モンガラとヒョウモン・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

モンガラキセワタというのがいます。

下の写真がそうですが、年を通してわりと多い普通種です。

が、2種類いるんですよねー
というか、数年前に2種に分けたようです。



PB210157.jpg

分けたといっても和名上の区別でして、精査した分類上のことではありません。

その見た目から一応分けておく、みたいな。



モンガラキセワタは黒い紋様が頭から尾にかけて横縞のように3帯あります。

この特徴と比して違う感じに見えるのが下のヒョウモンキセワタ




P9180054.jpg

ヒョウモンキセワタの方は、よく見ると黒いドットの集合体によって黒い帯が形成されているようです。



この違いはなるほどと思うのですが、実際にはモンガラキセワタは小さい個体が多く、ヒョウモンキセワタはモンガラよりも全然大きいという違いもあるんですよね。

とすると、
「小さいうちは黒い帯が一体となって見えるけど、大きくなると帯が伸びてドットの集合体であったのが分かるようになる」

なんて仮説も立つ。
^^;



ヒョウモンは数個体を中野先生を通じノルウェーの頭楯目の専門家さんに提供しましたが、DNAを取って差異を取り敢えず調べるなら、それぞれを採取していつものあの方に渡そう。

でも、モンガラの方はとても少ないんですよね・・・・・

^^;





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ピンクのチゴミノ・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

大荒れ後のウミウシ探し・・・・・

とんでもない悪状況の中、ゲストさんはよく頑張って下さいました。
^-^;

と言っても、どこへ向かっても揺られ振られるので、こうなると固着してる系しかお見せ出来ませんね。

なので石めくりです。




PB190180.jpg

そこそこ見つけましたが、昨日注目したのはコレ。

ピンクのチゴミノ

チゴミノ自体は珍しくもないし、ピンクだからといって心躍るワケでもないのですが、いや、結構踊りましたが(笑)、不明な卵塊に着いていました。

なんだろう・・・・・このタマゴ
0-0

ウミウシの卵ではない。
このように広範囲にベチャーーっと産むウミウシは多くありません。

何の規則性もなく産むのにムラサキミノやオカダがいますが、明らかに違いますね。


巻貝の類いがよくこのように「面」に卵塊を産みつけています。

おそらくその内の何かが産み付けた卵を喰っているのだと思います。

いや、思うじゃなくてそうです。
^o^






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前回のブログに続いて・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

クロスジリュウグウの仲間

通称、オレンジのクロスジsp.と呼んでいます。

座間味の小野センセーはトサカリュウグウの成長過程を定点観測した経験がおありだそうで、これをトサカとしていますが、この写真の個体がそうなのかは断定できないので留保です。


写真


PB160088.jpg

まず、トサカリュウグウがそれほどの個体数なのかが不明でして。

というのも、この写真の種は昔から今の時期は伊豆でも三浦でもアチコチで散見される種でして、トサカリュウグウは南方種で且つ彼の地においてもそこまで多くは目撃しないことを考えると、幼少個体がこれほど多く温帯域でも北よりのエリアで散見されるのが考えにくいという理由からです。


二次鰓が緑色っぽいのと青っぽいのといて、それは関係あるのかな・・・・・と疑問はあります。

ライトの加減でなる可能性ありですが。
これは水の色である青とライトの基本色である黄色系が重なって緑に写る瞬間がある、と考えられるからです。

これはそのような個体をストロボ(白色系)で同じように撮れば解決できます。


なので、この疑問は緑っぽい個体を採取しなければなりません。



で、この写真の種はオレンジのクロスジsp.としておくのです。

トサカリュウグウは塩基配列データがあるようなので、じゃ、採取してDNA取れって話??
(笑)







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過去イチですね・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

これまで見つけてきた中で一番の小ささ。

クロスジリュウグウの超ちび
1mm

いや、あれは1mmないぞ。
(笑)


昨日は葉山を拠点に活動するライさんが来られたので、壁攻めがいいのかなーと思い、時期的にもフサコケムシを見ていくのが良いと考えてのルート取り。

やはりいました。



PB160093.jpg

肉眼で見える(見えないかも、笑)ようになってまだ日が浅い個体ですね。

コミドリを除き、これらリュウグウの類いは成長スピードが速いので、1mmない個体を見つけるチャンスがないと思います。

この個体も来週にはもっと見やすいサイズに成長していますのでね。


^^


昨日はオレンジのsp.も見ました。

クロスジリュウグウ属の仲間のやつ。

トサカリュウグウかどうかまでは分かりませんが、この時季の定番の種ですね。
^o^


今年は秋のリュウグウフェスティバルと呼べるほどにリュウグウが出るかな・・・・・

コミドリすらまだ少ない。

というか、写真のような成長途中の若いフサコケムシの仲間自体、いまだ生えそろった感が全くないです。

増えてる段階ですがね。








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まだ小さいリュウモン・・・・・ウミウシならウミウシハンターズへ

この日一番の出物だと思っています。

小さいリュウモン

リュウモンって減りましたよね。
ホント見なくなった。

んで、そこへきてチビバージョンとなると滅多に見られない。

きっと年に1個も見られない。

という生態環境の変化を感じる昨今です。



PB130231.jpg

まだ4mmです。

柄がスカスカというか、柄がガラガラと書くとオヤジ臭が漂うのでやめときます。
(笑)

FBには書いたけど。
^o^;



他のドーリスのチビもたくさんいて、こういう系が散見された1日でした。

「秋深し」

を感じる水中です。





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神奈川県三浦半島の城ケ島と宮川湾でウミウシ探しを専門とするダイビングショップです

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Author:umiushihunters
神奈川県の三浦半島先端にあります城ケ島と宮川湾にて日々ウミウシ探しに邁進するダイビングショップのブログです。

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