ドーリスの王様アオ・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

ドーリスの王様

アオウミウシ

って、日本固有種だから王様と呼ぶにはどうかな。
あっ、でも日本のウミウシの王様ならいいか。
^-^


アオウミウシは夏になると数を減らします。

水温の上昇とともに減る感じがします。

夏にアチコチで白い卵塊を産み死んでいくのですが、秋になると小さいアオがアチコチで見られるようになります。



P8310017.jpg

夏滅んで秋に現る

もちろんザックリと言っただけで個によっては夏を乗り越えたりもしますが、圧倒的多数の個体がこのサイクルですね。


こういうところからも季節を感じるモノですよー。
^o^




さぁ、8月も終わり

9月になっても日中はアホみたいに暑い日が続きます。

ホンマにアホみたいに・・・・・
^-^;





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たまにはウミウシ以外・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

先日、ウミウシ探しをしていて偶然見つけたカイカムリ。

後日またその子にほぼ同じ場所で出会いました。

同じ子です。
間違いなく。

だって、被ってるカイメン見りゃ一発で分かるモノーーー!!
^o^



P8270281.jpg

まだ小さめですがね。

いやいや、相当小さいですな。
(笑)

これは何のカイメンかなーーー・・・・・

ムラサキカイメン
ジュズエダカリナ

このどちらかでしょ。



カイカムリはハサミでカイメンの中身をくり抜いて、足で掴みながら被って移動しています。

笑っちゃう生態ですよね。
^-^


ジュズエダカリナにもそろそろアオサメハダが着くころですなー。






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マツカサの仲間・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

黒ガヤを見ていたらマツカサの仲間が着いていました。

ウミシバ
ウミヒノキ

この類いに着くモノとばかり思っていましたが、いやはや、分からん。
^-^;



P8270263.jpg

こんな感じのマツカサが結構出る頃です。

コガネマツカサでもなくマツカサでもなく、フサマツカサでもない・・・・・

ダレですか、アナタ???
とずーっと思っている種です。


黒ガヤに着いている時点で謎ですね。
^^;

これらも数個体取った方がいいのかな。
サーシャさんが、怪しいモノはなんでも届けてと言うので。


フサマツカサも確か cf. だったような。

つまり要精査対象なんです。


分類がどんどん進むように協力していきましょうね!!
^o^





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やっと見っけたタマミル・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

去年はひとつも見つけられず、今年もダメかなーーと諦めていた矢先、

ぽつーーーん

と、1個だけいました。

タマミルウミウシ

探せば大きいのが他にもいるんだとは思っています。
が、あれだけ広い中から見つけ出すのは容易ではありません。


やや小さめ
透明感あり



P8230142.jpg

ボクの好きなウミウシ上位にきます。

そんな位置づけ
^-^

ホストのフサイワヅタはかなりヘロヘロです。
水温が上がればそりゃそうなんですが、マークしていたフサイワヅタたちが綺麗サッパリ無くなってたんですよねー。

大きいのも含めて寄ってたかって喰った???
と睨んでいます。

他の場所のフサイワヅタがまだ元気に生えているのですが、とすると水温で枯れた???という推測は成り立たないですしね。

-o-

うーーーん


大きめのも探そう。

^o^/





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また見失ったモモガオ・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

またまた見失うというオチ・・・・・

あっ、お客様方にはお見せは出来ましたが。

この種は可能ならあと3個体は取りたいのですが、どうしても写真を撮り終えたであろうタイミングで行くといなくなってます。

ウミウシなので動いて隠れるなんてのは当たり前で、最後までボクが目で追いながら写真を撮って頂くしかないですね、こりゃ。
^-^;

まっ、また会うでしょう。
^^/



以前この種はCratena(ハクセン属)に置いていましたが、DNAのデータによりTrinchesia(フジエラ属)へと移行したのでした。

しかしながら未記載種なので、キチンとした結果を出すためにあと数個体、まぁー3個体は必要かな。

と思います。


あっ、これです。




P8220086.jpg

写真も載せずダラダラと書いてしまいました。
(笑)


モモガオミノと名付けて随分経ちましたが、これを精査して論文を書いて欲しいので、サーシャさんに届けなければいけません。
彼は日本語に因む学名をつけるのが好きなようで、

モモガオミノと呼んでいますよと告げたら、
Momogao
というワードにかなり喰い付いていました。
(笑)

Trinchesia momogaoi

ってしそうな気がします。
(笑)


いずれにしても、彼が日本にいるうちに少しでも多くの結果、結論が出るように協力していきます。



それにしても、この種のロストがこれで3回連続となりました。

なんでやねん!!!
ToT






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アカイコがいました・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

ホリミノ属の未記載種

アカイコミノがいました。

未記載種なので、そもそもホリミノ属かどうかも不明なんですがね。

プクプクさんと呼んでるオレンジ色の種と姉妹の如く似ています。


毎年この時期から出始めるので毎回探していたのですが、今日ゲストさんがサクッと見つけてらしたんです。
(笑)

ボクの目は節穴です。
^o^;



P8190068.jpg

晩夏初秋の名物

アカイコミノ

真冬までは出没するんですが、数は少ないです。

貴重な子です。

これも本心では精査に出したいんですが、お客様にもお見せしたいので、もう少し数が多くなったら数個体取りたいと思っています。








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ワシャワシャガブガブ・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

