嚢舌目がもっとも発展的とな・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

新しい1260図鑑だと、
これまで本の前の方に掲載されていた頭楯目や嚢舌目が後に掲載されています。

魚図鑑も大体そうですが、前から後にいくにつれて前進的、進化的です。


頭楯目の貝持ちなどはオオシイノミガイ準綱に姿は似ているようですが、
分子系統樹で見ると明らかに遠いというのが何年も前に明らかになりましたね。

特殊器官も持っていて、触角という外的要因によって失う恐れのある感覚器は持たず、
右側頭部にハンコック器官なる内蔵された感覚器を持っています。


嚢舌目の多くは摂餌行為から摂取した葉緑体を体表面に溜め込み、
光合成をさせてその養分をエネルギーとします。

この取り込んだ葉緑体はどうも永遠ではないようで、
一定の時間、期間で失われてしまうようです。

そのため、次から次へと摂餌摂取しないとダメなようですよ。

稀に白い、若しくは極端に薄い緑のコノハミドリガイを見ますが、
これは葉緑体を失った状態なのか変異なのかは分かりませんが、
前者の可能性大だと思っています。



P8060017.jpg

コノハミドリガイ

シオグサ類??に着くことが多いように思います。
でなければ、写真のように褐藻類にいることも。

緑藻食ではありますが、ミル類やノリ類に着いてるのを見た事はないです。

ミル類ならひょっとするとエサの対象かも知れませんが。



この時期、いや、今年はこのコノハミドリガイすら数を減らしています。




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神奈川県の三浦半島先端にあります城ケ島と宮川湾にて日々ウミウシ探しに邁進するダイビングショップのブログです。

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