時は必ずと言っていいほどペシペシです。



センヒメの仲間なんですよねー

あのセンヒメ

ピンクだったり赤だったりする、あのオシャレ感たっぷりの子。

そのセンヒメと同じ属なのに、センにヒメじゃなくニンが付くと、エライこっちゃ、です。
(笑)




台風の強烈なやつが来ます。

強烈だそうです。

エライこっちゃです。

週末ダメかなぁ・・・・・

予報では遠いけど、ウネリは確実に来ますね。






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不明の個体は陸でラバー撮り・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

以前から、不明な個体は陸で丁寧に撮るようにしています。

と言いつつ、最近は時間の余裕がなくやっていなかったのを反省し、今日はラバー撮りしてきました。

とは言え、コンデジですので悪しからず。。。


世界のウミウシの木元さんに聞いたところ、「ゴマフビロード属」の何かになるのかなぁー
なんてお告げ。
お言葉。
^-^

はい、確かにその辺りの類いだとは思っているのですが・・・・・


さて、どこだろうか
^-^;




P8280285.jpg

真横カットですが、割と鮮明に特徴が撮れています。

惜しむらくはゴミがいっぱい・・・・・ってところ。
(笑)


触角の最先端が細くなりポチッとなるのはツヅレ科の一部に多いです。
Atagema
Discodoris
Thordisa
Jorunna
Rostanga


二次鰓が丸い円のように見えますが、これは各鰓がまとまっている状態であり、ひとつひとつは別々です。

そうすると、常に開いた状態の種が多いところのは違うみたいですね。

となると、
Jorunna
Atagema
Rostanga

・・・・・


ってことで。
(笑)


どうしよう、固定して出すかな・・・・・





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何年ぶりか分からないほどです・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

アワシマオトメがへいぶ根にいます。

この種は伊豆半島以南や相模湾西部など、温帯域で見られるオトメウミウシですが、城ケ島水域では何故か全然見ません。

それは「いない」というよりも「探せていない」と言った方が正しいのでしょうが、絶対数の多少も関係あるかも知れません。

同じように中型以上であるハナオトメやホソジマオトメに比べると少ないかな・・・・・という感はあります。

ホソジマオトメに関しては地域差があるかもですね。
ハナオトメは明らかにどこでも多いです。

そういえば今年はオセザキオトメもいたし、中型オトメに注目がちょっと集まった年ですね。


さて、今回見つかったアワシマオトメですが、ボクの記憶を整理すると、8年前に1度目撃して以来というのが分かりました。

その間も出現はしていたのでしょうが、ボクは見ていませんので、ボク的には8年ぶりなんですね!!

お久しぶり!!
いや、ようこそ!!
という感じです。

^o^



P8230054.jpg

今回のは中型です。
2日間潜ってまったく同じところにいたので、あれがホストなのかもですが、ヤギなのかヒドロなのかハッキリしません。

本体そのものはヤギのようですが、そこから出ている動く個虫のような部分はヒドロのようです。

オトメウミウシ類はトサカやヤギなど八放サンゴの類いを食すのですが、よく考えると、城ケ島のビーチでのみ見られるザ・オトメはそれらがないビーチで何を食べているのだろう・・・・・という疑問が湧いてきました。

あ、トゲトサカはあるな・・・・・どちらにせよ、これはあらためて要観察です。



えーーっと、アワシマオトメという城ヶ島水域ではレアなオトメについてでした。





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整ったシロイバラ・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

イバラの類いは昔から好きで、触角後方のヒダヒダがカッコいい。

触角です。
触覚ではありません。


シロイバラは真っ白で整った形のモノが多くなく、触角根元がくすんでいるモノ、体全体が白くないモノなどがおり、写真のような清潔感の高い個体は実は稀です。



P8230129.jpg

個体の向こう側にもうひとついます。
サイズは小さめのようですね。

シロイバラはよく数個体で集まっているのを目にします。
エサはハッキリとは言えませんが、ホンダワラコケムシは好きなようです。

チゴケムシにも着くのを見ます。



シロイバラは定番かも知れませんが、見つければスルーせずに紹介もしますし、僕自身も写真を撮ります。
冒頭にも書きましたが、ボクはイバラの類いが好きだからです。

シロイバラはよく二次鰓(肛門)にカイアシ類かな??
卵を産み付けられています。





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しばらくぶりのシラユキモドキ・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