生き物なんだから、そりぁー食べるさ。

喰うさ
^o^

当たり前なんですが。
(笑)


コノハミドリガイは2-3年前の大発見で一躍有名になりました。

胴体を自切しても頭部のみで生きて胴体を再生までするというやつ。

心臓がなくてもだそうで、超生命体です。



と、そんな驚きの事実を我々に知らしめたのもどこ吹く風、

「知るか、そんなん」

とでも言っていそうな感じで、ムシャムシャ食べています。




P8180134.jpg

イワヅタの仲間だと思うのですが、マユハキやイトゲノマユハキに近い種の緑藻だと思います。

また、シオグサ類の仲間にもよく着いています。

これらは外見からでは違いがよく分からないのですが、コノハミドリガイはよくそれらに着いています。

これらに着くのは他に、ツマグロモやミドリアマモ、サミドリモがいますが、アズキウミウシも着くことがあります。

多くの嚢舌類種のエサのようですよ。

フワフワしてるから美味しいのでしょうか・・・・・
^o^;



凄い生命体、超生命体とはいえ、ワシャワシャガブガブモリモリと食べるんです。

当たり前なんですが。
^-^;



コノハミドリガイ、これからのビーチで増えてきます。






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やっと台風が過ぎて・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

台風6号で8月上旬をやられ
台風7号でお盆をやられ

本日16日から始動かなぁーと思いきや、様子をみたいとのことでゲスト様は延期なさいました。

もっと良い海況でリベンジですね。
^^


さて、久々の海でも見てくるとしますか。

宮川湾はボートは出せるとのことですが、今日は城ケ島のビーチの様子見と、明日のために沖の様子を見ておきたいので、城ケ島で調査ダイブをします。




Collage_2023-06-23_00_22_51.jpg


ヒョウモンキセワタ
モンガラキセワタ

2つの名前がありまして、日本のウミウシですと、上の個体がヒョウモン、下の個体がモンガラとなります。

世界のウミウシは全てモンガラ
1260図鑑は下の個体のみ掲載でモンガラ

としています。

学名の Orca はシャチの学名で、模様からそれを充てたようですが、上の写真の個体のパターンは黒い部分が斑点の集合です。

下の個体のそれは一体となった黒い紋様で、上と下では一見してその違いが明白ですね。


この2個体は生息環境が同一です。
サイズは下の方がいつもやや小さめです。

小さいからそうなのか、大きくなると上のようになるのか、それは精査しないと分かりません。

過去にノルウェーの学者さんに数個体提供しましたが、あれは確か上のヒョウモン柄のみだった気がします。


下の個体の方が圧倒的に少ないのですが、見つけ次第採取して、双方とも精査してハッキリさせたいと思います。


と言いつつ、いつも採取し忘れるんですよね・・・・・
(笑)






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この子はだれ???・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

この子は誰???

ダレなんでしょうね・・・・・

まずは写真



PA160167.jpg

あっ、ウミウシのことじゃありません。

これがマダラだってことはボクにも分かっています。
(笑)

で、何が分からないかというと、体の中央に陣取っているナニか。

黄色い物体

寄生虫???

ウミウシに寄生するのって、カイアシ類だったりウズムシ類だったりしますが、この物体はそのどちらとも似ても似つかない様子をしています。


カイアシ類は海に非常に多く生息する甲殻類のことで、動物プランクトンと言った方が馴染みがあります。

ウズムシはびろーーーんと長い紐みたいな生き物。
まっ、紐とは限らず、ルンキナみたいな見た目のもいますがね。

カイアシ類の場合、尾部側ないし卵塊を外に出しているので、このような塊みたいな物体ではありません。
そもそも甲殻類には見えない。。。

ウズムシ類とはハッキリ言って違います。


何だこれ・・・・・

実は過去に一度、これと同じようなモノでややピンク色の物体が、ホウズキフシエラガイの体の中央部から食い込んでいたのを見たことがあります。

その時のホウズキフシエラガイも虫の息というか、体を硬直させて半死状態でしたが、この写真のマダラも半死に近い状態でした。


んんんんんん・・・・・・

寄生虫に詳しい人に教えを請いたい。

是非





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ずっと思っていた通りでした・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

この2種が違う種であったこと。

まずは写真ですね。



Collage_2023-08-01_08_13_45.jpg

左がザラカイメンに着くタイプ

右がワタトリカイメンに着くタイプ

これまで、いや、現状ですと、どちらもシロサメハダにしていますが、ずっと以前からこの2種は違うと言い続けてきました。

質感がまるで違うんです。


2種とも採取して精査して頂きました。

そしたらまるで違う種という結果に。

感じていた質感の違いも、表面を拡大すると全然違うんだとか。



右のワタトリカイメンに着くタイプは
Jorunna
だそうです。

左のモノが未記載種であろうという結果に。


ふむふむ

あとは左の未記載種が、シロサメハダという和名を付けた時の種なのかどうかです。

時々ですが、そこらへんの齟齬もありますのでね。



これは新種記載のために数個体採取して提供すべきです。

どうせなら右の種の方ももっと取ってハッキリさせたいです。







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神奈川県三浦半島の城ケ島と宮川湾でウミウシ探しを専門とするダイビングショップです

umiushihunters

Author:umiushihunters
神奈川県の三浦半島先端にあります城ケ島と宮川湾にて日々ウミウシ探しに邁進するダイビングショップのブログです。

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