スイートジェリーはおしゃれさん??・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

10月の2大台風の影響を濃く受けた城ケ島。

そんなこんなで今年はウミウシの苦労をしていますが、
昨日はコトヒメ発見のことを書いて、今日はスイートジェリーミドリガイを書きます。

同じ日に城ケ島へいぶ根で見つけました。

サイズは4mmほどの小さい個体。

これも夏以降見なくなった種でして、記憶をたどると10月は1個も見てません。


それも台風の影響なのかシーズン的な影響なのかそれは分かりませんが、
毎年秋にも欠かさず出てくれている種だという認識があるので、
前者の可能性もあるのかなと。。。


この種は日本全国どこにでもいます。
レア度など微塵もありません (笑)

しかし個体差がとても大きい種でして、側足の色彩などはバリエーションがとても豊富です。

外套膜全体が青味がかったモノ
どう見ても灰色のモノ
ごく稀に紫色のモノもいます


触角先端のオレンジ色部分の違いで見分けることもありますが、
それだけでは同定するに決定的とならないヨゾラミドリガイとの差など、
意外にややこしい種です。



PB170011.jpg

写真の個体は灰色で、綺麗な部類ではありません。 
^o^;

この差が地域差なのかといえばそうではなく、
城ケ島においても写真のような灰色のモノ、
青味がかった個体、その中間、

いろいろと出ています。

つまりアオウミウシの模様の如く単なる個体差であって、
遺伝子レベルで操作、作用されるほどのことではないのであろうと。。。

あと考えられるのは食性の作用ですが、エサとなる海藻の影響であれば
それこそ海藻には大きな地域差があるので、この種も当然大きく影響を受ける筈であります。


となると、単なる個体差・・・・・
プランクトン状態から変体するにあたって、

「君は灰色、ボクはアオ・・・・・オタクは、えーーっと・・・・・より白っぽく・・・・・」

なんて、気まぐれのように染まっていくのでしょうかねー。
(笑)



個体差と隠蔽種の可能性を混同しないようにして下さいネー




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神奈川県三浦半島の城ケ島と宮川湾でウミウシ探しを専門とするダイビングショップです

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神奈川県の三浦半島先端にあります城ケ島と宮川湾にて日々ウミウシ探しに邁進するダイビングショップのブログです。

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