以前ならシラユキモドキはたくさんいました。

が、ここ数年は減少??したのか、あまり見なくなったんですよね。

ウミウシには出現というか、繁殖反映(多く出る)の周期があると思っていて、それが正解だとすると、減少とか何とかいうのは杞憂かもしれませんが。


シラユキモドキという名前を冠するからにはシラユキなんだな・・・・・というのは大間違いで、白いということ以外はかなり違うと思います。



P8200074.jpg

属は同じなんですがね。

着くホストは全く違います。

カトちゃんやボブサン、コモンなど、ゴニオブランカスが好むカイメンを食べています。

シラユキは薄ピンクのカイメンを食べるんですが、いくらそこに置いても居場所を安定させません。
がしかし、シラユキモドキはずっとそこにいてくれます。
^^

食べ方も違い、シラユキは薄く削り取って食べるのに対し、シラユキモドキは掘り下げていくように食べます。

まっ、これはカイメンの特徴によるモノかも知れませんが。。。

薄ピンクのカイメンはあまり肉厚ではない分、横にどんどん被覆していくのに対し、ワインレッドの方は重厚な感じで成長しますしね。




お尻のボンボンが可愛いです。

シラユキにこれはない。

モドキと言われて久しいのですが、どう見ても君の勝ち。

^o^





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ビーチはこれがいっぱい・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

コトヒメなのかイバラなのか

イバラ属に近いかまでは同定していませんが、少なくともコトヒメとはかなり違うという結果が出ています。


このタイプ



P8160041.jpg

周縁部が黄色で正中線上の凸部も黄色いのがコトヒメ。
二次鰓は白。
写真のタイプは先端が黄色になります。

それだけでもコトヒメとこの写真のタイプは違うんですが、採取して検査した結果、アミノ酸配列が3%違うとか聞きました。
その差は大きいそうです。


もう少し両方を採取して再検査して頂きたいところです。

が、ザ・コトヒメって意外にいないんですよねぇーー
城ヶ島って。


このタイプはよくオオバンカイメンなどに着いていますが、即ちカイメン食かというと不明です。
表面に固着する何かを食べている可能性もあるんですよねー。

というのも、カイメンじゃなくヒドロ??コケムシ??に数個体が着くシーンも見るからなんです。

そこが肝。

ザ・コトヒメではそういったシーンがなく、オオパンカイメンや岩盤上で見つかることが多いんじゃないかな。

見つかる場所は同じでも、どこに着いてるか、が微妙に違うようです。
このことから「Ver.」ではないと思います。



また、これらが異種であるとしてここまで姿が似るからには、何らかの擬態関係にあると考えられます。

毒を持つ不味同士が似せる互恵関係か、無毒の片方が毒を持つ方に似せているか、それは分かりませんが、生息環境が同様である場合が多く、どちらかの擬態形態の可能性が大だと考えています。







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謎のコメツブ・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

ビーチでホジホジが夏の風物詩

ってワケではありませんが、ウソでもない。

夏場はビーチの砂地に注目しています。


8月に入ると貝を持つタイプのウミウシが減りますね。
カスミ系も減ります。
キセワタ類も同じ。

この辺は水温が高いのを嫌うのでしょうか、確実に数を減らします。


で、極小のコメツブを見つけました。

殻長で1mmです。



P8140113.jpg

殻長が1mmのウミウシに目がちゃんとあるという。

可愛いというより驚きです。

この個体は小さ過ぎて同定が難しいですよね。
コメツブはただでさえ難しいですが、貝殻の特徴が見てとれないほどの小ささです。


ゴルドンコメツブガイかなぁーと思う殻ですが、自信などどこにもないので、ログ付けでは「コメツブの仲間」としました。

はい、「何々の仲間」は逃げる時の便利なアイテム。
(笑)

