真っ白い雪ではない・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

シラユキウミウシ

真っ白ではありません。

オレンジの斑点があるし触角はオレンジ色だし、周縁部は黄色い。

つまり真っ白い雪ではありませんが、名付けられた1949年当時は他との比較も出来ない情報量でしたので、シラユキに見えていたんですね。



Verconiaの仲間のいくつかは、この画面にあるピンク色のカイメンを食べています。



P2280179.jpg

面白い写真ですね。
^-^

カイメンを食べ進めているため、食べ跡が掘られた道のようになっています。

自分の体がスッポリと埋まるほど食べたようで、体のサイズに比して食欲旺盛ですね!!

^o^



このカイメンを見るとアミメシラユキを思い出します。

アミメもこのピンク色のカイメンを食べるんですよねぇー。

また出ないかなー・・・・・
^^




てか、2月が終わるのかぁーーー

はやっ!!!






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謎キセワタですが赤キセワタかなー・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

フクロノリが最盛期を迎えていますが、稀にそこにはアカキセワタみたいな子がいます。

アカキセワタにはいくつかの色彩バージョンがありますが、フクロノリで見かける個体は赤でもオレンジでもありません。

そして超がつく極小です。

-o-


P2260140.jpg

2mmないですね。

メッチャ小さいです。

アカキセワタでこのようなサイズは知りません。

色がね・・・・・フクロノリにいるからこんな色???ってワケないですが、なぜみんなこういう色なんだろう
という疑問です。

フクロノリ地帯で見るアカキセワタのどれも赤でもオレンジでもない。

これは何故なんでしょうかね・・・・・
-o-


フクロノリに色を寄せているワケないしね。
(笑)


とにかく特徴がないんですよね。

特徴がないというのが特徴ってことはあります。

まっ、特徴がないから、取り敢えずアカキセワタに置いとくことにはなりそうですね。

^^;



時節柄、まだまだビーチネチネチが続きますよー
^o^



皆さまもご一緒に!!





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餃子だと思います・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

餃子と漢字で書いてはいけませんよね。
(笑)

下の写真の個体はギョウザウミウシでよいと思います。

極小ですが、まぁ、正しいでしょう。



P2200297.jpg

小さすぎて特徴が明瞭ではないですが、

触角の先端のみこげ茶
二次鰓が相当後方にある
体表周縁部に黒っぽい斑紋が並ぶ

薄いですがね。
(笑)


びっくりするくらい小さいです。

初めはヒラムシのメッチャちびかと思いましたねー。
^^;


砂地のミドロに絡まってました。

ミドロ類の草原では、時々絡みつくウミウシが見つかります。

絡みつき系ウミウシです。


んなジャンルないか(笑)



触角根元の黒い点が目なのかなぁぁぁー





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この時期特有の謎ドーリス・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

この時期のビーチで見つかる謎ドーリスが分からなくて困ります。

あ、同定が出来なくて困るんです。
^^;


ナニコレ・・・・・


P2200371.jpg

ツヅレの何かでしょうが、科まで落とせるかも自信ないという・・・・・

二次鰓手前の黒い斑紋が手掛かりかなー

そんなのいたっけ??




今年も、時間の許す限りビーチを攻略しましょう。





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とある問い合わせ・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

先日、とある映像会社から問い合わせがあり、海外のメディアがメリベの捕食シーンの映像を求めているとのこと。

この種のシーズンは夏なので、大きくなって数も増える頃がよいのではと話をしましたが、昨日小ぶりですが形の良い個体を見つけました。


これを使えないかな・・・・・



P2180182.jpg

頭巾と呼ばれる輪っかのような部分が口です。

これを投げ網のように前面に投げうって甲殻類などを捕食します。

頭巾を投げ乍ら移動する、いや、エサ探しをしながら移動中の個体も見たことがあります。

が、城ケ島では大抵の場合、物陰に隠れているか動かないでいるかのどちらかなんですよね。



取り敢えずこの個体に甲殻類を与えてみる動画でも撮るかー。
^^


アマチュアの映像なんかいらんて???
(笑)





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季節モノのアオボシミドリガイと草原について・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

この季節、水底にミドロ類のような藻が草原のようになっているのですが、それに着くことが多いアオボシミドリガイ。

日本のウミウシにはミル類に着くとありますが、そのケースもあれど、城ケ島水域ではミドロ類に着くことが圧倒的に多いです。

その様が草原の中にいるかのようで、画的にボクは好きです。


こんな感じ



P2150083.jpg

このミドロですが、緑色に見えますが褐藻類です。

それが証拠に、当初は緑色ですが時が経過するとだんだん茶色くなってきます。


ミドリガイなのでこの褐藻類を食べているかどうかは分かりませんが、ビーチの藻場にも多種多様なミドリガイがいるので、ぎこちなくも(好きではなくとも)食べている可能性はあります。

アオボシミドリガイがこの海藻に着いているのなら、口のあたりの観察もしっかりとしないと論じられないですよね。


ちゃんと見てみます。
^-^


この海藻があるのは水温が低い今の時期でして、5月くらいになるとほとんど見られなくなります。





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ビーチに増えてきたようです・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