便利なアイテムは使って得をしましょう。

^o^;





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ツノヒダミノがたくさん出現・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

ツノヒダミノは春から秋にかけてですね。

水温がもっとも低い時期ではないという認識です。

そんなツノヒダミノですが、ここんとこ多く見受けられます。

それもアソコに。

あのシチュエーションは毎年のことなんですが、やはり安定です。

一度着くとしばらくいるのでガイドとしては有難いアイテム。
観光資源
(笑)



P8110118.jpg

最近よく曇ります。

天気じゃないですよ。
カメラが。

一度曇るとクセになるアルアル・・・・・
^^;



ペシペシすると出る率も上がるし、とあるウミウシの卵を好んで食べるので、それをマークしておくと出会える確率がぐーーんと上がります。

やはり夏かな。





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ネンブロータ属・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

宮川湾で大きいサイズのクロスジリュウグウの仲間がいました。

ゲストさまが見つけて下さったんですが、撮りごろのいいサイズ。
(笑)

なんですが・・・・・

ホストがハッキリしません。


この子をどこに移せば正解なのか、それが分からずに仕方なく放置してきました。

もともと何てことない岩盤の陰にいたようです。


この属は小さい時はフサコケムシの仲間をホストにするのですが、どれくらいのサイズに成長すればホヤ食に変わるのか、それが全く分からない。



P8080194.jpg

小さい個体がフサコケムシに着くのは、時期が来るとよく見ます。

が、しばらくするといなくなるんですよね。

季節的要因でいなくなるのか、はたまた成長に伴う性質の変化によりそれまでのホストを離れるのか、後者は単純に「エサが変わる」ということに他なりません。



ネンブロータ属はタンブヤ属からの派生である・・・・・

これが正しければ、ネンブロータ属は幼少期、タンブヤ属と同じコケムシ食であり、やがて派生の所以とするホヤ食に変化することが進化的であれば、この論理は正しい。



これらを実証するには、繰り返しサイズの違う個体をどちらかに着けて実験するしかありません。



ちなみに、短い口触手が見てとれますね。
丸っこくなってるように見えますが、これでは触手と言えません。

退化しているようです。

代わりに触角が進化的な特徴をしています。





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今年の宮川湾・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

最近2度ほど宮川湾でのウミウシダイブが続いていますが、今年はここ数年と違うことがあります。

カジメが多い。

とても多いです。

いや、宮川湾はもともとカジメの多いエリアではあるんですが、今年はいつも以上に多いと実感します。

水温がいまだ低めだからだと思います。


ヒドロ類もまだ多く固着しておりまして、昨日確認しただけでも多くのホリミノ類が着いていました。
ただ、同定するには決定打のない個体ばかりで、大変悩ましいです。



P8080211.jpg

ザ・ホリミノとする向きもありますが、頭触手から体に向けて縦に入る2本の茶色っぽい線のみを同定のカギとするには弱い気もして、パっと見で分かる背側突起の形状は大変大きな差です。


背側突起の数が多くそれぞれが平滑のモノ
背側突起の数は少なくそれぞれが特徴的に膨らむ形状のモノ

このふたつのタイプをして同種とするのは無理があるかな・・・・・


そして写真の個体は後者の方です。

1mmちょい

2本の線があるようにも見えるし気のせいにも見えるし・・・・・
(笑)
ホリミノの何かとまでしか同定出来ませんでした。



あ、ヒドロを食べている最中のようですね。

こういう光景を写真に納めるのは貴重です。





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神奈川県三浦半島の城ケ島と宮川湾でウミウシ探しを専門とするダイビングショップです

umiushihunters

Author:umiushihunters
神奈川県の三浦半島先端にあります城ケ島と宮川湾にて日々ウミウシ探しに邁進するダイビングショップのブログです。

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