毎年なんですが、この時期のビーチに増えてくるミノウミウシがいます。

コマユミノ

水温が低い頃に活躍する(笑)ミノウミウシです。

1ダイブで5個くらい見つかる種なので、嬉しいのは最初だけ。

^o^;


これ



P2120215.jpg

地味なんですがね。

着いてる海藻がまず地味ですし、フォト派さんは魅力を感じないのかもなぁ・・・・・なんて思いながらいつも紹介しています。
(笑)


大抵の個体が3-4mmで、種として小型の部類です。

ヒョウタンミノとよく似てるのですが、実物を前にすると同定は困難ではありません。

が、片方の種1個体だけ見ると迷うこともしばしば。


現場で見分けるポイントとしては

体表の白い細点の密度
背側突起の整然さ

ですかね。

白い細点の密度が低く、背側突起がバラバラでいびつ・・・・・これだとヒョウタンにしています。

実際、コマユは白っぽいミノウミウシに見えますが、ヒョウタンはラメラメに見えます。



そんな感じ。
^-^





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赤いルンキナの偽者・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

赤いルンキナは多くの方がご存じです。

赤ルンルンとか可愛く呼んでるアレです。

あの種には密度の差はあれど体表に白い点が無数に存在するのですが、稀にそれが一つとしてない個体がいます。

それがこれ。



P2100053.jpg

よく見ないと気が付かないレベルの差かもしれませんが、これが20-30個体に一つくらいの割合で見つかります。

並べてみましょう。




FB_IMG_1676068425334.jpg

上の個体には白い点があります。
いびつな白い点も含みます。

ゴミに見えるモノもありますね。
これは例にした写真があまり良くないようです。

実際にはもっと明瞭に白い点のある個体が存在します。

違う写真を載せましょう




P2050110.jpg

少し分かりやすいですね。

白い点が多く存在します。

この点が全くない個体の位置づけが曖昧でして、

世界のウミウシでは分けて掲載
日本のウミウシでは記載なし
1260図鑑でも記載なし(1の2は黒く細かい細点のようで別)


点があるないで種を分けるのが正しいかは分かりません。

正しい場合もあるし単なる個体差の場合もあります。

いずれにしても、多くの姿形が似通るか同一ではあるが、一つの明瞭な違いが存在するのは無視出来ません。

元々同一種であったモノが少しずつ進化変異していくのは、生物界における常識ですのでね。


ただ、この段階でこの2つを採取してDNAを取っても、果たしてどれほどの差があるのか・・・・・これはやってみなければ分かりません。



こういうのを少しずつでも解決していくのが、ウミウシハンターズとボクの仲間の仕事でもあります。

応援してちょ
^-^





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ベルグも出ました・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

超がつく極小ですがベルグも出ました。

もともとどれも小さい個体ではありますが、その中でも極めて小さい個体です。


写真



P2050075.jpg

不格好ではありますが可愛い。

眼がしっかりと認識できるウミウシです。

こんなに小さい個体にある眼なので更に小さいワケですが、これがちゃんと機能しているのだから不思議としか言えません。

と言っても明るさを認識する程度のようですが・・・・・

水中ライトを当てるとすぐに動き出すので、眼が機能しているのは間違いないでしょうーー。


^o^


アヤニシキがそれほど多くありません。

まだなの???
と言いたくなるところですが、水温はこれ以上下がらないので、環境としては生えそろってもよい時期な筈です。

タマゴバロニアも少ないしアヤニシキも少ないし、もう少しその成長を待ってみましょう。


潜るたびに何かしらの成果があるのが嬉しいですね。
^-^





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今年も出ましたあの新種・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

イケちゃんの新種

新ルンキナ

新ルンルン
ネオルンルン

どっちの呼び名がいいかな
(笑)


3年前かな、突然現れた時の感想は
「ルンキナにしちゃ変だな」
でした。

色彩変異などの可能性もあるためすぐに不明種(新種の可能性)とはしませんでしたが、その後複数個体見つけたので新種の扱いにしています。

それ以降、それなりの個体数を確認しています。



P2050091.jpg

一目瞭然で普通のルンキナと違います。

日本のウミウシ(中野)ではウズムシウミウシ属に名称を固定し、5種が掲載されています。
世界のウミウシでは写真の種を除き5種掲載されています。
1260図鑑(小野、加藤)では3種、あと不明な2種をルンキナ科の仲間(属のひとつ上)として掲載しています。


3つの媒体での違いはさておき、写真の種は上のどれにも掲載されておらず、世界のウミウシにだけボクが投稿したモノが載っています。

これは紙媒体ではないため反映が即なされたためであり、日本のウミウシや1260図鑑においても求められれば写真は提供します。

が、改訂増版されるかは分かりません。




この種は今年必ず採取して検体に出します。

DNAを採って頂き、同定を進めていきましょう。

^-^





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神奈川県三浦半島の城ケ島と宮川湾でウミウシ探しを専門とするダイビングショップです

umiushihunters

Author:umiushihunters
神奈川県の三浦半島先端にあります城ケ島と宮川湾にて日々ウミウシ探しに邁進するダイビングショップのブログです。

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